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【両国の絆】第二話「留学生」

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【両国の絆】第二話「留学生」

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【起動する兵器】




 シャンバラ王国、ヒラニプラ郊外の、旧演習場。
 地上のステージ上では――思いも寄らない結末で、決着がつこうとしていた。
 
「近寄らないで、くださいったら……っ」
 刹那が、目的を果たして戻るまでは、と、アルミナが咆哮を使って懸命に接近を阻んでは見たものの、多勢に無勢なのは明らかだった。次第に喉は枯れ、体力の限界が近づいてきているのがわかる。その上、少女の圧倒的な魔力も無尽蔵ではないのだ。もともと死人のためか顔色は判らないが、その横顔からは既に余裕が消えている。
「…………っ、わたくしは、……」
 少女が眉を寄せ、続いていた攻撃が一瞬、途絶えた。途端、じりと距離を詰めようとするように身じろいだ鉄心に、アルミナが再び咆哮を放とうと息を吸い込んだ、その時だ。
「もう、止めるんだ」
 それが音となるより早く、鉄心はその懐まで飛び込んでアルミナを見下ろし、そして、同時に飛び込んでいたアキラが少女のその細い身体にタックルして、羽交い絞めにすることで身動きを封じようとしていた。
「捕まえたぜ、これでちったー大人しく……」
 言いかけて、アキラはふと全く抵抗感を感じないのに首を傾げていたが、直ぐ違和感に気付いて顔色を変えた。
「……おい、おい?」
 大人しくなったのではない、ぐったりと身体から力が抜けて行っているのだ。元々死体である身体が力を失う、その意味は一つしかない。
「……どうやら……あれが……ピュグマリオンが、辿りついた、ようですわね」
「どういう意味だ」
 どこか嬉しげですらある表情に、ヴァジラが近寄って詰問すると、少女は「その通りの意味ですわ」と目を細めた。その声にも、嘲弄を浴びせた時の力はない。諦めたように息をついて、少女はぼんやりと中空を見やった。
「ピュグマリオンを、心臓へ……わたくしは、そのための暴力……わたくしの、役目はもう終わり……用無し……ということですわね……」
「何言ってんだ、馬鹿!」
 声を荒げたのはアキラだ。
「さっきまでの威勢はどうしちまったんだよ、思い知らせるんだろ? 何をそんな諦めたようなこと言ってんだよ……!」
 その剣幕に、少女は面白そうに「ふふ」と喉を震わせた。
「……最初から用無しの命の、何を惜しむことが有りますの?」
 失敗作、廃棄された命。ブリアレオスという生まれた意味の方が先に壊れた今、何の意味ももたない存在。暴れて、喚いて、それしかできない存在が、捨てられたからといって、あなた方には関係のないことだ――と、そう告げる少女は「それに、これが終わりではありませんわ」とかすれ始めた声で言う。
「……終わるのは、ただ……この身体……この魂も、憎悪も……しぐれさんの、ピュグマリオンの、内に託してあるの……ですもの……」
 死体は死体に戻るだけだと少女は言うが、身体を失った魂は、基本的には何時までも個を保ち続けられるわけではない。他人の中に取り込まれたなら尚更、それはすぐに少女という存在を失って、憎悪と妄念という名の力そのものへと変わってしまうだろう。恐らく最初からそちらの方が目的なのだと、居合わせた契約者達は悟りつつ、口に出せずにいると、不意にヴァジラが目を細めた。
「利用されて満足か」
 ヴァジラの言葉は短いが、その低い声に含まれる憤りにも似た熱に、少女は意外そうに目を瞬かせて、直ぐに頷いた。
「しぐれさんは、私の望みを叶えてくれましたわ……それで、十分ですの……よ」
 ただ打ち捨てられた自分の妄念を、憎悪を拾い上げてくれた。そして自分の魂を、その憎悪を、更に多くへと知らしめるために使ってくれるのだと。そう言って笑う少女は、その震える腕を伸ばすと、ヴァジラの喉元を最後の力でぐっと掴んで目を細める。唇が触れそうなほど近づいたその目が、ぎらぎらと最後の意志を輝かせてヴァジラを覗き込んだ。
「…………あなたを、道連れにできなかったことだけが……残念、です、わ……」
 それは、恨みか嫉妬か、それとも別の意味だったのか――明かされることもないままに、それが、少女の最後の言葉だった。
「おねえちゃん……!」
 そうして、ぷつりと糸が切れたように力を失う身体に、アルミナが必死に手を伸ばそうとしたが、その横から飛び込むようにして、その身体を抱きかかえて飛び離れたのは刹那だ。勝敗は決し、少女の身体は取り戻せそうも無いとなれば、どれだけの苦さを堪えてでも、刹那が守らなければならない相手は、決まっていた。
