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オークスバレー解放戦役

リアクション公開中!

オークスバレー解放戦役

リアクション


エピローグ


*火の機晶石
 所持者 : 第四師団(騎凛セイカ)
 本巣の戦い後、第四師団が回収。
 機晶石が取り出されるところを見た者は、灰色、もしくは光があたれば銀色に輝く石だったという。
 現在、パルボンの手に渡っている、との噂もあるが、目的や使用意図含め憶測の域は出ない。


*蛇の機晶石
 所持者 : メニエス・レイン(めにえす・れいん)

「メニエス様。やりましたわね」
「ミストラル。この通りよ。
 成る程、蛇の誘惑。真っ赤な機晶石だわ。美しい……禁断の機晶石ってところね。
 ひとまずは、魔力増幅等、研究の為に持ち帰るとしましょう」


*闇の機晶石
 所持者1(欠けら) : ジャック・フリート(じゃっく・ふりーと)

 ジャックは、魔法に倒れたイルミナスを、アサノファクトリーの朝野未沙に応急手当てしてもらった後、鉱山を出て麓の村へ向かう。。
 ジャックはもしやと思っていたが、長老は元機晶姫のエンジニアであった。
 イルミナスの防護スーツが脱がされ、少女の白い肌があらわに、というところはここでは読者の想像に任させるのだが、ジャックは背中越しにもわかるほど無駄に大きな二つのおっぱ……を見た。
 長い修理を経て、すっかり元気になったイルミナスを抱き上げる、ジャック。
「ねぇ、ジャック」
「何だ?」
「お腹空いた〜」
(こればかりは長老も治せなかったか……)
「絶対にまたこの村に寄るのじゃよ。歓迎するでな」
 長老以下大爆笑する村人一同に見送られるが、長老は、イルミナスに埋め込まれていた機晶石を見て、少し気がかりになった。
 宵闇を思わせる機晶石の欠けら。
 それがイルミナスの今後に何らかの影響を及ぼすのか。
「絶対にまたここへ寄るのじゃ」――長老はそれが気がかりでもあり、発した言葉だった。


*闇の機晶石
 所持者2(欠けら) : 朝野 未沙(あさの・みさ)

 教導団のジャックを助け、彼の機晶姫に処置した残りの欠けらを、自宅に持ち帰った。
 彼女は、火の機晶姫を討つ獅子小隊の友人、月島から、火の機晶石を受け取ろうと考えていたが、これは教導団上層部によって阻まれてしまった。
 代わりに(?)、その戦場で、現在の彼女の父親であるルース・メルヴィンに出会ったが、どんな会話が交わされたかは不明。更に……
 彼女は自宅に帰る際に、ヒラニプラ近郊で何故か祖父である朝野 凱の姿を見かけたが、今は何となく声をかけるのをよした。どうして、朝野 凱がここに? それは新たなドラマの始まりを示唆するものだったのか、やはり今はわからない。


*夢の機晶石
 所持者 : ハーフオーク?

 一説によると、ハーフオークの宝としてどこかに眠っている、と伝えられている。





 最後は……温泉です……(お待たせしてすみませんでした)


「ようこそ。いらっしゃいませー♪」
 温泉の若女将は、プリモ・リボルテック。

 着がえ室で走り回っているのは……
「マッゴゥちゃんっ私が女力を教えてあげるっ! とりあえず無駄毛を処理だねっ。
 マッゴゥちゃんっ、すね毛切ろうね」
「イヤャ! イヤャ!」
 マナと、マッゴゥ(レーヂエのLC。外見年齢9歳位の外見女の剣の花嫁です。遭遇戦で一行くらい登場)。

 それ以外は、今日は静かな温泉です。
 男湯。
 パートナーのマナに連れられてきた、ベア。風次郎。レーヂエ(生きてます)。サミュエル。
 漢の湯。もう、言葉は要りません。


