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【十二の星の華】双拳の誓い(第5回/全6回) 解放

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【十二の星の華】双拳の誓い(第5回/全6回) 解放

リアクション

 
    ★    ★    ★
 
「輝睡蓮がだめなら、私の拳で目を覚まさせてやる。アブソーブ!」
 ココ・カンパーニュが、チャイ・セイロンの放った火球を吸収すると、星拳エレメント・ブレーカーから衝撃波をアルディミアク・ミトゥナにむかって放った。気絶させてしまえば、アンクレットを破壊するのも容易なはずだ。
「セット、インパクトブロー!」
 素早くガーターリングから水晶を取り出したアルディミアク・ミトゥナが、同じ衝撃波をぶつけて相殺する。
「あっちの魔法使いを切り離せ」
 デクステラ・サリクスが、配下の魔法使いたちに命じた。
 たちまち、火球がチャイ・セイロンに集中する。
「あらあらあら、ちょっと嫌ですわ」
 魔法の箒でひらひらと攻撃を躱しながら、チャイ・セイロンが火術で火を操り、敵の火球同士を衝突させて消していく。一見余裕があるようだが、これではココ・カンパーニュのサポートはできない。
「なんだなんだ、よってたかって。よく分からねえが、よければ俺が相手になるぜ」
 翼の剣を肩越しに構えて、田桐 顕(たぎり・けん)がデクステラ・サリクスたちの前に現れて言った。
 葦原明倫館近くにいたのだが、何やらぞろぞろと人が樹海の方へ行くので、興味を持って後をつけてきていたのだ。もちろん、事情はよく分からない。しばらく物陰から観戦していたが、それだけで、どちらに加勢するかは一目瞭然だった。
「ここは、俺に任せてもらおうか。んっ!?」
 ツンツンと服を引っぱられて、田桐顕がそちらを振りむいた。
「俺たちだろうが」
 リリス・チェンバース(りりす・ちぇんばーす)にじっと睨まれて、田桐顕はコホンと一つ咳払いした。
「俺たちに任せてもらおう」
 田桐顕が、言いなおす。
「それで?」
 デクステラ・サリクスが、猫の鼻先を田桐顕の顔先に近づけて、クンクンと匂いを嗅いだ。あまりに一瞬の出来事だったので、逃げる暇もない。いつ近づかれたのかも分からないほどだ。
「ワタシをおいてかないでくださ〜い。えいっ!」
 そこへ駆けつけたエルシー・エルナ(えるしー・えるな)のトマホークが、田桐顕とデクステラ・サリクスを分けた。
「こら、もうちょっとで俺の鼻がなくなるところだったじゃないか」
 後になって冷や汗をかきながら、田桐顕が叫んだ。
「えー、だって、手加減するのめんどくさいのだもの〜」
 あっけらかんとエルシー・エルナが答える。
「二人とも、攻撃が来るよ!」
 リリス・チェンバースの言葉に、田桐顕はあわてて身構えた。
「さあ、戦闘開始だ。洗脳アイテムとやらを破壊して、二人を保護する」(V)
 パワードスーツに身をかためた如月 正悟(きさらぎ・しょうご)が、その間隙を縫ってアルディミアク・ミトゥナに近づこうとした。
「そっちも、近づけさせないよ」
 田桐顕の剣をクローで跳ね返したデクステラ・サリクスが、遠当てで如月正悟を転倒させた。
「くそ、やはり敵を排除しなければ、難しいか。負けるわけにはいかない」(V)
 なんとか起きあがると、如月正悟はデクステラ・サリクスたちの方へとむかっていった。そのおかげで、海賊たちの手が埋まる。
「もらった!」
 バーストダッシュで相田 なぶら(あいだ・なぶら)がアルディミアク・ミトゥナに突っ込んでいった。すかさず、アルディミアク・ミトゥナがウィング・ソードを呼んで牽制する。二つの剣が激しくぶつかり合って、狙いを逸らした。
 だが、それが囮だった。
 相田なぶらの後ろに控えていたフィアナ・コルト(ふぃあな・こると)が、待ってましたとばかりに轟雷閃を放つ。湿地帯の泥に隠れてしまっているアンクレットを狙うには、電撃を金属に集中させるしかなかった。
「アブソーブ!」
