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人形師×魂×古代兵器の三重奏~白兎は紅に染まる~

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人形師×魂×古代兵器の三重奏~白兎は紅に染まる~
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 26 Epilogue――惨劇から日常へ

 今日の天気は、気持ちの良い快晴だ。気温もこの時期にしては暖かい。こんなお出かけ日和に学校も仕事も休みとなれば、買い物に行こうか、という気にもなろうものである。
 穏やかに賑わう人々の間を、テレサ・ツリーベル(てれさ・つりーべる)ミア・ティンクル(みあ・てぃんくる)を連れた風祭 優斗(かざまつり・ゆうと)は、割とのんびりとした気持ちで歩いていた。
「大きなデパートだね、テレサお姉ちゃん!」
「そうですねミアちゃん、全部見て回るのには一日じゃ全然足りなさそうです」
 テレサとミアも機嫌が良さそうだし、平和を絵に描いたようなデパートの中で血を見ることなどないだろう。うっかり発言を彼女達が聞き咎める可能性は無きにしも非ずだが、新年に遭った巫女さんに浮気疑惑以降はつつがなく毎日を送れているし、大丈夫だろう。大丈夫な筈……だ。大丈夫であると信じたい。
 だって、世の中はこんなに平和なのだから。
 A棟の入口前には、パトカーと救急車がこれでもかという程に停まっている。それは日常に不釣合いな光景で、物々しさが全く無いといえば嘘になるのだが――
「……何かあったんでしょうか?」
 気になったのか、テレサが歩きながらそちらを見遣る。その時、すれ違った女子二人の話し声が耳に入った。
「何かー、A棟で小火があったらしいね。通報で救急車とかいっぱい来ちゃったんだって」
「小火? キッチンとかから?」
「そう。キッチンとかから」
 女子二人は、そんな事を言いつつ帰っていった。彼女達を目で追うと浮気疑惑をかけられてしまう。優斗が視線を前方に固定していると、ミアがテレサを見上げて言った。
「もう解決したみたいだよ、テレサお姉ちゃん」
「私達もお家で気をつけないといけませんね」
 そして、手を繋いで仲良くA棟に入っていく。どこからどうみても姉妹にしか見えない彼女達の様子と、事件ではなかったことにほっとしながら、優斗は思う。
(今年は平穏に過ごしたいですね……修羅場はもうこりごりですよ)
 彼女達が自分を兄として見てくれるようになるだけで、それは叶うのだ。
 その為にも、今日は二人を家族として大切に思っている姿勢を示さなければならない。
 不当な追求や制裁を避けるためのご機嫌とりとも言い換えられるが、兎にも角にも笑顔を浮かべて、優斗は言う。
「日頃の感謝を込めて、二人には何でも好きなものをそれぞれ一つ買ってプレゼントしますよ〜」
「えっ、何でも欲しいもの1つを買ってくれるのですか?」
「えっ、何でも欲しいもの1つを買ってくれるの?」
 テレサとミアは、嬉しそうな顔をして振り向いた。女の子らしいその素直な反応に、優斗は変わらぬ笑顔で答える。
「はい、約束です」
「本当ですね?」
「本当だね?」
 期待に満ちた眼差しを向けられても、慌てない。これだけ大きなデパートなら、確かに大抵のものは揃いそうだ。要求されたものが無くて困るということもないだろう。余裕をもって頷く。
「はい。……そうだ、ここで指切りしましょう」
「そこまでするなら、間違いありませんね」
「そこまでするなら、間違いないね!」
 テレサとミアは、順番に優斗と小指を絡めて嘘を吐いたら厳罰が下る旨を約束する。
 入り口のスチールラックにあったパンフレットを手に軽く一階を回り――地下一階は小火の後処理なのか店員が通行止めしていた――彼女達はエスカレーターに乗って階を進む。
「それで、二人は何を見て回るんですか?」
 上の方の階は連続してファッション系フロアになっているようで、おしゃれな洋服が並ぶ店が多かった。次に降りたフロアで優斗に聞かれ、「そうですね」「そうだな〜」とテレサ達はそれぞれに考える。幾つかの店の前を通った後に、二人は言った。
「私はウエディングドレスが欲しいです」
「僕はウエディングドレスが欲しいな」
「えっ!? ウエディングドレス?」
 休日のショッピングにしてはヘビー過ぎるリクエストに、優斗は頭を思い切り殴られたようなショックを受けた。
 これは、決して冗談ではない。
 テレサとミアは、冗談を言わない。
 まさか、こんな所にまで修羅場に続く落とし穴が潜んでいたとは。
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………」
 驚きすぎて完全に思考停止した優斗の前で、二人はにこにこと笑いながら更に続ける。
「優斗さんと私に今年必要になるものですから……良いものを一緒に選びましょうね?」
「お兄ちゃんと僕に今年必要になるものだから……良いものを一緒に選ぼうね?」
 その言葉から、充分どころか十二分な強制力を感じて彼は更に追い詰められた。目の前で好きな異性が求婚されれば普通止めようとするものだが、彼女達は互いに肩を並べあっていた。笑顔であるが故に、恐ろしさは倍増だ。
「ま、待ってください。いくら『何でも揃う』が売りのデパートでも、ウエディングドレスなんて……」
 パンフレットを開き、さすがに売っていないだろうと確認する。
(ある……!!)
 しかし、残念ながらこのデパートには存在した。いや、でも――
 フロアガイドのある一点に、優斗は救いを見た気がした。小さな文字で羅列されているデパート内の全店舗の名前。簡単な商品説明の中に他にも『ドレス』の文字がある。
「テレサ、ミア、B棟にパーティードレスを扱っているお店がありますよ。いいなあ、パーティードレス。憧れますよねえ……」
「優斗さん? 何でも一つプレゼントして頂けるのですよね?」
「優斗お兄ちゃん? 何でも一つプレゼントしてくれるんだよね?」
「……え、あの、テレサ、ミア……」
「嘘付いたら拳万の上、針千本飲むんですよ? 分かっていますよね?」
「嘘付いたら拳万の上、針千本飲むんだよ? 分かってるよね?」
「……………………」
 この二人に、誤魔化しは通用しなかった。
 何度も言うが、テレサとミアは、冗談は言わない。

