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ワールドガイド

エリュシオン地方

text:砂原かける

エリュシオン帝国は、軍事的にも政治的にも、パラミタ最強の国家です。
神の数も桁違いに多く、ドラゴンに騎乗する龍騎士はわずかな例外を除けば、ほぼすべてが神です。
それら龍騎士や、ワイバーンに乗る従龍騎士からなる龍騎士団を保有し、その軍事力の強大さ故に、他国から「軍事帝国」の二つ名で称される事もあります。
歴史的にも、その軍事力を背景に他国に圧力をかけた事は多々あり、各国から恐れられています。

また古くから魔法研究が盛んで、人々の生活を豊かにする魔法から禁呪に相当する恐ろしい呪術まで、幅広く研究されています。
広範な魔法文明の恩恵を受け、一般市民の生活レベルの豊かさはパラミタ一でしょう。

龍騎士を輩出するエリュシオン人の祖先は、龍神族です。
龍神族はマホロバの鬼などと同じ先住種族ですが、やはり同じように、ほぼ絶滅状態にあります。
また、エリュシオンには龍神族とは別の、龍の血を引くとされる種族も住んでいましたが、やはり現在ではほとんど生き残っていません。

最近ではドラゴンやワイバーンの個体数も減っている為、イコンやその操縦者として契約者への関心も高まっています。

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エリュシオンの地理

パラミタ大陸の中央に広がり、大陸最大の面積を有しています。
その為、コンロン、カナン、シボラ、ティル・ナ・ノーグと国境を接しています。

広大な国土には、さまざまな地形が見られます。豊かな平野や森、山岳地帯だけでなく、北方には万年雪に覆われた氷雪地帯も広がっています。
またパラミタ内海に面しているだけでなく、大きな船が通れる大河も複数あり、エリュシオン国内各地や他国との海洋貿易も盛んです。
全般的にエリュシオンの国土は豊かで、峻険な高山地帯や氷雪地帯をのぞけば、他国でよく見かけられるような荒野は一部にしかありません。
平野部には麦やトウモロコシなどの穀倉地帯が広がり、牧畜や野菜、果樹の生産も盛んです。それら豊かな実りは帝国の繁栄を支えています。

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エリュシオンの国家神

エリュシオン帝国の国家神は、皇帝です。
歴代皇帝の多くは元々人間ですが、皇帝を選出する七人の選帝神(せんていしん)と世界樹ユグドラシルから皇帝として承認される事により、国家神に神化します。龍騎士などそもそも神であった場合も同様で国家神としてより大きな力を手に入れるのです。

選帝の人選は意見の食い違いが常で、帝国の歴史上、選帝神に選ばれた皇帝候補同士が派を競ったり、争った事が何度もありました。時には国を二分する戦いにまで発展した事もあり、帝国にとっては苦い記憶となっています。
しかし現在の皇帝アスコルドは、選帝神七人全員の意見が一致して誕生した初の皇帝です。
その為、アスコルドは他の皇帝と区別して「大帝」の尊称で呼ばれています。
アスコルド大帝はそれに慢心する事なく、帝国の為にあらゆる犠牲をいとわずに身を捧げています。その為、帝国臣民から深く尊敬され、帝国内での大帝の地位は揺るぎが無いものとなっています。

皇帝の他に、選帝神と龍騎士もエリュシオンの神です。
選帝神はユグドラシルをのぞく七つの地方をそれぞれ司り、龍騎士も多くは村や町の領主兼守り神として、帝国の民から信仰や尊敬を受けています。
こうした神々の多さが、エリュシオン帝国の強さや豊かさにつながっているのです。

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世界樹 ユグドラシル

樹高一万メートルになる、パラミタ大陸最大の世界樹です。
世界樹のネットワークであるコーラルネットワークの最高位にも位置しています。
幹の内部には巨大な円筒形の洞(うろ)があり、そこにエリュシオンの首都である巨大な街ユグドラシルがあります。
樹木内部は昼間ユグドラシルの力で輝いており、夜は光が弱くなる為、洞穴のように暗い場所ではありません。
さらに寒暖の差によって、世界樹内部の水分が霞のような雲も作ります。
そこが樹の中だとは、にわかには信じられないかもしれません。

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首都 帝都ユグドラシル

世界樹ユグドラシルの内部にある、世界樹と同じ名前の街ユグドラシルがエリュシオン帝国の首都です。
エリュシオン皇帝がおわす宮殿があり、帝国の政治の中心地である為、「帝都」と呼ばれています。

世界樹内部の中ほどに建造され、人工重力により幹の内壁を「下」として建築物が建てられています。
街中からは、遠い町並みが空に向かって伸びているのが見えます。
街の外から見れば、SFにあるスペースコロニーのように、円筒状に街が広がっているのが分かるでしょう。
もっとも形状が似ているだけで、ユグドラシルは飛んだり浮いたりはできません。

帝都の大きさはパラミタでも最大級で、人口も二百万人とやはりパラミタ最多です。街は魔法文明の粋を集めて造られており、市民は高度に文化的な生活を享受しています。
エリュシオン人自身も皆が豊かな魔法の才能を持っており、帝都での暮らしは地球先進国に勝るとも劣らない快適なものです。
人々が趣味や余暇に費やせる時間も多く、さまざまな芸術も発展しています。
街には世界樹ユグドラシルにより、明かりや新鮮な空気、さらには清浄な水や豊富な魔力が供給され、人々の豊かな生活を支えています。

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地方

帝都周辺の皇帝直轄領以外は、大きく七つの地方に分けられています。 それぞれの地方は各選帝神が治めています。

エリュシオン地方
皇帝直轄領
パラミタ最大の火山、オリンポス山の麓、世界樹ユグドラシルとその周辺です。
西にアルテミラ地方、東にオケアノス地方、南にペルム地方があります。
ジェルジンスク地方
北東部。オケアノス地方の北。政治犯収容所もある氷雪地帯です。
アルテミラ地方
北中部。選帝神アルテミスが治めています。
カンテミール地方
北西部。西はコンロンに面しています。
選帝神テレングト・カンテミールが治めていましたが、彼の死後、未だ正式な選定神は定まっていません。
浮遊要塞やイコンの開発・生産も行われており、その関係で古くからシャンバラ地方のヒラニプラとも繋がりの深い地域です。
オケアノス地方
北東部。ジェルジンスク地方の南。
帝国には珍しく荒地が多い為、大陸南周り航路での貿易が盛んです。
中継拠点としてマロホバなど外国との関わりを模索しています。
バージェス地方
南東部。南にシボラ、西にティル・ナ・ノーグに面しています。
多くの化石が見つかる地域です。選帝神ラミナ・クロスが治めています。
ペルム地方
中央部。一面を深い森に覆われています。
ミュケナイ地方
南部。南はシボラに面しています。内海に突き出した半島です。 選帝神イルダーナが治めています。
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