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文房具娘大戦

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文房具娘大戦

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〜エピローグ〜 狙いは……

「ここまでだな」
 ビルの屋上を次々と渡り歩くペーパを、平助はいよいよ追い詰めていた。
「……そうおもうだろう?」
「準備完了。博士、いけます」
「よし、やれっ!!」
 助手はペーパの返答を聞くと、何か小さなボタンを押す。
 たちまち、轟音がビル全体に響いたと思うと、大きなヘリコプターが空へと上がってきた。
「なっ!! おいおい、いってぇどこにそんなものを隠してやがった」
「とっておきは最後まで隠しておくものだよ。デコ助君」
「ちっ、まてっ!!」
 ヘリコプターへと乗り込むペーパをあわてて追いかけようとする平助だったが、すでにペーパは空へと浮いていた。

「はーっはっはっは! 近々また会おうではないか!」
「くそっ!!!」
 空に逃げていくペーパに、平助は地面を強く殴った。

     §

「くくく、デカ助なら奴を捕まえてくれそうだな」
「……楽しそうですね博士」
「ふっ」
「ただ、1ついわせていただくなら。あなたの発明品はいつもどこか抜けがあります」
「何を言う。完璧だ。今回の文房具娘シリーズだって」
「今回の擬人化光線銃、使いたい人がいればその人のところへ飛んでいく機能つけましたね」
「ああ、便利だろう?」
「それが、今回の敗因です。バカ博士」
「どういうことだ!? というかお前いま、バカって言ったか?」
「……いえ、気のせいではありませんか。ロリコン博士」
「今、ロリコンって言ったか! 違うぞ、私は女の子がかわいいと思うだけで決してロリコンでは――」

担当マスターより

▼担当マスター

朱坂理樹

▼マスターコメント

 お疲れ様でした!
 まず始めに、皆様にお詫びしなければならないことがあります。
 シナリオガイドにて登場人物にペーパ・ドクタと表記しておりましたが正しくはペーパ・ドクです。
 紛らわしく、大変申し訳ありません。次回からはこのようなことがないように心がけます。

 ひとまず、第1回めのペーパ博士シリーズとなりますがどうでしたでしょうか。
 さまざまな擬人化を皆様想像されていて、アクションを楽しく拝見させていただきました。
 次回もまた、博士はへんてこな発明品を作って現れるようです……さてさて。

 また来年、皆様にお会いできることを楽しみにしております。