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【マスター合同シナリオ】百合園女学院合同学園祭!

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ヴァイシャリー湖豪華クルージング・5

ザカコ・グーメル(ざかこ・ぐーめる)は、
アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)を誘って、
クルージングに参加していたが、
以前のことを思いだしていた。

「あの時は派手に暴れましたよねえ……
結局アーデルさんも湖に沈んだりしていましたし……」
「む、むむう。嫌なことを思いださせるでない」
ラズィーヤとアーデルハイトと豪華客船という組み合わせにより、
ザカコは当時のことを連想してしまったのだった。

「しかし、今日もリア充が多いのう」
ミリア・フォレスト(みりあ・ふぉれすと)フィリップ・ベレッタ(ふぃりっぷ・べれった)
夫や恋人と一緒に豪華客船に来ているのを見て、アーデルハイトがブツブツ言う。

「今日はあんな事にならない様に
アーデルさんをたっぷり充実させますので、覚悟しておいて下さい!」
ザカコが胸を張ってみせる。
「うむ、期待しておるぞ」
アーデルハイトがうなずく。

「さあ踊りましょう、アーデルさん」
ザカコが、アーデルハイトの手を取る。
「ふふ。きちんとエスコートするがよいぞ」
アーデルハイトも、ダンスに誘われてまんざらではないらしい。

踊り疲れたアーデルハイトを、ザカコは、
特等席に案内する。
「ここは、どうしたのじゃ?」
「ラズィーヤさんにあらかじめ頼んでおいたのです」
ザカコが、アーデルハイトのために、根回しを行っていたのだった。

「おお、景色がよく見えるな。
気が利くではないか」
「気が利くついでに……どうぞ、アーデルさん」
「おお、これは!」
アーデルハイトの好物、シャンバラ山羊のミルクアイスであった。
「踊って暑くなっていたところじゃ。ザカコ、今日は本当に気が利くのう」
アーデルハイトは、シャンバラ山羊のミルクアイスを頬張りはじめる。

「お食事もご用意しました」
「おお!」
立食パーティーから運んできた食事を見て、アーデルハイトが目を輝かせる。
「綺麗な景色を見て、思う存分、楽しんでくださいね、アーデルさん」
「うむ。
しかし、こんなに食べたらまた太ってしまうわい……」
アーデルハイトは、そう言いつつも、
ザカコの用意した食事をたいらげ、
シャンバラ山羊のミルクアイスも、3杯お代わりしたのだった。
(やっぱり、アーデルさんは笑顔が素敵です)
ザカコも、満足げなアーデルハイトを見て、幸せな気分になるのだった。

「わははははは! リア充は爆発するのじゃ!」
「あ、アーデルさん、ちょっと飲みすぎてしまいましたね」
そんな一幕もありつつ、楽しい時間は過ぎていく。