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■□■2■□■ 生身での潜入作戦!

そのころ、像賊たちのアジトでは。

「情けないぞ!
もっと契約者たちを圧倒して番組を盛り上げんかっ!」
蒼空学園のドクター・ハデス(どくたー・はです)が、像賊たちを叱咤していた。
思い込みの激しいハデスは、セレスティアーナ誘拐事件が、番組のための演出だと勘違いしたので、
「ならば、
我らオリュンポスも悪の秘密結社として誘拐団側で出演しようではないか!」
と、像賊に協力していたのだった。

ハデスは、コマンダーとしての能力で、
像賊を鼓舞し、
さらには、アジトを改修して強化していた。

「フハハハ!契約者どもよ!
人質の命が惜しくば、我ら秘密結社オリュンポスの言うとおりにするのだなっ!」

仁王立ちするハデス。
白衣には、広告が光っていた。

「秘密結社オリュンポスでは、一緒に世界征服を目指すメンバーを募集中!
楽しい職場です!経験不問!初心者大歓迎!」


「おおー!
さすがハデス様!」
像賊が拍手喝采する。

秘密結社オリュンポスの部下として、
パートナーの
高天原 咲耶(たかまがはら・さくや)
アルテミス・カリスト(あるてみす・かりすと)
ヘスティア・ウルカヌス(へすてぃあ・うるかぬす)も、同行している。

「ちょ、ちょっと!兄さん!
なんで私がこんな格好で出演しなきゃいけないんですかっ!」

悪の女幹部役として、ビキニアーマーに鞭という格好をさせられている
咲耶が抗議するが。

「咲耶様!
俺を鞭で打ち据えてください!」
像賊がすがりつく。

「見ろ! それは味方の士気が上がる格好なのだ」

「わーん、なんでこんな変態の人と!?
しかもこんな恰好を放送されるなんて……。
け、けど、これで目立てば、賞金が出るって言いますし…
なんとしてでも賞金をもらって、家計の足しにしなきゃっ!」

オリュンポスの財布を預かる咲耶は、
露出した胸元や太ももに広告シールを貼り付けて、頑張って演技をする。

「おだまりっ!
おまえたちがちゃんとしてないから契約者どもがここまできてしまったのよ!
びしっばしっ!
って、ああっ、痛そうです! ごめんなさい、ごめんなさい!」

ヒーローやヒロインには応援が不可欠だ!
あなたも好きなヒーローを【パラミタヒーロー/ヒロイン部】で応援しよう!
松本 恵(まつもと・めぐむ)



結婚してくれる素敵な殿方募集中!
純和風の大和撫子です。友人からは良く「艶やかだね」と言われます。
【見合い写真】
ロビーナ・ディーレイ


「今、ヒーローの広告がありませんでしたか?」
アルテミスがツッコミを入れる。

「待て―!」
そこに、扉が蹴破られて、
空京大学の飛鳥 桜(あすか・さくら)が現れた。

「【ヴァルキュリア・サクラ】参上だぞ!
君たちにヒーローってものを見せてやるよ!」

「我らオリュンポスの行く手を阻む者は、誰であろうと、この暗黒騎士アルテミスが排除します!」
甲冑の広告シールを目立たせつつ、アルテミスが言う。

独り身やそれに準ずる・・・・悲しい思いをしたモテない人よ
貧乳やチビの足りぬ・・・劣等の扱いをされた持たざる人よ
来たれ、嫉妬の思いを持つ者よ!
【妬み隊】はそんな人やその他のヒトを大募集!
瀬山 裕輝(せやま・ひろき)


「な、なんだか悲しい広告だぞ」

「うるさいです!
さあ、セレスティアーナ代王の身柄を返して欲しければ、まずはこの私を倒してください!」

広告つきの大剣を構えて、アルテミスが言う。

奈落の底から宇宙まで
どこにでも愛を込めて
ライブをお届けします

秋葉原四十八星華劇場
弁天屋 菊(べんてんや・きく)



「むむっ、
846プロのアイドルヒーローとして、負けないんだぞ!」
【ヴァルキュリア・サクラ】がエレキギターで驚きの歌を歌い始める。

「Sound」
ある快晴の日のこと、眩しい日差しの中
窓が閉じられた暗い部屋、君はまた一人
…他人と少し違うこと、まだ気にしてるのかい?
そんな時はさ、閉じられた窓を今、思い切って開けてみて
ほら、青空から
キコエテクル

この世界に溢れるメロディ、僕たちだけが持っているこのサウンド
合わせたら、ほら
たった一つの曲になる!
不協和音なんて恐れないで
君がいるからこのリズムが成り立つんだ
もっと聞きたい君だけのサウンド
だから、さあ
キミハキミラシクアレ!


「正義の光でLock−on、君の悪事をJudgement!」
警告を用いた決め台詞で、
像賊たちが釘付けになる。

「Thanks and thanks again☆」
観衆に手を振りつつ、【ヴァルキュリア・サクラ】は広告を打ち出した!

光り輝くステージに、貴方も立ってみませんか?
【846プロダクション】は貴方の夢を応援します!
詳しくはWebへ!


「おのれ! こっちももっと目立つのだ!」
ハデスの号令に、
ヘスティアが進み出る。
「かしこまりました、ご主人様……じゃなかったハデス博士。
咲耶お姉ちゃん、アルテミスちゃん、像賊の皆さんを援護します!」

ヘスティアは、ミサイルポッドを全弾発射した!

