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バトルロ笑イヤル

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バトルロ笑イヤル

リアクション


【戦いの後で】

 全てのバトルが終了し、参加者達は雅羅タウン前に呼び集められた。
「諸君、見事な戦いぶりであったぞなもし。このムッシュW、当大会を主催したことに、大いなる喜びと未来への希望を抱いたことを告白するでありんす」
 何故か拡声器を使って挨拶の弁を述べるムッシュW。
 ニルヴァーナ創世学園のそこかしこに、あれだけの派手なギミックを仕掛けたせいなのか、こういうところで変な予算不足に陥っていた。
 ともあれ、ムッシュW自身は大いに満足している様子であった。

「見事であったな。うぬの優勝を称えよう」
 正子から称賛の声を受け、菊は照れ臭そうに頭を掻いた。
「今回みたいな漢字名の祭典で、パラ実が優勝しないってのは沽券に関わるからな」
 菊は小さく笑ったが、しかしすぐに、むっつりと表情を曇らせる。
 理由は、優勝者として贈られた称号にあった。
「でもよぉ……この優勝者称号の、キック・ザ・菊座ってのは何なんだ? 意味が分かんねぇよ」
「意味など考えるな。この大会にそういう思考は、一切無用だ」
 実際のところ、他にも微妙な称号が授与された者が複数名居る。
 いずれも、受け取ったは良いものの、どう扱って良いのか悩んでいる様子だった。

 その間も、ムッシュWの閉会の挨拶は続き、いよいよ結びのひと言へと続いた。
「それでは諸君。また次回、シャンバラのどこかでお会いしましょう!」

 瞬間、場に怒号と罵声が渦巻いた。
 それらの内容を意訳すると、大体以下の通りである。


「おい、次もあるのかよ!」


     * * *


 結局、ムッシュWの正体は分からなかった(ということになっている)。
 果たしてこの人物が何者なのか、その真相は闇の中へと消えようとしていた。
 ……まぁ、大体皆の思っているところは、ひとつしかないのだが。



『バトルロ笑イヤル』 了

担当マスターより

▼担当マスター

菊池五郎

▼マスターコメント

 このたびは、たくさんの素敵なアクションをお送り頂きまして、まことにありがとうございました。
 本シナリオのリアクション執筆担当は、以下の通りとなっております(敬称略)。

 1ページ目
  【薄闇の中の傍観者】 革酎
 2〜4ページ目
  【有刺鉄線電流爆破スパ】 革酎
 5ページ目
  【座布団10枚獲得への道〜にア『うばいとる』】 猫宮 烈
 6〜7ページ目
  【雅羅タウン・IN・学生寮】 寺岡 志乃
 8〜11ページ目
  【零の笑点】 高久 高久
 12〜14ページ目
  【サバイバル文化資料館】 綾瀬 亜紀
 15〜16ページ目
  【図書館清掃】 革酎
 17ページ目
  【戦いの後で】 革酎

 以下は、各MSからのマスターコメントとなります。



■猫宮 烈
『炎の祭壇っぽい近所のスーパー』エリアを担当しました、猫宮です。
皆さまの笑撃、しかと笑わせていただきました。惜しむらくは自分に笑いのセンスが無く、皆さまのアクションを魅力的に表現できなかったことでしょうか。
きっと他のマスター様が、抱腹絶倒のリアクションを仕上げてくれる……と信じつつ、筆を置きたいと思います。
参加していただき、どうもありがとうございました。


■寺岡 志乃
 こんにちは。寺岡志乃です。雅羅タウンIN学生寮を担当させていただきました。
 ……ピンヒールが来なかった……orz
 ぜひとも参加者のだれかにはムッシュWのピンヒールを受けながら世界平和について一考していただきたかったのですが、なかなかうまくいきませんね。次がありましたら、われこそはピンヒール要員! という方がいてくれたらなー、と思います。
 あ、それから。セテカはまだまだ死神に求愛ストーカーされてますよっ。こちらは近日登場予定です(笑)


■高久 高久
御参加頂きありがとうございました。『零の笑点』パートを担当しました高久高久でございます。
皆様の笑撃楽しませていただきました。リアクションの関係上、皆様の力作全てを扱う事が出来ず申し訳ありません。
泣く泣くカットをせざるを得ないネタなどもありまして、全てを描写できなかったのが残念でなりません。
それでも皆様が少しでも楽しんで頂けたというのであれば幸いです。
ムッシュWの正体? さて、私には何のことやらさっぱりですな。
それではまたの機会に皆様と御一緒出来る事を楽しみにしています。

……え、まさかこれ次回あるの?


■綾瀬 亜紀
こんばんは。もしくはこんにちは。サバイバル文化資料館を担当した綾瀬です。
参加された皆さま楽しんでもらえたでしょうか。少しでも笑いが起きたならば幸いです。


■革酎
スパと決勝、その他諸々を担当しました革酎です。
何やらカオスな世界へと皆様をいざなってしまったようですが、少しでも楽しんで頂けたらの想いで、色々必死に考えながら書かせて頂きました。
またご縁がありましたら、その折はどうぞ宜しくお願いします。