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リアクション
「いやはや皆様すばらしい」
サーカスの中央部隊の上空で偶像相手に戦う契約者を見下し、悪魔は会場全てに響くような声で歓喜――いや狂気じみた声で笑っていた。
仮面の下の表情は読めないものの、ニヤつく顔が容易に想像できる。
「その強き魂、是非とも狂わせてみたいもの」
強き絆により結ばれたその魂。
どれも、誰からも強い力や意思を感じる。
「暴虐、歓喜、孤独」
だからこそ、狂わせ甲斐があるというもの。
強き魂が狂った時こそ、悪魔の至高。
「――ああ、どれも試してみたい!!」
考えるだけで絶頂に登ってしまいそうだ。
身震いを抑えながら悪魔は高笑い。
「しかぁし! この狂気の宴を成立させることこそ我が望み、皆様の実力でこの宴を大いに盛り上げて頂きたい!」
突然の爆発と同時に悪魔は笑いを止め、契約者達に向き直る。
反応した契約者達は遠距離攻撃を仕掛けるものの、全ては悪魔に届くより先に虚空へと消え去っている。
「既に皆様も我が虜、暴虐と破壊によるこの狂乱の宴より逃れる術など無いのですから」
悪魔の言葉に応える様に、観客は一斉に狂喜の雄叫びを上げた。
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