「うぎゃー!? だぞ!」
「きゃああああああああああああ」
「いやあああああああああああ!?」
「うわああああああああああああああ!」

しかし、【ヴァルキュリア・サクラ】だけでなく、
咲耶やアルテミス、像賊たちも巻き込んでしまう。

もうもうと煙の立ち込める中、
ペンギンの被り物をした少女が、窓から銃を連射しながら現れた!
「謎のペンギンマスク、ヘルジャッジメント円!ここに推参!」
百合園女学院の桐生 円(きりゅう・まどか)であった。
「謎の全身鎧レッドミネルバちゃん参上!」
円の突入にあわせて盾を構えて壁を突き破りながら、
ミネルバ・ヴァーリイ(みねるば・う゛ぁーりい)も現れる。

その様子は後ろから一部始終、
オリヴィア・レベンクロン(おりう゛ぃあ・れべんくろん)が撮影していた。

「ヘルジャッジメントだと!?」
悪そうな名前のため、ハデスが対抗する。

「もう、安心したまへ。ヘルジャッジメント円が来たからにはもう安心だ!」
「さっきからなにをごちゃごちゃいっているのだ?」
セレスティアーナはぽかんとしている。

「あぁん?おめーらに代王殺す度胸あんのか?
こっちは構わないよ、おめーらの顔を、チーズにする理由が出来るから。
こっちは楽になるだけなんだからよ」
「ぎゃー!?」
公私を使い分け、像賊たちに円は銃を乱射する。

「ミネルバちゃんの正体は絶対秘密! ミネルバちゃんアターック!」
光明剣クラウソナスを振り回して、ミネルバが像賊をなぎ倒す。
「ベケットちゃんずるい!
人質なんてずーるー!
おかーさんが、泣くぞー!
こいよべケット! 人質なんて捨ててかかってこいよ!」
ミネルバが挑発する。
「ちょっとホラ、悪役なんだしもっと緊迫感を出しなさいよ!」
オリヴィアが後ろから煽る。

「ベケットって誰だ!
たった3人で我らが倒せるわけなかろうっ!」
ハデスの号令で、像賊たちが襲い掛かる。

「こうなったらしかたない。オマタゲ・ソルデスの力を見よ!
ヘルジャッジメントー!」

「説明するわ!
ドMなジャタ族の族長、オマタゲ・ソルデスのダンシングステージの力で、
円はヘルジャッジメント円に巨大化するの!」
オリヴィアが解説する。

そして、巨大化して建物の屋根を突き破る円だったが。

「うわははははは、踏みつぶしてくれるわー!」

次の瞬間、元に戻ってしまった。

「しまった! コメディ時空じゃないから巨大化できないんだ!」

「オマタゲ・ソルデスとか、なつかしいネタね!」
そこに、名声でスーパーアイドルとして、
蒼空学園の小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)
ベアトリーチェ・アイブリンガー(べあとりーちぇ・あいぶりんがー)とともに、
グラディウスで登場する。

グラディウスの外壁には広告が描かれていた。

ヒーローたるもの記録に残るのではなく記憶に残るものこそが真のヒーロー。
マグナ・ジ・アース



武器カスタマイズおまかせください。
 ☆★ アトリエ・イルナン ★☆
イルミン支店、近日オープン(予定)
エイディエール・イルナン



美羽がマイクを持って像賊たちに言う。
「あー、テステス。
コホン、えーと……ロイヤルガードの小鳥遊 美羽だよ。
おとなしく代王を解放すれば、今なら安全を保障できるけど……
もし抵抗するなら、凶悪なザンスカールの精とイコン部隊が突入するから、
たぶんナラカで後悔することになると思うよ。
悪いことは言わないから……おとなしく投降したほうがいいんじゃないかな」

「なんだと!?
ロイヤルガードにつかまったらもうおしまいじゃないか!」
「こんな小娘たちに負けてたまるか―!」
しかし、当然のことながら、像賊たちは降伏しない。

「しかたないわね。行くよ、ざんすか!」
「容赦なくぶっ飛ばしてぶっ殺してやるざんす!」
ザンスカールの森の精 ざんすか(ざんすかーるのもりのせい・ざんすか)とともに、美羽が躍り掛かる。

ざんすかはラリアット、
美羽はミニスカキック無双で、像賊たちをぶっ飛ばす。

その様子を、コハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)が、
ツァンダの町の精 つぁんだ(つぁんだのまちのせい・つぁんだ)とともに撮影する。
「よし、美羽のローアングル画像を撮影して、
視聴率大幅アップだ!」
インタビュー番組「トッドの部屋」の契約者特集に出演した際、
「美羽ちゃんはパンツはいてない疑惑」が地球で広まっており、
スーパーアイドルにしてロイヤルガードの美羽は、大きいお友達の注目も集めていた。

「ま、まあ、美羽には『乙女の魔法』があるから大丈夫だと思うけど……」
コハクが苦笑しながらつぁんだの所業を見守る。

そして今回も、「見えそうでけして見えないスカートの中」というギリギリの映像によって、
視聴率が上がっていくのであった。
なお、この出演のおかげで蒼空学園の志願者が増えたと、
後に美羽とつぁんだは主張したが、それはさだかではない。