「ぅう、ううう――……っ」
 泣きじゃくるアルミナを抱え、少女を一度振り返ってその目に焼き付けながら、刹那はレッサーブレードドラゴンの背に乗って遠ざかった――その背中が、消え行こうとするのと、殆ど同時だった。
 ゴゴゴ……ッと地鳴りのようなものが会場全体を震わせたかと思うと、耳に痛いサイレンが鳴り響いた。
「な……何?」
 途中でその実況をとじつつも、カメラでの撮影のみを引き続けていた理王が、機材を倒さないように押さえ込みながら、その光景を見て思わず目を見開いた。
 なおも続く地鳴りの中で、観客席のようになっていた外周のブリッジがゆっくりと角度を変え、床面が光を反射させる光沢が広がっていき、ステージ側では、配置されていた障害物と円周の八本の柱からアンテナのようなものを突き出させると、中央に小さな塔のようなものがせり上がっていく。それはバチバチと青白い雷光のようなものをまとわりつかせながら、中心で花の開くように外装を5分割させ、中の芯のようなものを露出させる。瞬間、空気を唸らせるような重たく不穏な波動がそこから溢れ出した。
 ヴァジラや契約者達、そして純粋に選手として立っていた者たちは、先の襲撃でそれぞれ警戒を強めていたのが幸いして、少女の骸を抱き、或いは仲間を担いで間一髪のところでステージを降りていたが、襲撃者達は自身がその計画の中心であると思いこんでいたことが逆に、その足を鈍らせてしまっていた。
「馬鹿な、まだ合図は……っ」
 魔導師がうろたえたように言って、中心を振り仰ぐ、と、その顔色が変わった。一瞬痛みを堪えるような表情を浮かべたかと思うと、唐突にそれは酒にでも酔ったかのように恍惚と目を潤ませ、そして――何かを掴もうとしたのか、縋ろうとしたのか、微笑と共に伸ばされた指先から、ザラリ表面が塩のようなものに覆われると、そのまま、ローブの落ちるばさりという音のみをさせて、魔導師の輪郭はまるで風を前にした砂の山のように、ざらりと崩れ落ちたのだった。
「……なに、あれ……」
 ゆかりが呆然と呟いた。
 余りのことに、しん、と不気味な沈黙が落ち、2秒。
 一気に噴き出し理解と恐怖が恐慌を生み、人が獣かも怪しいような叫びが木霊する。
「……っ、これ、は……、聞きしに勝る、ってやつですねぇ……っ」
 ディルムッドに庇われながらティアラが眉を寄せる。恐慌状態へと陥りかけた観客席を、陽一の幸福の歌が響いて興奮状態をいくらか宥めると、再び混乱がやってくる前にその声を荒げた。
「大丈夫、近付かなければ今のところ影響はありません! 今の内に避難を!」
 幾らかは推測だったが、まずは冷静さを取り戻す必要がある。幸い、事前に避難が開始されていたおかげで、その数も少なかったこともあって、陽一の思惑通り、観客たちから僅かにパニックが去り、優たちやの誘導で流れるように観客達が会場から引けて行く中、ティアラの傍に寄った小次郎は、彼女が動かないのに、同じく舞台を降り、3−D−Eで客席側へ飛んで来た武尊と共に首を傾げた。
「あれが何かは判らないが、危ないぜ、さっきのアレを見ただろ?」
「それとも、動けない理由があるんですか?」
 武尊の言葉に小次郎が続けると、ティアラは小さく苦笑した。
「動けないって言うかぁ……ティアラ的にはぁ、ここからが本番? みたいな?」
 それに、とその視線がシリウスを向いた。
「この光の中なら安全……みたいですしぃ?」
 とにっこりと笑った。シリウスが放っていたイクシードフラッシュの内側は、溢れている波動の効果を打ち消しているようだ。ただ、その光は有象無象の区別なく全てを無効化する性質のようで、仲間の通信機やテレパシーの効果まで一緒に打ち消してしまっているのが難点だが。
 そんな分析が出来る程度に、案外に冷静な様子だが、男二人はその横顔からじわっと滲む底冷えするようなどす黒い怒気に思わずきゅっと身を竦めた。
「……そんなことよりぃ、予想通りとは言えティアラの上がるはずだったステージを、台無しにしてくれやがったことのが重要?マジ有り得ない、みたいな?」
 そして、怒れる女性の地の底を這うような声に共振するのは、やはり女である。
「全くだぜ」
 唸るような、それでいて不敵な笑みを浮かべるのはシリウスだ。
「この報いはきっちり身体で払ってもらわねぇとだな」
 こちらはまだ挑発的な物言いではあるが、氷と炎が一緒になってしまったかのような何とも言えず恐ろしい気配が周囲に満ちた。
「けど、どうするんだ?」
「どうもこうもないって言うかぁ、当初の予定通り、ライブをするに決まってますぅ」
 その回答は、予想外の筈ながら、小次郎もシリウスも何となく納得してしまっていた。
 ティアラなら何が起こっても「やる」だろう、と、思っていた通りだ。

