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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
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リアクション

13)緋桜 ケイ(ひおう・けい)

「トッドの部屋」出演も2回目ということもあり、
以前より緊張はせずに、緋桜 ケイ(ひおう・けい)はスタジオ入りした。
……はずだったのだが。

【VDカップル】夢オチ

「バレンタインの夢を見られたようですけれど、
ケイさんはいつも「こういう夢」をよく見られてるのかしら。
年頃の男の娘の方の気持ち、興味があるわ。詳しく教えてくださらない?」

「その写真」を見て、ケイは紅茶を盛大に吹き出した。

「なっ……!
こ、この写真は……ど、どうしてこんな……」

寝起きの写真、しかも、夢の内容まで写っている写真に、ケイは慌てた。

「ト、トッドさん、この写真は一体どこから……もしかしてサイオニックっ!?」
衝撃を受けつつ、
トッドさんが超能力者ではないかと、ケイは疑う。

(で、でも、ソートグラフィーでも他人がみた夢の内容なんて写せるはずがないし……
トッドさん……あんたは一体何者なんだ!?)
トッドさんから、底知れない威圧感を覚えて、
ケイは、戦慄するのだった。

入れなおしてもらったお茶を飲んで、
ケイは乾いた笑みを向ける。
「こ、こういった夢を見たのは初めてで……。
メニ……彼女はプライベートでもアグレッシヴな面があるといいますか……
バレンタインという日だったということもありますし、
その数ヶ月前にも色々とあったもので……そ、それが影響して夢に出てきたのかも……」

「まあ、どんなことがあったの?
それと、この縞パンは、
ケイさんのご趣味なのかしら?」

「縞パ……ッ」

「わらわは裸ワイシャツなのも気になるな」
悠久ノ カナタ(とわの・かなた)が、写真を見て言う。

「つ、次の質問に……」

「ねえ、どなたのご趣味なの?」

「次の質問に!」

★☆★


「次はわらわが答えるとしよう」
ソファでぐったりしているケイの隣で、
カナタが質問に答え始める。

緋山 政敏さんの質問です。

地球の方々にも皆さんのお勧めのスポットとか
以前行ったけど、今どうなってるのかなーとか気になる場所をご紹介頂けませんでしょうか」

「お勧めスポットか……
イルミンスール魔法学校を学び舎に持つ者としては、やはり大図書室をアピールしたいところよ」
「まあ、どんなところなの?」
「学内にある大図書室は、一つの巨大な迷宮となっておる。
しかしながら、わらわたちも未だにその全貌を把握し切れておらぬ。
『灯台元暮らし』、『近くて見えぬは睫』とは少し違うかもしれぬが、
今やコントラクターたちはパラミタを飛び越え、
ニルヴァーナにまで冒険の足を延ばしておるのにもかかわらず、
わらわらたちのすぐ足元にもまだ巨大な謎を秘めた未知の領域が広がっておるのだ。
まさにロマンよ。
わらわも在学して三年目になるが、
アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)に匹敵する魔女と噂される司書にすら出会ったことがないのだ。
いつか全てを踏破してみせたいものよ」

「カナタさんも、その司書さんに匹敵する実力が得られるといいわね」
「ふふ、のぞむところだ」
カナタ自身も長い年月を経てきた魔女であり、アーデルハイトへの対抗意識も持っている。
司書の魔女への興味があるのも必然であった。

★☆★


「ああ、おかげで助かったよ」
トッドさんの追及を免れたことについて、控室でカナタに礼を言うケイだが。
「ところで、あの縞パンと裸ワイシャツ、おぬし、そういうのが好みだったのか?」
「その話はもういいだろ!?」