 狙われたアルディミアク・ミトゥナと同時に、巻き込まれてはたまらないとココ・カンパーニュも星拳で防御する。
「魔法はだめか……」
 自分が感電するのは承知の上で相田なぶらがしかけた攻撃だったが、星拳の特製を甘く見ていたようだ。
「今だ!」
 一息つく間を与えず、メイコ・雷動が、バーストダッシュで突っ込んできた。激しく泥を舞い上げながら、アルディミアク・ミトゥナの足元を狙う。
「邪魔者をするな」
 アルディミアク・ミトゥナが、呼びよせたウィング・シールドをつかむと上に逃げた。激しい泥飛沫をあげただけで、メイコ・雷動が泥に頭から突っ込んで止まる。
「見えた!」
 その機を待っていたマコト・闇音が、頭上のアルディミアク・ミトゥナにむかってソニックブレードを放った。この位置からであれば、アンクレットをきっちりと狙うことができる。
「アブソーブ!」
 あわてずさわがず、アルディミアク・ミトゥナが飛んできた真空波を吸収した。
「返すぞ!」
 まったく同じ真空波を、アルディミアク・ミトゥナが下にむけて複数放った。あわててバーストダッシュでメイコ・雷動とマコト・闇音が逃げる。
 このままでは、一方的に上から攻撃されるだけだ。
「リーダー!」
 チャイ・セイロンが、乗っていた魔法の箒を飛び降り様ココ・カンパーニュの方へと押し出した。
「すまない」
 手を挙げて魔法の箒をつかみ取ったココ・カンパーニュはそのまま上へと飛び上がった。その勢いを利用してクルリと身を翻し、魔法の箒の上に立つ。
 恐ろしいほどのバランス感覚で、ココ・カンパーニュは足で魔法の箒の角度を微妙に変えつつアルディミアク・ミトゥナに迫った。
「そうこなくては」
 アルディミアク・ミトゥナが迎え撃つ。
 二つの拳がぶつかり合うと思われた刹那、ココ・カンパーニュが横に倒れた。魔法の箒に引っ掛けた足先を軸にしてクルリと回転し、元の位置に戻った瞬間、振り返ってドラゴンアーツの衝撃波を放つ。
 空振りして体勢を崩したかに見えたアルディミアク・ミトゥナだったが、ウィング・シールドをロールさせて回避した。外れた衝撃波が、天蓋の枝々にあたり、破片がわずかな光の隙間を埋めて湿地帯をさらに暗くした。
 暗闇が、乱戦に拍車をかける。
「ふふふふふふふ、闇、それは光を求めるもの。そして、光、それは私と在る物なのです」
 ふいに多くの者が聞き慣れた声が響いた。
「よーく見ていてください。ここが本日の山場です。百花繚乱の騎士、はっ、クロセル・ラインツァート(くろせる・らいんつぁーと)御出座!」(V)
 自前のスポットライトに照らされながら、天蓋へとのびる柱のような大木の中腹に、クロセル・ラインツァートが立っていた。そして、その口に銜えられていた物は……。
「輝睡蓮!? どこでそれを?」
 魔法の箒をクロセル・ラインツァートの方へむけてココ・カンパーニュが叫んだ。このとき、クロセル・ラインツァートの登場のしかたに唖然としたアルディミアク・ミトゥナの動きが一瞬遅れた。
「ざっぎ、下でづみとったのでずよ」
 輝睡蓮を銜えたまま、くぐもった声でクロセル・ラインツァートが答えた。
「ありがとう。素敵だ!」
 思わずクロセル・ラインツァートにだきついてココ・カンパーニュが言った。
「ええと、その、泥だらけなのですが……」
 微妙にはにかむクロセル・ラインツァートの輝睡蓮の茎に噛みつくと、ココ・カンパーニュがそれを奪い取った。
「これはもらっておくよ」
 ニッコリと微笑むと、ココ・カンパーニュはクロセル・ラインツァートを木から蹴落とした。
「ちょっと、ココさーん、言ってることとやってることが違……!」
 声が小さくなっていき、ポチャンと水音が響いた。
「アブソーブ!」
 ココ・カンパーニュが、星拳エレメント・ブレーカーに輝睡蓮を吸収させる。
「チャンスは一度。これで決める」
「何をするつもりか知らないけれど、これだけかかってたいした攻撃もできなかったあなたが、たった一撃でどうするというの」
 ココ・カンパーニュに言葉に、アルディミアク・ミトゥナが苦笑した。
「やってみなければ分からないさ」