「言いましたよねぇ、ティアラが呼ばれた意味があるって……どうやら、出番が来たようですねぇ……!」

 爛々と目を光らせるティアラに、突発ライブというより先日のカンテミール戦争のような事態が始まるのではないだろうか、と、本気で心配してしまった一同なのだった。







 そして――時間を幾らか遡って、オケアノスの洞窟前。
 調査団との合流を果たした契約者達は、それぞれの安否を確認し、ひとまずの息をついていた。
「無事で良かったです」
 漸く、ほっと一息をついて陽太がノーンの頭をそっと撫でるとそれで気が緩んだのだろう、陽太とエリシアに向かって、ノーンは両手を広げて抱きついた。
「助けに来てくれてありがとう」
「心配しましたわよ」
 その身体を受け止め、背中を撫でてやりながらエリシアもそっと息をつく。
 その側では、フレンディスやグラキエスも自身の大切なパートナー達との再会と無事に安堵の息をつき、羽純は堪えられないといった様子で歌菜の身体を抱きしめて「心配しただろ」と、自ら誘拐に臨んだ歌菜へ軽く怒った声を漏らす。
 そんな中、調査団に見守られながら、燕馬が自身の特技を生かして、体力を消耗しきったクローディスの治療を行っているのを、白竜が漸く肩から僅かに力を抜き、その肩を羅儀がぽんと叩く。そうしてほんのひと時の安息の後、せわしなく互いの情報を交換し合って、それぞれの表情には緊迫が浮かんだ。
「マーカーが攻撃目標……、とすると、勿論その発射装置があるわけだよな」
「そうなりますね」
 燕馬が言うのに、望も頷く。
「あくまで私見ですが……しぐれという人物を見る限り『ろくでもない』兵器である可能性は強いですね」
 エリュシオンを着弾地点とするためのマーカー、そしてそれを作るために利用されようとした遺跡。オケアノスで死亡するはずだった、という氏無の過去と、しぐれが固執するという「場所」。そして、ここにヒラニプラへ指向性のある転送魔法の土台がある、と言うことは、その兵器の場所は、もう間違いない。
「―――急いで、くれ……」
 この先は、この場にいる契約者の力と、自身の持つ鍵が必要になるはずだ、と注げる自らのリーダー、クローディスの言葉に、フェビンナーレとコンナンドは頷くと、転送魔法陣の発動のために、パン、と手を叩いたのだった。