              ⇔

 壊されていないシャッターも全て上がり、皆は惨劇の舞台から一階へと移ってきていた。今日は、地下二階と合わせて地下一階も終日営業停止が決まったようだ。店員や警察、清掃業者などが頻繁に出入りするからだろう。話によると、デパート側は兎の供養の為に寺の住職も呼ぶらしい。
 その中で、ピノはガルディアにごめんなさい! と謝っていた。今、思い返すととんでもない事をしてしまった。見知らぬ人に、大火傷を負わせるところだった。幸い(?)、ガルディアは機晶姫だったので大事には至らなかったが。
 二人の傍では、ラスがリンス達と合流して血がつきまくっている格好にツッコミを入れられていた。基本色が黒なので目立つ程ではないのだが、それでも分からないわけもない。何より、白系の服を着たファーシーもそこここに血をつけている。誤魔化すのは難しかった。結局、リンス達を見つけて声をかけた紺侍が事件があって巻き込まれて大変だったのだと正直に言ったので、誤魔化す必要もなくなったのだが。

「月夜、白花お疲れ様」
 そして、刀真は片方の手で月夜の頭を、もう片方の手で白花の頬を撫でていた。白花は、気持ち良さそうに目をつぶり、彼の手に頬を委ねている。
「疲れただろう? どこかでお茶にしよう」
「……もうっ、子供じゃないよ!」
 くすぐったそうにしつつ、言葉の割に嬉しそうに月夜は刀真の腕に抱きついた。白花も、彼女に続いて腕に抱きつく。
「二人共、どうしたんだ?」
 驚きながらの刀真の笑顔を見て、白花は思う。
(……ふふ、刀真さん、照れてますね)

