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雪原の戦い……雪合戦大会開催!

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雪原の戦い……雪合戦大会開催!

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3章 閑話

「ふぅー……楽しかったです!」
試合が終わり休憩をしているのはミーナ・ナナティア(みーな・ななてぃあ)
「ありゃ? あの方は……。なにをしているのですかっ?」
ミーナが声を掛けたのは同じく試合が終わり休憩をしていた杜守 柚(ともり・ゆず)である。
「あっ、あなたはさっきの試合にいた……」
「ミーナです!」
「えっと、私は杜守柚って言います。さっきは楽しかったですね、ミーナちゃん」
「はいです! 最後はもうひたすらみんなで雪合戦でしたから! 雅羅さんは本気みたいだったけど……。ところでなにをしていたのですかー?」
そう尋ねると少し恥ずかしそうな顔をして柚は答えた。
「海くんにすごい助けられたからお礼を言いに行ってました……」
「ほへー! ……むむむっ?」
柚の表情を見て、ミーナは何か勘付いたみたいであった。
「そっかぁ……。いろいろ頑張ってくださいね。ふふー!」
「いろいろってなんですかぁ……。もうっ」
それからは柚は終始ミーナにからかわれては顔を赤くしている風景が見られた。
何度か海に心配をされ、さらに顔が赤くなったのは秘密である。

「こんなものかしら?」
試合が終わり、式神の手入れをしているのは八上 麻衣(やがみ・まい)
「お疲れ様。いい試合だったわね」
「あなたは……?」
そこに現れたのはセレアナ・ミアキス(せれあな・みあきす)
「セレアナ・ミアキスよ。さっきの試合であなたの式神を迎撃してた、セレンのパートナーよ」
「あの人の……。私は八上麻衣。それにしてもセレンさん? だっけ、すごかったわ」
「相変わらず大暴れしていたみたいね。ところで試合の最中、麻衣はどこにいたのかしら?」
「私はみんなが戦闘をした森のずっと奥で式神を操っていたわ」
そう告げるとセレアナは驚いた表情を浮かべていた。
「結構遠くから操っていたのね……。すごいわ」
「大したことじゃないですよ。それにそういう場をみんなで作ってくれたので安心だったし」
「なるほどね。それにしても空を飛ぶのはずるいと思うわ」
「あはは! それでも、互角以上の戦いをしてたじゃない」
「セレンが本気をだして暴れただけだわ……」
二人は結果発表までパートナーの愚痴や世間話をして楽しんでいた。