「お帰りなさい、紫さん……そう、青褐さんは先に往かれたんですね」

 そうして、他の契約者達が全員洞窟を脱出し終えた頃、戻ってきた――一人が減って三人となったローブ姿の仲間達に頷き、振り返ったしぐれは小さく肩を揺らした。
「……面白い子ですね、きみは」
 その視線の先には、光一郎達が離脱した後もその場に留まり続けた、呼雪とヘルの姿がある。 
「興味がある、と言っただろう?」
「ボクはただの付き添いだけどね……確かにしぐれくんって綺麗な顔してるけどー」
「…………」
 呼雪が物言いたげな視線をしたのに「う、浮気じゃないからね!?」とヘルが焦りを見せる。そんな、恐恐にそぐわない態度には、監視の類ではなく、本当にただ興味だけなのだと伺えて、しぐれは僅かに苦笑して肩を竦めると、灯りを手にこちらだと誘導するように岩壁へと歩を進めた。一見しては判らないが、どうやら隙間があったらしい。ヘルと顔を見合わせ、慎重にその後を追った呼雪は、不意に開けた場所に思わず眉を寄せた。
 床に描かれているのは、数年は前に作られたのか、かすれがちではあるが、入り口で調査団が描いていたのに似た魔法陣で、転送用らしいと言うことが判った。が、それ以上にその足元で注意を引くのは、無造作に転がされつた、念入りに破壊されたと思しき砕けた骨や武器だ。あちらこちらの壁に見える夥しい染みも血だと判る。激しい戦いがあったのだろう、だがその中にまだ真新しい血を幾らか見つけて、呼雪は眉を寄せたが、今はそれを追及しても詮無きことかと黙り込むその目の前に、しぐれはすい、とその手を伸ばした。
「後戻りは、出来ませんよ……それでも来ますか? 見届けに」
 甘い誘いのような、面白がっているような声に、呼雪は迷わずその手を取った。
「覚悟の上だ」
「毒を食らわば皿までだよ」
 半ば自棄気味のヘルの手がその上に重なり、そして――……


「――ここは?」

 目を開けた瞬間飛び込んできた景色に、呼雪は思わず呟いていた。
 先程までいた洞窟とは全く異なり、直線で構成された近代的な建物だ。何らかの施設を思わせる無機質なその建造物は、長い間使われていなかったと思われる埃っぽさと同時に、相当に進んだ技術力の上に作られているものだと言うのが判った。きょろきょろと好奇心と不安との両方で周囲を見回すヘルに「ここは遺跡ですよ。兵器そのものとも言えますが」としぐれは説明し、ローブの三人に指示を伝えて向かわせながら、壁にゆっくりと指を這わせると、何かを探しあてたのかベキリ、と半ば強引に壁の一部を剥ぎ取って、中を露出させた。その際で、指が可笑しな方向へ曲がっているのは、本人は余り気にしていないようだ。無造作にその中へ手を突き入れると、何をしたのか、暫くして周囲の壁の奥から、何かが動き出したように小さな唸り声のような音を上げた。
「起動成功……やはり、死んだ施設ではなかったわけですか」
「それは――……」
 どうやら何かの機能を動かしたのだと悟って呼雪が口を開きかけた、その時だ。
 そこへ、追われるように飛び込んできたのは、氏無と壱姫、そしてアーグラだ。その後ろから追いついた十六凪とデメテールは、しぐれとを認めて目を細めた。
「そちらの御用時はお済みになられましたか」
 十六凪の問いに、しぐれは苦笑気味に肩を竦める。
「残念ながら、失敗です……流石、隊長ですね。彼らにはしてやられました」
 その言葉に、荒い息ながら氏無はくっと笑う。
「ボクは何もしてない。彼らの実力さ……ボクやキミなんぞが、あの子達に敵うわきゃあないでしょ」
 しぐれの言葉の中に、誘拐された者達の無事を確信し、氏無は軽い安堵に息をついて「いい加減諦めなよ」と目を細めた。
「マーカーも鍵も、手に入らなかったんでしょ? ルレンシア女史以外で、鍵を持ってるのはボクと団長だけ。キミの目的は潰えた。大人しく、死人らしく、ここを墓場とするんだね」
 だが、その言葉に、焦燥や落胆、怒りや諦めのようなものは何も浮かばず、寧ろ楽しげとすら言えるような笑みでにこりと笑って「それならそれで構わないんですよ」としぐれは指先でそっと壁面を撫でた。
「目標を定められないなら“ここ”にすればいいだけですし、鍵がないならこじ開けるまで。まあ、それで壊れてしまうと、効果範囲がせいぜいシャンバラ止まりになってしまうのが残念ですが」
「……馬鹿な」
 しぐれが平然と言うのに、氏無は呻くように言って、殺気立った視線でしぐれを睨みつけた。
「俺に怨みがあるなら、俺に果たせばいいだろう……っ、全ての犠牲を、無駄にするつもりかッ」
 今までになく激昂する氏無が、思わず飛び掛ろうとしたのをアーグラが抑えると、しぐれは「怨みなど」と憐れみでもするように目を細めた。
「私はね隊長、あなたを解放して差し上げたいのです。平和という幻想から、その負い目から――そして、全てに等しく、我々と同じ犠牲を負っていただくのです」
 ぞわぞわと背中を這い上がるような、昏い熱を持った声に、側にいた呼雪が眉を寄せ、洞窟での彼の様子を思い出した。捕らえた契約者達を醜い化け物だと称して、平和を凶器と口にする、誰かを許すまい、許せないという強い執念。
「両国の不和……とはそういう意味か。お前は、エリュシオンやシャンバラが憎いのではないんだ。お前が許せないのは――平和というもの、そのものなんだな」
 その言葉に、しぐれは初めて嬉しそうに笑って、相変わらず壁の回路の中に腕で何をしたのか、一瞬しぐれの全身を稲光のようなものが這いずったかと思うと、それは再び腕へと戻ってバチッという不穏な音を弾かせた。その途端、施設全体を警戒音らしき高い音が不気味に響き渡った。
 頭上の方で発生した地鳴りのような音、それがどういう意味を持つのか明らかで、一同が思わず言葉を失う中、しぐれの身体から煙のようなものが漏れ出して、その場所からゆっくりと皮膚が裂けて骨が覗き、まるで木の枯れるようにその身体が骸に――本来の姿へと戻っていく。
「もう、止まらない。これで振り出しへ戻る……平和などという化け物の幻想は破れ、お互いがあるべき姿に立ち戻る。そうしてこそ、私達は全てを取り戻せる」
 それでも、何故か明瞭に聞こえるその声は、酷く楽しげに一同の耳へと滑り込んだ。