 閉じ込められていた時よりも随分と弛緩した空気の中で、ファーシーは、治療スペースの防衛に尽力した一人一人にお礼を言ってまわっていた。彼等の、彼女達の力があったからこそ、重傷者達も避難者達も無事に地下二階を脱出する事が出来た。でなければ、ファーシー達は兎に襲われてきっと無事では済まなかっただろう。
「今日は本当にありがとう。おかげで助かったわ」
 そして、彼女は八神 誠一(やがみ・せいいち)にも声を掛けた。事情聴取など、面倒な事になる前に帰ろうとしていた誠一は、その声を聞いて振り返った。
「礼を言うなら、とある隻腕の人に言ってください。兄弟の知り合いじゃなかったら、多分見捨てて壁ぶち抜いてでも脱出してたでしょうから」
「え? とある隻腕……?」
 ファーシーはきょとん、として目を瞬かせた。分からないなら分からないでもいい、そう思って再び歩き出そうとしたところで、彼女の表情が「あ!」と輝く。一時は放校されていた彼の名前を出して、続けて言う。
「そっかー、兄弟がいたのね、知らなかったわ」
「…………」
 何だか、本当の兄弟だと思われたらしい。訂正はしなかったが、誠一の口元にはつい苦笑が浮かんだ。
「何とか終わりましたわね」
 肩の荷が降りた、というような笑顔を浮かべてエリシアが話しかけてきたのは、彼が帰って行った後だった。
「といっても、わたくしにはまだ買い物という用が残っているのですけど」
「買い物? あ、そうよね。皆、買い物に来てたんだもんね」
 かく言うファーシーも、今日は日用品を買いに来たのだ。レジに行く前に兎達が暴れだして、結局何も買えなかったけれど。
「何を買いに来たの?」
「出産祝いですわ。でも、どういった品にすればいいのか分からなくて……なかなか難しいものですわね」
 そうして、色々と見回っているうちに、地下二階の事件に遭遇したのだ。
「出産祝い……? ああ! 陽菜ちゃんのね」
 エリシアのパートナーの御神楽 陽太(みかぐら・ようた)、そしてその妻の御神楽 環菜(みかぐら・かんな)の間に娘、陽菜が生まれたのは2月1日の事だった。出産に備え、陽太達は病院の傍にあるから、という理由で一時的に空京に住居を構えていた。エリシアも、サポートのために現在はそちらに住んでいる。ファーシーも、空京に用がある際には何度か訪れ、陽菜と顔を合わせていた。
「それなら、そうねー……女の子だし、可愛いぬいぐるみとかがいいと思うわよ。生まれたばっかりの頃って、寂しくなっちゃうのかよく泣くのよね、夜に。うちは、それで結構夜泣きが減った気がするわ」
「……確かに夜泣きは減るかもしれませんね」
 最近、夜中に起こされた回数を思い返しながら、エリシアは言う。
「そうじゃなくても、飽きやすいからおもちゃは色々あった方がいいし。多くて困るってことは無いんじゃない?」
「なるほど……ありがとうございます。これで、バシッと社会常識のある所を見せつけることが出来ますわ」
 何だかすっきりとした嬉しそうな笑顔を浮かべて、エリシアは買い物客達の中に紛れていった。
「さて、お買い物再開であります!」
 デパートに来て間もなく事件に巻き込まれたスカサハも、元気に買い物をする気満々だった。クランとウアタハが破壊しまくった地下二階設備の請求に関しては、満月がクラヌに行くように手配した。それもあって、スカサハは笑顔一杯だった。
「ファーシー様、ラス様もいかがですか? 一緒に回りませんか?」
「え? これから?」
「まあ……この格好で帰るわけにもいかないからな……」
「う。そ、そうよね……」
 さすがに、今の服装で外を出歩くのがまずいのはファーシーにも分かる。何があったのかと、注目の的だろう。とりあえず洋服を買いに行こう、と彼女が心に決めた時、スカサハは更に皆に言った。
「あっどうせなら、皆様で戦勝会をするでありますよ!」
 戦勝会? とファーシーは、半ば反射で聞き返しかける。そこで、無事に脱出を果たした真衣兎がレオカディアと一緒に声をかけてきた。
「だったら、うちで盛大にやらない? お酒おごるって言ってたでしょ」
「ああ……バーをやってるんだったな」
「そう。この近くだからさ。買い物が終わったら寄ってってよ。品揃えには自信があるから」
 そう言って、真衣兎は名刺サイズのカードを出してラスに渡した。そこには、店の名前と処、地図が書いてある。
「では、お言葉に甘えてそうしましょうか」
「まずは……着替えを買いに行くでありますよ! 皆様も一緒にどうでありますか?」
 満月が微笑み、スカサハはリンス達やガルディアも買い物に誘う。特に異論も無かった彼等は、皆で買い物に行くことにした。だがそこで、ピノがファーシーの荷物に気付いた。
「あれ、ファーシーちゃん。その荷物、何? いつの間に買ったの?」
「荷物? え、あ……!」
 自分で抱えていたにも関わらず、ファーシーは本屋の袋を見て声を上げた。慌てて本来の持ち主――シュリュズベリィ著 セラエノ断章(しゅりゅずべりぃちょ・せらえのだんしょう)に返そうときょろきょろするが、彼女の姿はもう見当たらなかった。帰ってしまったのだろう。
「うーん、今度会う時まで預かっておくしかないわね……」
 ちなみに、本のタイトルは『心を抉る言葉責め 応用編』、『どんな駄犬(人間)も屈する心の折り方』、『痛みと快楽の境界線』、『誰でも出来る! かんたん料理入門編』というもので、家に帰ってからそれを確認したファーシーは首を傾げ、料理入門編だけ、何気に活用したという。
 ――それで料理が上手になったかといえば、そうでもないのだが。