 不敵に笑うと、魔法の箒の上に中腰で構え、ココ・カンパーニュがアルディミアク・ミトゥナに突っ込んできた。星拳エレメント・ブレーカーを前にして構えをとる。
 当然、そのまま突っ込んでくるか、いったん右手を引いて攻撃してくるとアルディミアク・ミトゥナは予想した。だが、二人がぶつかった瞬間、繰り出されたのはココ・カンパーニュの左手のドラゴンアーツであった。魔法の箒から飛び降りたココ・カンパーニュの渾身の一撃が、ウィング・シールドを叩き落とす。
「フェイントだと!?」
「ふふ、欺されただろ」
 驚くアルディミアク・ミトゥナに、楽しそうにココ・カンパーニュが切り返す。
「これで……」
「甘いな」
 ココ・カンパーニュがフィニッシュブローを決めようとしたとき、すっとアルディミアク・ミトゥナの身体が離れた。その手には、ウィング・ソードが握られている。
 互いに地上に衝撃波を放って、ココ・カンパーニュとアルディミアク・ミトゥナが地上に降り立った。激しく舞い上げられた泥水が、不透明な霧となって周囲を暗闇に閉ざした。
「近くにいる……」
 ココ・カンパーニュは感覚を研ぎ澄ました。ほんの手の届く範囲にいるはずだが、確実に相手を捉えきれない。音は、周囲の戦いのせいで役にはたたなかった。
 そのとき、闇の中に赤く小さく光る物が見えた。アルディミアク・ミトゥナのしていたイヤリングだ。
 迷う暇もおしんで、ココ・カンパーニュが星拳エレメント・ブレーカーを繰り出した。
「うっ」
 その一撃が、アルディミアク・ミトゥナを捉えた。輝睡蓮の成分を纏った一撃が、アルディミアク・ミトゥナの身体に染み渡る。
「目を覚ませ、シェリル!!」
 ココ・カンパーニュが叫んだ。
「何をした……、何を……、何をしたの?」
 数歩後退って、アルディミアク・ミトゥナがうずくまった。
 今までの戦いで脆くなった天蓋の枝葉が一部崩れ落ち、一筋の光が入り込む。その光に照らされて、アルディミアク・ミトゥナがゆっくりと顔をあげた。
「ココ? お姉ちゃん? 私、何をして……」
「記憶が戻ったの、シェリル」
 ココ・カンパーニュが、アルディミアク・ミトゥナに歩み寄って訊ねた。
「私、なんで、ココと戦って……うっ」
 頭が痛いのか、アルディミアク・ミトゥナが両手で頭をかかえた。
 そのとき、アルディミアク・ミトゥナの足元から、くぐもった声が聞こえてきた。
『我の言葉に耳をかたむけよ。汝、この言葉に囚われる者なり。運命の輪の中に留まりし乙女、我の語りし夢を見ん。汝は、我が夢なり』
 その声は、同じ言葉をえんえんと繰り返した。
「私は、十二星華たる乙女座の戦士。女王ならざる者を憎み、すべてを排する者。我が主は一つ。私は……」
 何かに憑かれたかのように、アルディミアク・ミトゥナが繰り返した。それによって、謎の声が小さくなる。
「しっかり、シェリル」
 アルディミアク・ミトゥナの両肩をつかんで、ココ・カンパーニュが叫んだ。
「だめなんだもん、洗脳アイテムを破壊しなくちゃ!」
 小鳥遊美羽が、機晶石を破壊する設定にしたブライトマシンガンをアルディミアク・ミトゥナにむけて叫んだ。
「好き勝手は許さないって言ったよね」
 デクステラ・サリクスが、横からの一撃でブライトマシンガンを小鳥遊美羽の手から弾き飛ばして言った。
「今だ!」
 国頭武尊が叫んだ。その瞬間、見えない腕がココ・カンパーニュを背後から押さえ込む。
「何をする!」
 見えない相手に対して、ココ・カンパーニュがもがいた。
「何者です」
 道明寺玲が実力行使を使い、光学迷彩で姿を隠している猫井又吉を、ココ・カンパーニュから引き剥がして遙か遠くへと投げ飛ばした。泥飛沫があがった落下点へ、イングリッド・スウィーニーが容赦なく機関銃の弾丸を叩き込む。
「さすがに、消耗したようだね」
 デクステラ・サリクスが、ココ・カンパーニュに遠当てを放った。とっさに、紫月唯斗がココ・カンパーニュを守ろうとする。だが、その彼の前にペコ・フラワリーが立って盾でデクステラ・サリクスの攻撃を防いだ。だが、完全に止めきれるはずもなく、紫月唯斗がその背中を支えて転倒を防ぐ。
