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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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41)御神楽 陽太(みかぐら・ようた)

御神楽 陽太(みかぐら・ようた)は、
2回目のトッドの部屋出演に、今回も真面目に答えるつもりだった。

【大切な時間を】

「また、お会いできてうれしいわ。
環菜さんとのクリスマスなど、
二人の思い出について詳しく伺えるかしら?」

御神楽 環菜(みかぐら・かんな)との新婚生活についてまたふれられ、
照れつつも、陽太が答える。

「昨年のクリスマスの想い出をお話しします」
幸せな記憶を、少しずつ、大切に。

「聖夜ということで、
俺が張り切ってつくった料理とケーキを、夫婦で楽しく食べました。
自分がつくった料理を美味しく食べてくれる妻を見ていると、本当に幸せな気分に浸れます」
「まあ、お料理のお上手な旦那様で、環菜さんはお幸せね」
トッドさんに、陽太は笑みを返した。

「そう言っていただけるとうれしいです。
その後、聖なる夜の紅茶を楽しみながら、
2人でソファーに座って想い出話に耽ります。
蒼空学園での色々な思い出、結婚してからの様々な出来事、夫婦の会話がはずみました」
「まあ、それはすてきね」
トッドさんにうなずき、陽太は続けた。

「それから、密かに手作りしていたダイヤモンドのブローチをプレゼントしました。
ブローチを胸につけてあげると妻はとても喜んでくれました」
「まあ、サプライズのプレゼントね! すてき!
じゃあ、環菜さんはどんなプレゼントをくださったの?」
「妻からのプレゼントですか? ……えっと、それは」
陽太のポケットで、何度目かのメールがマナーモードで着信した。
おそらく、余計なことを言わないように、照れた妻が送ったのだろう。
(うん、いつもよりも熱い夫婦の愛し合い、とか言えないですよね)
顔を赤らめつつ、陽太は言った。
「その……寒い冬の夜も、暖かく過ごせる素敵なプレゼントを貰いました」
「まあ! それはどんな……」
「そ、そういえば、他にも共通のご質問があったのでは?」
慌てて、陽太がトッドさんをはぐらかす。

「そうね。ふふ。
じゃあ、もうわかっている気もするのだけど。
あなたの大切な方はどなたですか?
その方について、そして、どう思っていらっしゃるか、
なるべく具体的に教えてくださらない?」
「当然ながら、妻です。夫婦で仲睦まじく寄り添いあって人生を歩んで行きたいと想います」
陽太がきっぱりと答え、また携帯にメールが着信した。

「では、あなたの将来の目標はなんですか?
それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか?
まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」
「妻の夢を叶えることが、俺の夢です。
現時点の妻の目標は鉄道王になることですので、
その為に日々鉄道事業に夫婦で奔走しています」
「シャンバラを鉄道がつないで、誰でも自由に回れる日が来るといいわね」
「はい」
陽太は力強くうなずいた。

「では、サクラコ・カーディさんからの質問です。

「環菜様にノロケてみてください。公共の電波で!」」

顔を赤らめながらも、陽太は深呼吸して、宣言した。

「俺は環菜のことを、環菜のことだけを、深く強くいとおしく、心の底から愛しています!」

その愛の告白は、世界に向かって、届けられるのだった。