天御柱学院へ

蒼空学園

校長室

イルミンスール魔法学校へ

【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装!

リアクション公開中!

【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装!
【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装! 【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装! 【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装! 【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装!

リアクション

■□■3■□■ 雅羅の友人たちと災難体質

一方、雅羅の周囲も、友人たちが護衛をしていた。

「元蒼空学園の人間ですから後輩はほっとけませんよ。
襲撃なんて、どんな危険があるかわかりませんから。
雅羅さんは下がっていてください」
御凪 真人(みなぎ・まこと)が、
サンダーブラストを唱えるが。
「ちょ!? 天井から地下水が噴き出してきたわよ!?」
セルファ・オルドリン(せるふぁ・おるどりん)が、
バーストダッシュで敵陣に突っ込んだところで、
天井から水があふれ、電流が流れる。
「ぎゃああああああああ」
「いやああああああああああ!?」
「ああっ、セルファ!?」
真人の魔法で、セルファも巻き込まれて黒コゲになってしまった。
「えーと、
日本には「災い転じて福となす」や「怪我の功名」なんてことわざもありますから、
雅羅さんは気にしなくていいですよ?」
「そ、そうかなあ……」
「そんなわけないでしょうが……あとで覚えてなさいよ……」
真人が雅羅をフォローするが、全身から煙を上げているセルファに睨まれるのであった。

★☆★

「大助、鏖殺博覧会って何が展示されるのかしら?
シャンバラの学生でも見に行けるの?」
グリムゲーテ・ブラックワンス(ぐりむげーて・ぶらっくわんす)ののんきな発言の隣で、
四谷 大助(しや・だいすけ)は苦戦していた。
「うわっ……」
「大丈夫?」
「あ、あはは、大丈夫だよ。こんなのケガのうちにも入らないって」
(そ、想像以上にキツい!
……やっぱり、同行しなければよかったか……?)
大助は超人クラスの契約者だが、
雅羅を危険から守るため、トラップの発動などの際は、代わりに犠牲になってきていたのだ。
そのため、ダメージが蓄積されており、
普段なら勝てるような鏖殺寺院相手にも苦戦していた。
「そんなに鏖殺博覧会に行きたきゃ連れて行ってやるぜ!」
「……グリム、お前は雅羅の傍についてろ」
大助はパートナーに雅羅を任せると、
魔拳ブラックブランドを構える。
「安心しなさい。この程度の輩に、黒印の騎士は遅れを取らないわ!」
グリムゲーテも、雅羅を守って後ろに下がる。
「力を貸せ……! ブラックブランド!!」
「ぬなっ!?」
大助の拳で、鏖殺寺院がぶっ飛ばされ、壁に激突し。

……天井が崩れた。

「のぎゃーっ!?」
「大助−!?」
「なんでこんなことばっか起こるのよー!?」
大助が落下した岩でつぶされ、
グリムゲーテと雅羅が悲鳴をあげた。

★☆★

「えーと、雅羅ちゃんは災厄を呼んじゃうみたいなので、
安全な場所に移動しましょう!」
火村 加夜(ひむら・かや)が、誘導する。
「なんだか知らんが、その災厄女と、
そこにいるちょっと似た雰囲気の妹みたいなガキ!
まとめてセットでさらってやるぜ!」
「なっ!? 私の方がお姉さんよ!」
近衛シェリンフォード ヴィクトリカ(このえしぇりんふぉーど・う゛ぃくとりか)が怒る。
10歳くらいに見えるヴィクトリカだが、
実年齢は17歳なのだ。
「風穴あけるわよっ! とりあえず死になさいっ!」
「ああ、怒らせてしまったね」
アーサー・ペンドラゴン(あーさー・ぺんどらごん)が苦笑する。
ヴィクトリカは、ハンドガンを乱射した。
「雅羅、君は下がっているんだ。
ヴィクトリカがああなったら手が付けられない」
「でも、私だって戦えるのよ!
さっきから皆に守られてばかりで、
トラブルが起きてるじゃない!
ここは私が……」
バントラインスペシャルを撃つ雅羅だが。

銃弾がヴィクトリカの足元をかすめる。
「ちょっと、なにしようとしてるのよ!」
「助けようとしてるのよ!
ちょこまか動かないで!」
「なんですって!?」
「まあまあまあ」
加夜が、ケンカを始めた2人をなだめる。

「雅羅ちゃんを敵の展示品になんてさせないですよ!」
杜守 柚(ともり・ゆず)も、
サンダーブラストを唱えようとする。
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たるって言いますし!」
「この状況で当たったら死ぬんじゃないかな……」
杜守 三月(ともり・みつき)が苦笑する。

「サンダーブラスト!」
「ぎゃーっ!?」
「なんで私までー!?」
「あ、やっぱり」
柚の魔法でヴィクトリカまで巻き込んでしまった。
三月が、雅刀を抜く。
「なんとなく、味方を倒して追い詰められちゃってる気がするけど……」
「あれー、こんなはずじゃ。
じゃあ、アシッドミストです!
怪我してたらすごくしみますよー!」
柚が、今度は味方のいない方に霧を放つ。

「って、遺跡の壁が崩れましたー!?」
「きゃー!?」
「うわー!?」
加夜が悲鳴を上げる。
柚と三月も、崩れてきた壁の下敷きになるのだった。

「こ、これが雅羅ちゃんの災難体質……」
「なんでこうなるのよーっ!?」
戦慄する加夜の隣で、雅羅が涙目で叫ぶ。