「大丈夫か、唯斗!」
 エクス・シュペルティアが、駆け寄って叫んだ。
 その場にいた者たちの注意が、一瞬ココ・カンパーニュとデクステラ・サリクスに集まる。
 そのわずかな隙が致命的となった。
「アルディミアクを放せ!」
 ルシフェル・フレアロードが叫んだ。シニストラ・ラウルスが、アルディミアク・ミトゥナをだきかかえていた。
「しまった……」
 とっさに、不破刹那がバーストダッシュでシニストラ・ラウルスに体当たりをかけようとした。その直前、上空からの狙撃が湿地に突き刺さり、飛び散る泥飛沫で不破刹那の進路を無理矢理変えさせた。バランスを崩した不破刹那が、もんどり打って転がる。
「ふっ、副長か。相変わらずいい腕だ」
 天蓋に開いた穴から、空に浮かぶ海賊船が垣間見えた。肉眼では見えないが、その甲板上では、ヴァイスハイト・シュトラントがルミナスライフルを構えている。
「アーちゃんのアンクレットが……」
 ノア・セイブレムが、シニストラ・ラウルスのだきかかえるアルディミアク・ミトゥナのアンクレットに、思わず手をのばした。
「ああ、分かっているさ」
 シニストラ・ラウルスが、アルディミアク・ミトゥナのアンクレットの上に手を翳した。
「ケーナズ」
 シニストラ・ラウルスがルーンを唱えると、ピシッと何かが砕ける音がした。あっけなくアンクレットが外れ、シニストラ・ラウルスの手の中に落ちてくる。そのまま、シニストラ・ラウルスが、アンクレットを握り潰して破壊した。
「シニストラ? デクステラ?」
 予想外の出来事に皆が唖然とする中、アルディミアク・ミトゥナが、戸惑うように二人の海賊を見た。
「ここは引くべきだな」
 アルディミアク・ミトゥナの様子を見て、トライブ・ロックスターが言った。
「もちろんそのつもりだ」
 その言葉に、アルディミアク・ミトゥナをだきかかえたシニストラ・ラウルスがうなずいた。
「待って、ココ、私、あなたとの誓いを……」
 ココ・カンパーニュにむかって手をのばしたアルディミアク・ミトゥナの言葉をかき消すように、頭上の海賊船から大量の煙幕弾が撃ち込まれた。
「待て、シェリル! あれは……」
 立ちあがったココ・カンパーニュが、星拳エレメント・ブレーカーが巻き起こした風で煙幕を吹き払った。そこで力を使い果たして、星拳エレメント・ブレーカーが消えていく。
 だが、そこにはすでに海賊やそれに与した者たちの姿も、アルディミアク・ミトゥナの姿もなかった。彼らを収容したことを宣言するかのように海賊船が移動していく。
「逃がすかよ!」
 新田実が、遠ざかっていく海賊船を攻撃しようとしたが、すでにその姿は天蓋の穴からは見えなくなっていた。
「くそ、せっかく、せっかく……」
 ココ・カンパーニュが、思いを言葉にすることができずに、ただひたすらに湿原の水面を叩き続けた。
「アルディミアクは、また洗脳されてしまうのでしょうか」
 大剣にもたれかかって息を整えながら、ペコ・フラワリーが言った。シニストラ・ラウルスをほとんど押さえきっていたにもかかわらず、最後の最後で自由にしてしまったことが悔やまれる。だが、悔やみはすれども、その是非はまだ分からない。
「その可能性は低いと思いますう」
 シニストラ・ラウルスの破壊したアンクレットの破片を拾いあげて、チャイ・セイロンが言った。
「これだけのもの、簡単には作れませんわ。まして、海賊には……」
 言外にティセラ・リーブラたちの危険性を示唆して、チャイ・セイロンが言った。
「リーダー、大丈夫ですか?」
 まだ座り込んだままのココ・カンパーニュを心配して、マサラ・アッサムがそっと肩に手をおいた。
「大丈夫じゃない……大丈夫のはずなんて、あるわけないじゃないか」
 そう叫ぶと、ココ・カンパーニュがすっくと立ちあがった。
「絶対、シェリルは取り返す。絶対だぞ!」
 ガントレットでゴシゴシと目のあたりをこすってから、ココ・カンパーニュが言った。
「もちろんよね」
 リン・ダージの言葉に、その場にいた者たちがうなずく。
「待ってろよー!」
 光差す天蓋の穴にむかって、ココ・カンパーニュは大声で叫んだ。
 

