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お月見の祭り

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お月見の祭り
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 ミーナ・リンドバーグ(みーな・りんどばーぐ)真田 佐保(さなだ・さほ)を誘って、お月見に来ていた。二人は浴衣を着て、買い込んだお菓子や食べ物を持って歩いている。
「えへへ……大好きな先輩とお月見デートです」
 ミーナは嬉しそうに佐保と並んで歩いていく。
「いいお月見のスポットを見つけたら、ゆっくりしたいでござるな」
「はい!」
 ミーナはお月見のスポットを探しながらも、佐保と一緒にいることが嬉しくてはしゃいでいる。
「先輩の浴衣姿すごく素敵です。いつも以上にかわいいです〜」
「ミーナ殿も似合ってるでござるよ」
「えへへ、嬉しいです!」

 ミーナと佐保は、人気のない縁台を見つけ、そこでお月見をすることにした。
「先輩! たこ焼きおいしいですよ。こっちのお菓子もおいしいです」
 月を眺めつつも、ついつい食べ物の方に気を取られるミーナ。
「お月見をしながら食べると、美味しく感じるでござるな」
 佐保は月を見上げながら、ミーナの差し出すたこ焼きを口に運んだ。
「まんまるで綺麗ですね。先輩、お月様綺麗ですよ」
「昔は『I LOVE YOU』を『月が綺麗ですね』って訳したそうでござるよ」
 佐保にそう言われたミーナは、顔を赤くする。
「えと……ミーナなら、ストレートにアイラブユー!って言います。先輩、アイラブユーです!」
 突然の告白に、佐保は驚いたように固まった。
「はじめてみた時からミーナは先輩のことが大好きです。先輩にミーナの大好きな気持ちをいっぱい伝えたいです」
 ミーナはそう言って、ゆっくりと佐保に顔を近づけた。
「……拙者も、ミーナ殿のこと、好きでござるよ」

 ミーナと佐保は、月明かりの下でキスを交わしたのだった。