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【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装!

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【空京万博】取り戻せ! アムリアナの花嫁衣装!
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リアクション

■□■3■□■ 撃退! 鏖殺寺院

こうして、なななとイングリットたちは先に進むが。

狼獣人のサーシャ・ブランカ(さーしゃ・ぶらんか)に捜索を行わせていた、
伏見 明子(ふしみ・めいこ)が、こめかみをひくつかせていた。
「……で、サーシャ。怒らないから言ってみなさい。
何で花嫁衣装探しててイコンが出てくるのよ」
一行は、花嫁衣裳のイコンに遭遇してしまっていたのだった。
「え? 花嫁衣装?
やだな。僕が探してたのはモチロン騒動の種だよ?
折角の探索でトラブルがなきゃつまらないじゃないか!
危険を自ら呼び込んでこそ真の探索者だとおもわない……」
明子は、笑顔で拳骨を叩き込んだ。
「……マスター、いたいよ。
ていうかいつの間にか猛烈馬鹿力になったね。
その意気であのイコンにチャレンジだ!
大丈夫得物は対イコン用だしいけるいける!
もっと自分を信じて!」
「ったく、しゃあないわね」
明子が、ロケットシューズとアクセルギアの30倍速で、
一気に花嫁イコンを仕留めにかかる。
「つーか……皆が生身で頑張ってるトコでさりげなーく一人だけイコンとか空気読みなさい!
天誅っ!」
後ろに回り込んで、レーザーブレードを、可動部の装甲が薄い部分に連続して叩き込む。

地響きを立てて、イコンが倒れる。

「ぜえぜえ……」
「やったね、マスター!
次は、鏖殺寺院のみなさんだよ!」
「サーシャ、後で殴る」
明子が、ひきつった笑顔で言う。

「なななはただの電波キャラじゃない。よく訓練された電波キャラだ。
ホント アトラス傷跡は地獄だぜ! フゥハハハーハァー」
秋月 葵(あきづき・あおい)が、なななに影響されてか、
わけのわからないことを言う。
「花嫁イコンが一瞬出てきて、一瞬で倒された気がするけど、気にしないよ!」
ニーナ・ノイマン(にーな・のいまん)は、
「アムリアナ様の花嫁衣装をとりに行くんだから(剣の)花嫁が必要なんだよ!」
と言われて連れて来られていたが、予想以上の惨状に頭痛をこらえていた。
「また酷い目に合いそうな予感が……」
「愛と正義の突撃魔法少女リリカルあおい! にお任せだよ☆」
追ってきた鏖殺寺院の前に、葵が立ちはだかる。
「悪い子はお仕置きだよ!」
「わー!?」
「ぎゃー!?」
葵が、魔砲ステッキを乱射する。
「面倒だし、ヒプノシスで眠らせちゃおっか?
味方が寝ても、後で起こせばいいよねー」
「って、いいわけないでしょうがー!」
巻き込まれた明子が、葵をぶっ飛ばす。
「きゃあああああ、いつもどおりぶっ飛ばされても気にしないよ!」
「って、私もぶっ飛ばされるんですねそうですね……」
葵とニーナは、鏖殺寺院の真ん中に落下した。
「よし、こいつらを展示品にしてやる!」
「えー!? でも、鏖殺博覧会にタダでご招待と思えば!」
「さらわれても気にしませんよー」
葵とニーナは、鏖殺寺院にさらわれたのであった。

★☆★

「って、まだ生きてたのかよ鏖殺寺院。
行くぜ! 変身! 魔法少女シリウスッ!」
シリウス・バイナリスタ(しりうす・ばいなりすた)が、魔法少女に変身する。
「さあ、いけ、リーブラとサビク!」
実際に前で戦うのは、
リーブラ・オルタナティヴ(りーぶら・おるたなてぃぶ)
サビク・オルタナティヴ(さびく・おるたなてぃぶ)である。
「残念ですが、ここから先は暴力的な方はお断りですわ」
「……今日のボクは少し荒っぽいよ?」
「ぬな!? ミルザムとティセラ!?
それに……髪の色が違うが、シャムシエルか!?」
驚く鏖殺寺院に、リーブラの顔が険しくなる。
「あなたがたに、ティセラお姉さまを呼び捨てにされたくありませんわ!」
「ボクたちの区別もつかないキミたちに女王の遺物を扱う資格はないよ。
これも古王国の遺物、ゆっくり味わっていくといいよ!」
サビクが、女王の剣で攻撃し、
リーブラが光条兵器オルタナティヴ7を振るう。
「悪党はおねんねしてな!」
シリウスが、子守歌で支援を行う。
「さあ、ななな、イングリット!
ここはオレたちに任せて先に行け!」
「わかったよ! アムリアナブライダルが呼んでるよ!」
「ありがとうございます、先輩方!」
シリウスに促されて、なななとイングリットが駆けていく。

非不未予異無亡病 近遠(ひふみよいむなや・このとお)をお留守番させてきた、
ユーリカ・アスゲージ(ゆーりか・あすげーじ)
イグナ・スプリント(いぐな・すぷりんと)
アルティア・シールアム(あるてぃあ・しーるあむ)も、連携しながら戦闘する。
ユーリカとアルティアは、
誰かが怪我しないか注意し、すぐに回復できるようにする。
「怪我をした方は、すぐナーシングの準備ができていますわ。
遠慮なくおっしゃってくださいね!」
「アルティアは、皆さんのご無事を願っているのでございます」
また、アルティアは、歌を歌って、味方の支援も行う。
「皆を傷つけさせるわけにはいかないのだよ」
イグナも、オートガードやディフェンスシフトで、味方を守ろうとする。

「今日はななな様と手をつないできたので、電波の感度がよくなっております!」
セシル・フォークナー(せしる・ふぉーくなー)が、
スマッシュアンカーを振り回して攻撃する。
「見ていてください、イングリット様!」
セシルは、イングリットと新入生同士の一騎打ちをして敗北した後、
修行を続け、再戦の機会を伺ってきたのだ。
「セシル殿、援護します!」
幸田 恋(こうだ・れん)も、セシルの重い攻撃で態勢が崩れた相手を、
二刀で攻撃する。

「スーパー電波アターック!」
「セシル殿、その必殺技名は……」
まともに戦いつつも、セシルと恋が漫才する。

「なんなんだ、こいつら!?」
「ぎゃー!?」
鏖殺寺院は猛攻の前に、敗れたのだった。

「さすがだね! 今日もアンテナが輝いてるよ!」
「お褒めに預かって光栄です」
戻ってきたななながセシルのアホ毛と接触しそうになったので、
恋があわてて間に入る。
「恋さん、どうされたんですか?」
「いえ、その……」
(セシル殿とななな殿が共鳴すると危険ですから……)
セシルの問いに、恋は目を逸らしながら答えるのだった。