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第2回新ジェイダス杯

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第2回新ジェイダス杯

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第9ターン

 
 
『さあ、第9ターンです。
 トップは、南鮪選手。ほとんどぶっちぎりです。
 
 2番手は、ジャジラッド・ボゴル選手。
 どうやら、トップグループ争いは、野獣チームが勝利したようです。
 
 3番手には、秋月葵選手が確実に順位を上げてトップに迫ってきています。
 
 4番手、イコナ・ユア・クックブック選手、ティー・ティー選手のリタイアを気にしたか。スピードを落として後ろを確認しているようです』
 
「ふふふふ、これでわたくしの勝利が確定しましたの。鉄心は一日召使いですわ。さあ、サラダ、もっと急ぐのですわ。このまま優勝まで目指しますわよ」
 リタイアしたティー・ティーのことなど一顧だにせず、イコナ・ユア・クックブックがサラダの首筋をペチペチと叩いてスピードアップを強要した。
 
『5番手は、ノーン・クリスタリア選手。猛スピードで追い上げていきます。
 
 対照的に、6番手のフォン・ユンツト著『無名祭祀書』選手、止まってしまいました。さすがに疲れたか?
 
 7番手は、ベアトリーチェ・アイブリンガー選手です。
 
 8番手の雪国ベア選手、華麗なドライブテクニックで散らばった機晶爆弾を回避していきます』
 
「御主人、気をつけろよ。俺様の通ってきた後を通ってくれば安全だぜ」
「言われなくったって、注意してますから大丈夫です!」
 雪国ベアに言われて、機晶爆弾エリアを目前に控えたソア・ウェンボリスが言い返した。
 
『9番手は、ソア・ウェンボリス選手、10番手は天城一輝選手、11番手は緋桜ケイ選手と続きます』
 
「少し無理がたたったか? だが、後半分だ。持ってくれよ」
 スピードが鈍くなったタイムウォーカーを気にしながら、緋桜ケイがつぶやいた。
 
『12番手のペルセポネ・エレウシス選手、スピードを上げました。やっとやる気を出したのか? 13番手のクリストファー・モーガン選手が負けない加速で追いかけます。
 
 ラストは、着実な走りを見せる御神楽舞花選手です』
 
 
    ★    ★    ★
 
 
『第9ターンを終わり、順位は小さな変動に留まっています。このまま、ゴールへとなだれ込んでいくのでしょうか。
 それでは、現在の順位です』
 
 
1番手 南鮪
2   ジャジラッド・ボゴル
3   秋月葵
4   イコナ・ユア・クックブック
5   ノーン・クリスタリア
6   フォン・ユンツト著『無名祭祀書』
7   ベアトリーチェ・アイブリンガー
8   雪国ベア
9   ソア・ウェンボリス
10  天城一輝
11  緋桜ケイ
12  ペルセポネ・エレウシス&ヘスティア・ウルカヌス
13  クリストファー・モーガン
14  御神楽舞花