担当マスターより

▼担当マスター

篠崎砂美

▼マスターコメント

 次回、怒濤の最終回となります。
 いや、展開によっては、あっさりになるかもしれませんが。
 もうほとんど謎と呼べる物はありませんが、余裕がある方は関連シナリオを読み返すことをおすすめいたします。
 ゴチメイたちの初登場は「真女の子伝説」ですが、これはほとんど関連はないですね。
 「学生たちの休日1」でゴチメイは出てきますが、これもほとんど関係はないですね。
 「学生たちの休日2」では、アルディミアクたちが初登場で、ゴチメイたちのシーンもあります。この頃から、伏線が張られ始めています。
 「ゴチメイ隊が行く1 カープ・カープ」から、海賊とゴチメイたちが絡み始めます。
 「双拳の誓い」は本編ですから、ある意味必須ですね。
 「ゴチメイ隊が行く2 メイジー・クレイジー」でも、ちょっぴり設定に触れられています。
 「うそ」では、過去の十二星華が出てきますが、嘘ですから正史ではありませんが、だからと言って……。
 「学生たちの休日3」では、PL情報としての補完シーンがあります。双拳の最終回の舞台も出てきますので、最終回にとってはかなり重要情報となります。
 
 次回、判定はかなり厳しめになりますので、御注意ください。なにしろ、NPCの行く末が、アクションによって変わりますから。
 すべてこちらの予想通りであれば、予定通りの生き死にになりますし、もし偏れば予想に反して誰かが死んだり誰かが生きのびたりするでしょう。確率はキャラによってかなり違いますが、すべての可能性は0ではありません。
 
 では、最後までおつきあいのほどよろしくお願いいたします。