              ⇔

 断る勇気を完全に奪われた優斗は、ウエディングドレスのショップに連行されていた。
「早速試着してみますので、優斗さん見て下さいね」
「早速試着してみるから、お兄ちゃん見てね」
 それぞれに真っ白いドレスを選び、彼女達は店員と一緒に試着室に消えていった。戸の閉まった試着室を前に、優斗は呆然と立ち尽くす。婚姻届はまだ書いていないが、万事休すだ。このままでは非常に不味い。
 誰でもいいから助けが欲しい。ファーシーやピノ達の姿を見つけたのは、それから暫くの事だった。ショップ入口から真新しい服を着た彼女達が見えてきて、天の助けかとも思うが同時に目も疑ってしまう。こんな偶然があるだろうか。
 ――だが。
(へ……HELP ME PLEASE!)
 偶然だろうが偽者だろうがこだわってはいられない。外に出て助けを求めようとしたその時――
「優斗さん、ご結婚おめでとう!」
 と、ショップにファーシー達が入ってきた。

 彼女達は、試着室に入ったテレサとミアから結婚報告を受けたらしい。純粋に嬉しそうなファーシーとは違い、ピノは物問いたげな視線でこちらを見ていた。どこか元気が無いような気もするが……気のせいだろう。
「何があったのかは分からないけど……ついに押し切られたんだね、優斗さん……」
 そして、優斗達の真の関係を知っているピノは、元気が無い――のもあるが、実際のところ全くおめでたいと思っていなかった。いずれこんな日が来るだろうなあ、とは思っていたし、気の毒だとも感じるけれど。こういう時は、何て言うんだっけ? ごしゅうしょうさま、で良いのかなあ……?
「どうせ何かの間違いなんだろ? またあの二人が暴走して……」
「うん、あたしもそう思うけど、ドレスまで買ったならもう逃げられないよね」
 ツッコむラスを見上げてピノはツッコみ返す。兎達の事はまだ整理がついていない。当分、整理はつきそうにない。でも、それはそれこれはこれだ。話如何によっては、助け船を出してもいいけれど――
(多分ゲームオーバーだろうなー)
 と、思わざるを得ない。
「一体、どんな三人なんスか?」
「さあ……わからないな……」
 純粋に結婚を喜ぶファーシーと、明らかに懐疑的同情的なピノ達を見て紺侍とガルディアは言葉を交わす。その中で、優斗は皆に事情を説明した。
「ああ、やっぱりな……」
「引くに引けないってやつっスね……」
「幸せにしなきゃね」
「そうね、しあわせにしなきゃ、『あれってただのなりゆきだったんだ』みたいにおもわれちゃうわ」
「……約束は尊い。違えることは……許されないな」
「色々あるんですね……」
「お昼のドラマのようであります!」
「うーん……でも、ここまで来たら結婚するしかないんじゃない? 約束したんでしょ?」
「好きなものを買う約束はしましたが結婚の約束はしてません!」
「んー……」
 ファーシーに言われて涙目で訂正を入れる優斗を見ながら、ピノは一人考える。
 まだ、彼を助ける方法はあるかもしれない。
 いつかは捕まってしまいそうだけど、もうちょっと、三人のこの関係を見ていられる方法はありそうだ。
「優斗さん! 試着できましたよ! どうですか? このウエディングドレス……あ、ファーシーさん!」
「優斗お兄ちゃん、試着できたよ! どうかな、このウエディングドレス……あ、ピノちゃん!」
 その一言を思いついた時、テレサとミアが試着室から出てきた。真っ白いドレスを着た彼女達は本当に綺麗で可愛くて、ピノは思わず「わあ……」と、声を上げた。ちらり、と優斗の方を見ると彼はぽかんとしている。絶望しているのか、それとも見惚れてしまったのか、よく分からない。
 でも――
 次に言う台詞は、決まっていた。
「テレサちゃん、ミアちゃん、優斗さんが拳万の上、針千本飲みたいって言ってたよ!」

