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【マスター合同シナリオ】百合園女学院合同学園祭!

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ヴァイシャリー湖豪華クルージング・2

風祭 隼人(かざまつり・はやと)は、
恋人のルミーナ・レバレッジ(るみーな・ればれっじ)を、
ヴァイシャリー湖豪華クルージングへと誘い出した。

「綺麗ですわね……」
秋の日差しを反射する水面を見つめてつぶやくルミーナに、
隼人は、優しい瞳を向ける。
「ルミーナさんの方が綺麗だよ」
「えっ」
頬を赤らめるルミーナに、隼人はいたずらっぽくにっと笑う。
「なんてな。本気だけど」
「隼人さんったら」
ルミーナが、隼人に、いたずらをとがめるような、
それでいて、どこかくすぐったそうな笑みを浮かべた。

まさしく、好青年と、上品なお嬢様のデートという雰囲気であった。

ダンスパーティーの曲が流れ始めた。

「踊らないか?」
「ええ」
2人は、見つめあいながら、ワルツを踊った。
「まるで、天国にいるみたいだな」
「ふふ、わたくしが守護天使だから、ですか?」
「それもある。だけど、それだけじゃないさ」
ステップを踏みながら、隼人は言った。
「ルミーナさんが、俺の目の前にいる。
俺の目の前で笑ってる。
世界で最高に綺麗な光景だよ」
「隼人さん……」
「はは。今日は自分でもキザなこと言ってる自覚あるんだ。
やっぱり、ここが、特別な場所だから、かな」
「ええ。ヴァイシャリー湖の豪華客船でのクルージング……。
わたくしも、夢のような気分ですわ」

2人は、永遠とも一瞬とも取れる、幸せな時間を過ごした。