「――――さあ、もう一度私達の戦争をやり直しましょう……隊長」



第三回へ続く


担当マスターより

▼担当マスター

逆凪 まこと

▼マスターコメント

ご参加された皆さま、大変お疲れ様でした
皆様大変お疲れ様でした!

今回は、交流試合から襲撃やら、誘拐やら脱出やら、色々と盛りだくさんな騒々しい回となりましたが
その分色々違ったテンションと、様々な幅広いアクションを頂きまして、非常に楽しませていただきました
また、情報を掘り下げていただいたり、前回リアクションの細かい布石に気付いていただけたり
対策をぎっちりと練られてこられたり、またこちらも予想外の事態が色々発生したりと
相変わらず参加者様に斜め上を行かれているようで楽し悔しといったところです
元々全四回予定を詰め込んでしまっているので、色々危惧していたものですが
なんの、参加者様のアクションが常に前を行ってくださるので、助けられております ありがとうございます

さて今回、再び特殊な立場になられている方、中々に厄介な立場に立たれた方々などいらっしゃいます
そちらにつきましては次回ガイドにて説明させていただきます

尚、今回の判定結果は以下の通りとなっております
詳細については、後日マスターページにて記載を予定しております

■試合は両陣営引き分け気味で中断となりました
■一般被害者は出ず、全員避難成功しています
■ティアラが怪我を負う事はありませんでした
■旧演習場の正体発覚・起動(暴走)
■誘拐された契約者:救出成功
■マーカーの作成は阻止成功しています
■鍵の奪取は阻止成功しています
■氏無の過去が発覚し、しぐれの存在が明らかになりました
■壱姫に結束の指輪が渡されました
■最初から死亡していた少女ですが、拘束と共に現在完全な死を迎えています
■ローブ姿のアンデッドの内小柄な男(青褐)が撃破されました
■しぐれの身体が崩壊しましたが、死んだわけではないようです

さて、前回今回と最近少々バトルについてのアクションが希薄になっているのが気になっております
何かと忙しい時期ですので、そのせいも有るのかなとは思いますが
バトルにおいては最低の情報……「どう戦うのか」を明記しておられない場合、描写が非常にに曖昧になります
前へ出て雄雄しく戦うのか、仲間を援護するのか、剣がメインなのか槍がメインなのか……
マスターに「こんな感じで戦います」を伝えていただけますと、よりキャラクターらしく動くのではないかと思います
正直に申し上げて「敵が来たら戦います」「攻撃されたら反撃します」だけのアクションですと
実際どう行動したのかが不明のため、判定が難しくなります
(特にバトルに関しては、綿密にアクションをかけられる方も多いため、曖昧な場合はどうしても今一歩描写が薄くなってしまいます)
場合によってそもそも攻撃できたかどうかも判らなくなるケースがありますので、どうぞご留意くださいませ

また、今回も一部アクションについては厳しくならざるを得ず、リアクションを持って回答とさせていただいております

それでは一応……(?)ではありますが最終回となります次回
よろしくお付き合いいただければ幸いでございます