 ――それが、彼への救いになるのかは分からないけれど。
 

担当マスターより

▼担当マスター

沢樹一海

▼マスターコメント

皆様、リアクション公開が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
そして、この長い物語を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ご参加いただいた皆様にも、改めてお礼を申し上げます。
遅延の戦犯は……皆様、想像がついていると思いますが私沢樹です。本当にすみません……! 合同だから迷惑かけられない遅延しないっていったの誰だっけと石を投げつけてください。7割は受け止めます。3割はウケッキさんが受け止めます。
以下、各マスターからのご挨拶です(リアクション提出順です)。


<灰島懐音MS>
紺侍の今日の受難っぷりを見ていると、
壊れたシャッターから脱出する→シャッターを壊そうとしていた面々の攻撃が顔面にぶちあたる
というフルコンボまで決めてくれそうですよね。
想像しただけで表情筋が仕事を放棄しています。そんな緩んだツラでこんにちは、灰島です。
フリーダムなシナリオにご参加いただきありがとうございました。
わたしの予想では「いつもの灰島」と変わりないんだろうなと思っていましたが、いやいや案外、みなさまフリーダムでした。楽しませていただきました。ありがとうございます。
みなさまにも楽しんでいっていただけましたら幸いです。


<ウケッキMS>
はじめましての人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです。
随分と私のパートの部分が血生臭くなってしまった気もしなくはないですが・・・。
これを機に、私のお話に興味を持ってくれた人は見に来て下さるとうれしいです。
その時は、自分だけでやる話故に今回よりもきっと暴走してるかと思います。
合同はやっぱ、うん、大人しくしなきゃねっ!

え? あんだけ色々ぐしゃってしたり、ぶっ飛ばしといて大人しくしてたのかって?
そこはその、あれだよ、気にしない方向でいこう! うん!

という事で色々よろしくお願い致します。

<沢樹一海>
ということで、最後です。沢樹です。
今回、全体の編集、監修(?)みたいなものを担当させていただきました。
いつもながら、皆様素敵なアクションをありがとうございます。シリアス担当ということで参加したのですが、最初の方はあまりシリアスしてませんね(笑)。
シリアスの中の日常とか、シリアスの中のちょっとした笑いとか、そういう部分を感じていただけたらと思います。
ピノちゃんの最後のメインシーンは、私のわがままで入れさせてもらいました。
初め、ここまで関わらせるつもりはなかったのですが……
兎の数が正式に決まった後、この数の兎が死んで、ピノちゃんが何のリアクションも起こさないのは有り得ない、と考えて書かせていただきました。
どこかのマスコメでも書いた気がしますが――
全体の結末とは別に、一人のキャラクターの結末、として見ていただければと思います。
そして、彼女のお話は今後に繋がっていくこととも思います。


今回、個別コメントの方にそれぞれの担当マスターを記載させていただきました。参考にしていただければ幸いです。以下が、マスター毎の担当ページになります。

<灰島懐音MS>
2P(後半2/3)、3P(後半1/3)、6P、14P(前半)、15〜18P、20〜22P、28P

<ウケッキMS>
11P、12P(前半2/3)、13P(前半)、19P、24〜25P、26P(後半1/3)、27P、30P(クラヌ車内描写のみ)

<沢樹>
1、2P(前半1/3)、3P(前半2/3)、4〜5P、7〜10P、12P(前半1/3)、13P(真ん中辺りより後半)、14P(後半)、23P、26P(前半2/3)、27P(自NPC部分のみ)、29〜31P

それでは、またどこかでお会いできましたら幸いです。

※2/22レイアウト等一部修正、マスターコメント追記。