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東西統一記念ロイヤルガード合コン

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東西統一記念ロイヤルガード合コン
東西統一記念ロイヤルガード合コン 東西統一記念ロイヤルガード合コン

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■□■2■□■ ホイップ

一方そのころ、ホイップ・ノーン(ほいっぷ・のーん)は。
5万G払って西ロイヤルガードになった、
エル・ウィンド(える・うぃんど)とダンスを踊っていたが。
「そうそう、プレゼントがあるんだ」
エルは、そっと、ホイップの手に指輪をはめる。
「エルさん……!」
ホイップが目を見張る。
「キミと出会ってから、1年半くらい経つかな。
1年半って一瞬で言えるけれど、いろんなことがあったよね。
借金を返済する為に、いろんなバイトしたり、
ホイップが石になってしまったり……あの時は本当に気が気じゃなかったよ。
皆の協力があって無事に助けることが出来たけどね……
その後、キミと恋人になれて本当に嬉しかった!
その後は、シャンバラが東西へ分裂、
戦争が始まってお互い忙しくなっちゃったからねぇ……ようやく落ち着いたけどさ」
エルの思い出話にうなずきながら聞いていたホイップだが。
「うん、私もエルさんと出会ったこの1年半、とっても幸せだった」
声を詰まらせながら言った。
そんなホイップの様子を見て、エルはいつも通りの明るさで言う。
「この指輪の意味はね、これからもずっとボクと一緒にいて欲しい……
うん、まぁ、ようするに結婚して欲しいってことだね!」
ホイップは息を飲む。
「ただ、落ち着くまでは婚約ってなるかもしれないけどね。
これからもさ、何か問題が起きたりしたら遠慮なく頼って欲しい。
もちろんボクは喜んで手伝う!
……指輪、受け取って貰えるかな」
真剣な表情のエルに、瞳を潤ませてホイップは言う。
「うん、もちろん! ……ありがとう!」
「喜んでもらえてうれしいよ!」
エルは、ホイップを抱きしめるとキスをする。

会場にいた者達は、ダンスを休んで、拍手を送った。

「きゃっ」
エルは、ホイップを抱きかかえると、そのままお持ち帰りした。

★☆★

(これで、お持ち帰りしたら、にゃんにゃんできるかな?)

★☆★

エルの家では。
「にゃんにゃーん」
猫耳をつけたホイップがいた。
「これもある意味にゃんにゃん?」
脱力するエルに、ホイップは猫耳をつける。
「ほら、エルさんも。にゃんにゃーん」
「にゃ、にゃんにゃーん」

こうして、夜は更けていくのであった。