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リアクション
■□■2■□■ 悪は許さん! 突撃、契約者!
いきなりエースパイロット(?)が撃墜されてしまったわけだが、
そこに、
【シャンバラ教導団中尉】松平 岩造(まつだいら・がんぞう)と
フェイト・シュタール(ふぇいと・しゅたーる)の駆る
龍皇飛閃が突っ込んで行く。
「【龍雷連隊】は、セレスティアーナ代王誘拐は断じて許さん!」
そう叫ぶ岩造の乗る
龍皇飛閃には、広告が大きく描かれていた。
シャンバラ教導団の所属部隊【龍雷連隊】、
このコミュ(部隊)は戦闘や冒険やテロや犯罪者の鎮圧などを主に活動し
生身の戦闘やイコンでの戦闘は両方共あり、
後方支援や情報活動等といった非戦闘行為の活動もあり、
戦闘、イコン、後方支援、情報活動何でもありな部隊です。入りたい人は参加大歓迎
現在、ニルヴァーナにおいて、
主にイレイザーや悪の鏖殺寺院との戦闘や“ギフト”を探したりする冒険等を活動中で、
イレイザーをやっつけてやりたい方、“ギフト”を探し出だす冒険したい方、どちらも参加大歓迎
教導団の大きな活動が本格的に再開したらこちらの方での活動も再開します
またコミュニティでの交流もやっています。
コミュニティの管理である私松平 岩造(まつだいら・がんぞう)は毎日いらっしゃいますので、
管理人である私と会話もちろんできます。
とにかく戦いたい、冒険したい、会話がしたい方、皆様の参加待っています。
*ただし鏖殺寺院の人にはもうしあげますが、コミュ(部隊)の入会を一切受け付けません。
そこに、天御柱学院の
鳴神 裁(なるかみ・さい)に憑依した
【龍雷連隊】メンバーの
奈落人物部 九十九(もののべ・つくも)が、龍皇飛閃を追っていく
九十九の憑依した裁と、
さらに裁に魔鎧として着用されたドール・ゴールド(どーる・ごーるど)は、
パワードスーツリトルシルフィードとして、
参戦している。
もう一人のパートナー、
メフォスト・フィレス(めふぉすと・ふぃれす)は、
パワードスーツ輸送車両アジュールユニオン移動拠点で、お留守番である。
キミはちゃんと栄養取ってるだろうか?
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蒼汁同盟(アジュールユニオン)
輸送車両にはそんな広告が描かれていた。
「たいちょー、前から思ってたけど、
龍雷て連隊規模じゃないよね?
てか、コマンド:突撃しかない隊長ってどうなのよ?」
九十九のツッコミに、
岩造が律儀に答える、
「これから連隊規模になればいいんだ!
あと、隊長が先陣を切らなくてどうする!」
岩造は、フェイトが照準を合わせたウィッチクラフトピストルを敵イーグリットに撃ったのち、
イコン用ナックルで、殴りつけようとする。
「だから、戦闘中の頻繁な武器の持ち換えは隙が大きいって言ってるでしょー!」
そう言いつつ、
九十九の支援射撃が像賊のイコンに放たれる。
しかし、連射したため、
龍皇飛閃のボディもかすめる。
「こら、わざと狙っただろう!?」
「気のせい、気のせい☆」
「うう、超人的肉体で支えてるからってこの機動は無茶すぎなのですよ??」
ドールがぼやく。
軽口を叩きながらも、
リトルシルフィードは、
ワープで移動しつつ、変幻自在に像賊に攻撃を繰り返す。
イコプラバトル愛好会では日々その戦術を研究しております。
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さぁ、キミも今日からイコプラバトラーだ!
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ワープして現れるたびに、
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「あ、あれは!」
「知っているんですかー、九十九?」
「我々の活躍を撮影している人たちがいるよ!」
上空では、
非不未予異無亡病 近遠(ひふみよいむなや・このとお)と
ユーリカ・アスゲージ(ゆーりか・あすげーじ)、
イグナ・スプリント(いぐな・すぷりんと)、
アルティア・シールアム(あるてぃあ・しーるあむ)が、
無理やり4人で乗り込んだ
E.L.A.E.N.A.I.が、
スタジオへの中継を行っていた。
「あの、やっぱり、イコンのコックピットに4人で乗るのは
無茶だった気もしますね……」
近遠がぼやく通り、コックピットの中はぎゅうぎゅう詰めで撮影どころではなかった。
「何言ってらっしゃいますの!
一度に大勢乗った方が有利になるのですわ!」
ユーリカが言い、
「我が見ているものがそのまま撮影されているのだ。
特に問題はないのだよ」
ヘッドマウントディスプレイを着けたイグナも言う。
「先ほどから、【龍雷連隊】の活躍もばっちり撮れているのだよ」
「はいはーい、現場のアルティアでございます。
こちらでは、イコンやパワードスーツの契約者と像賊の戦いが行われ……きゃあああああ!?」
「わー、やっぱり、操縦がうまくできないですよー!」
「ちょ、なんとかしないと流れ弾に当たってしまいますわよ!?」
「これでは撃墜シーンが撮影されてしまうのだよ」
「皆さん、お静かになさってください!
いくら皆さんの声は別に録音されているからと言って、もし、放送されてしまったらどうするのですか!」
近遠とユーリカとイグナの大騒ぎに、
アルティアが抗議するが。
全員の声がダダ漏れで放送されてしまっていた。
(何やってるんだ、現場は……)
スタジオのルファン・グルーガ(るふぁん・ぐるーが)と
長尾 顕景(ながお・あきかげ)、
ウォーレン・シュトロン(うぉーれん・しゅとろん)たちは、
現場のコメントしづらい状況に唖然としていた。
しかも、ルファンは別の理由でも大変困っていた。
というのも、
「元々綺麗な顔立ちなんだ。問題ないだろ? 何を躊躇う必要があるんだ」
などと顕景に迫られ、
助け舟を求めたウォーレンにも、
「わりぃルファン。男としての気持ちは分かるけど、長尾に逆らうのは無理だわ」
と、無理やり女装させられていたのである。
黒のドレス、黒のロングコート、黒のハイヒールブーツに黒の革手袋を着た、
顕景が、コメンテーターとして、
ルファンにコメントを求める。
「この状況についてどう思う?」
「……!!」
ルファンは、女装しているが、声を出したら男だとバレてしまう。
しかも、それが放送されており、
厳しい軍人の家系である、実家の家族に見られてしまう可能性があるのだ。
そのため、必死でスケッチブックへのペンでの記入とジェスチャーで解説していた。
「『ユニークな戦法ですが、きっとなんとかなると思います』か。なるほど」
顕景はニヤニヤ笑いを深める。
(こ、こいつ、後で覚えておれ!)
ルファンはそう思いつつ、ひきつった愛想笑いで、美人コメンテーターを演じるのだった。
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