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仮装の街と迷子の妖精

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仮装の街と迷子の妖精

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 エピローグ


 翌日。

 当然と言えば当然なのだが、雪だるま頭になった契約者たちはほとんどが風邪で寝込んでしまっていた。長時間頭を冷やされていたので仕方のないことなのだろうが。
「う〜ん、やっぱり一生風邪引いたままなんだぁ……」
 熱でうなされるセレンの額をタオルで拭ってあげると、幾分表情が安らいだように見える。ベッドの横に腰掛けながらセレアナは本を開いた。セレンが起きたときに隣にいてあげられるように。

「クロセル殿ー! なんとも痛々しい!」
 風邪で寝込むことはなかったがさすがに一日中頭を雪で覆われていたとあって、両頬が赤くはれてしまっている。
 心配そうに覗き込んでくるスノーマンだったが、クロセルはそんなことも気にせずにどこかご満悦のようすだった。手にした新聞にはヴァイシャリー仮装コンテストが大々的に取り上げられていた。

 一面記事、大きく何枚も写真が取り上げられ、昨日のイベントの盛り上がりを伝えている。その写真の一枚にクロセルとネクロ・ホーミガが写っていた。
 ネクロ・ホーミガとして新聞に載った鬼龍は、大事にその新聞を引き出しへとしまった。

 そして今日もまた。
「静香先生おはようございます」
「今日もいい天気ですね」
 何事もなかったかのように街に買い物に出かける静香。

「――あれ? なんだろう?」

 次は一体何が起こるやら。


担当マスターより

▼担当マスター

宇角尚顕

▼マスターコメント

 皆様初めまして。このシナリオからゲームマスターを務めさせていただきます宇角尚顕と申します。
 参加してくださった皆様方、本当にありがとうございました。
 まだまだなところもありますが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

 それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

▼マスター個別コメント