校長室
【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
リアクション公開中!
28)龍滅鬼 廉(りゅうめき・れん) 龍滅鬼 廉(りゅうめき・れん)は、 パートナーの 陳宮 公台(ちんきゅう・こうだい)、 キャロ・スウェット(きゃろ・すうぇっと)、 アドハム・バスィーム(あどはむ・ばすぃーむ)の大所帯で出演した。 「トッドお婆ちゃん、 お膝に座っていいの?」 「ちゃんと『トッドお姉ちゃん』って呼んだら乗ってもいいわよ」 「のー。わかったのー」 キャロは、トッドさんになついて、 膝の上でヒマワリの種を食べている。 そんな中、トッドさんの質問が陳宮に向かう。 【蒼空花街】只今支度中 「陳宮さんは、女装がお好きなようですけれど、 こういう時ってどういう気持ちになられるのかしら。 詳しくお聞かせくださらない?」 「はぁ? ……はい!? だ、誰がす、好きな訳……っ!?」 一瞬呆けた後、陳宮が真っ赤になって慌てる。 アドハムは、質問を聞いて、仮面でわからないが、愉快そうに笑っている。 「ぜひその時のお気持ちを伺いたいのだけど」 「そ、その時の気持ちと言われましても! 足はスースーしますし、場合によっては詰め物までも……! 恥かしいやら惨めやら……第一私は男ですから、プライドというものが……!」 「デスガ、アマリイヤガッテイナイヨウニミエルノデスガネ……フフフ……」 アドハムが、陳宮の言葉を遮って言う。 「わ、私だって好きであの様な格好をしている訳ではありませぬ。 確かにあまり違和感は自分でも感じない場合が……」 そこまで言って、陳宮は自分で墓穴を掘ったことに気づく。 「でも、お嫌ではないのですよね?」 「う……」 反論できない点に、陳宮は絶句し、打ちひしがれる。 「陳宮おじちゃんどうしたのー? 寒いのー?」 キャロは、震えている陳宮を見て、寒いのかと思って心配する。 「トッドさん、すまないが……そのぐらいにしてやってくれないだろうか」 緊張しながら様子をうかがっていた廉だが、 打ちひしがれる陳宮を見て止めに入る。 「せっかくだから別の質問をしてもらえないか?」 「ええ、では、いただいている質問をするわね。 瀬山 裕輝さんの質問です。 『僕私のおススメ又は自慢したいアイテムやスキル』はなんですか?」 「はいなのー!」 キャロが元気よく手を上げる。 「このポシェットなのー! 武器も入れてるのー!」 「まあ、どうやって入れてるのかしら」 トッドさんが目を丸くする。 「では、次の質問です。 あなたの将来の目標はなんですか? それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか? まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」 「そうだな……将来のとは少し違うと思うが…… 修行を積んで、自分の腕に磨きをかけていく事だろうか」 少し考えてから、廉ははっきりと宣言した。 「地球では味わえない様な出来事、場所があるんだ。 まだまだ自分の腕を磨く事が出来るはず。 それに……ここなら今まで戦った事も無い様な兵に会える……と思う」 「なるほど。 たしかに、パラミタには強大な力を持った方や、 まだ知られていない場所がたくさんあるでしょうね」 トッドさんがうなずいた。 「もしよければ、よい修行方法などないだろうか」 廉の問いに、トッドさんが答える。 「そうね、やはり、たくさんの人に会うこと、 たくさんのことを経験するのが大切じゃないかしら。 戦いはもちろん、いろんな経験をすることね」 「なるほど」 「だから、女装というのも、その一環として……」 「その話はもういいです!?」 陳宮が悲鳴を上げた。 「マルデ、コドモノママオトナニナッタヨウナ人デスネ。 ……トテモオモシロイ方デス。 ……フフフ……ワタシハアナタノヨウナヒトガスキデスヨ」 「まあ、ありがとう。うれしいわ」 アドハムに言われ、トッドさんが微笑んだ。