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【冬季ろくりんピック】情け無用! アイス騎馬ホッケー!

リアクション公開中!

【冬季ろくりんピック】情け無用! アイス騎馬ホッケー!

リアクション

「さて、試合も終盤! 現在13対12! 一点差まで縮まりましたが、時間が残りわずか。東シャンバラチームは追いつくことが出来るでしょうか!?」
「時間的に後、一回攻められる程度ネ。ここで防がれたラ、東シャンバラチームに勝機はないネ」
「最後まで熱い闘志を見せてくれ! ボンバー!」

「最後……、これで勝敗が決まるわけだね」
 北都の呟きに頷くモーベット。
「そうだな。こちらが一点入れればまだ延長戦があるが……」
 北都は少し考えた後、一人頷く。
「キーパーを頼むよ」
「……了解した」
 北都は、前を行く陽一達を追いかけた。

「ここで入れなきゃ……!」
「負けになるわけね!」
 陽一達はうまくパスを回し、素早く前へ。
「ここは止めます!」
「悪いが通すわけにはいかない!」
 前には、柚達の騎馬とカリバーンを先頭にした超重量級騎馬。
「悪いが立ち止まっている時間などない!」
「甘い!」
 陽一がパックを持ち強行突破をかけるが、カリバーン達によってゆく手を遮られてしまう。
「くっ……、任せた!」
「分かった!」
 パスを受けた由美子がその間に前へ。
「カリバーン!」
「任せろ!」
 ハーティオンの言葉にカリバーンがすぐさま聖剣形態へ。ハーティオンとマグナが上に乗り、機動形態にへチェンジしすぐさま追いかける。
「お願い!」
 後ろに迫るカリバーン達を確認した由美子はすぐさまフリーレへパス。
「通さない!」
「む……!」
 柚がすぐさま『氷術』でフリーレを拘束する。
「頼む!」
 フリーレがソラにパス。
「行かせません!」
 だが、ソラの前に優梨子。
「くっ! どないすれば……!」
「こっちだよ!」
 そこに現れたのは今までキーパーだった北都。
「任せたで!」
「やられましたね……!」
 予想外な相手の登場に全員の反応が遅れている。北都はそのままゴールへ。
「行きます!」
 そしてシュート。
「届いて……!」
 飛び込む優希。だが、届かずパックはゴールへ。
 ピーッ! それと同時に試合の終わりを告げるアラーム。
「決めたーっ! 最後の最後、北都選手がゴールを決めた! これで13対13の同点。これより延長戦の開始だぁ!」
「ふぅ、よかった……」
 北都は安堵のため息をついた。
「最後の最後でやるね。おかげで助かったよ」
「うむ、見事であった」
「これでなんとか同点ね!」
 そんな北都のところに四人が集まる。
「でも、もう通用しないかな。マークされるだろうし……。後は、なんとかして止めて勝つしかないね。もう一頑張りだ!」