 女湯。
 独り、静かに夜の温泉に浸っているのは……宇都宮祥子。
 でも、その瞳は潤んで、今にも……
「宇都宮さん? えへ。わたしの胸でいいならどうぞ」
 騎凛が、来た。
「騎凛先生……うっうっ」
 胸を借りて泣く、宇都宮なのだった。
「やっと、弔うことができた」と。
「……エ? ところで騎凛教官、おっぱいおおき……」
「マリーでありますぞ」
「……あ、マリーさん。うっ えーんえーん」
「いいでありますぞ、すきなだけ泣くがよいであります。
 夜空がきれいでありますな」

「朝霧さん。お疲れ様です」
「ああ。これで約束通り、騎凛教官と温泉にも入れたし、んー気持ちいいな。
 ちゃんと酒も、持ってきたぞ♪」
「あ♪ 美味しいお酒ですこと。
 あ。沙鈴さん。おっぱいがおおきいですね」
「騎凛さん、少しは幸福度がUPしますように」


 夏の終わりの、峡谷に吹く風が、とても心地好い夜だった。(終)

担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 書き終わりました。
 皆様にまず二点、お詫び申し上げます。
 一点目は、システム上の不具合によるものですが、定員75名のシナリオに94名(総勢168名!)が当選してしまうことになりましたこと。何事かと思われた方もいらっしゃるかも知れません。
 二点目に、このことで、締め切りを二日延ばして頂きましたが、書ききるのには+二日を要してしまいました。
 本当にお待たせ致しました。
 お待ち頂いた方々、申し訳ございませんでした。リアクションの方をお楽しみください。
 *尚、今回非常に文量が多いので、個別コメント欄に、PCの登場する章を確認できるようにしてあります。ご活用ください。


 さて、では改めて、皆様お疲れ様でした。戦いに、探索に、温泉に、ラブにと色々あったことと思います。
 以下、今回は簡潔に述べるに留めたいと思います。
 ・ とうとう、キングを討ち果たしました。森で指揮を執っているのは「誰でしょう」。と言っても、今までの情報からだとキングしかいないのだろうということで、予想してくださった方も何名かいらっしゃいました。(だからこそ討つことができたわけですが。) 初回でキングに倒された部隊長【ナドセの短剣】を持っていらした宇都宮氏にここはやはりと最後を飾って頂きました。
 ・ 前回の引きから敵対アクションに回って下さったメニエス氏には拍手を……。敵対は、PL間で敵意を持つ・対立する等とは全く無縁で、リアクションを豊かにする・楽しくするものととらえます。ですのでたとえばオークの側に味方する者とか、別の勢力を作って峡谷を乗っ取ろうとするくらいのアクションがあっても面白いかなと思います。
 また機晶石を狙ってのアクションをかけて頂いた数名の方もリアクション内で争う結果になっていますが、そこはマスタリング上マスターがリアクションの流れに当て嵌めた部分ですのでご理解ください。
 ・ ハーフオークに関しては最初の接触者である朝霧氏にすべてがかかっていたという重い引きだったのですが(これに失敗したり対立すると、以降・他PCも条件が異なってくる・厳しくなるので)、無事交流にもっていくことができました。おめでとうございました。
 ・ アクションを幾らか既定してしまうことにもなりましたが、今回は騎狼部隊と、特殊部隊として黒炎の方々にも、前回からの引きとして動いて頂きました。ご参加ありがとうございました。(シナリオガイドにもどこまで書こうか迷ったのですが……。)続編ものではこういうことができるのも面白いかなと思います。

 今回シナリオ独自の称号として以下のものを数名の方に贈らせて頂きました。
 第四師団軍師候補 4名/にゃんこ小隊長 3名/騎凛セイカ先生の恋人候補 2名
 主に続けて活躍して頂いた方中心に、他にもちょこちょこと第四師団関連、あと騎狼関連の称号が増えていると思います。
 使い道は、あまりないと思いますが……記念にお持ちください。

 またご意見・ご感想等頂けましたらと思います。

 ・ これで最初の「遭遇戦」から思いがけず三回続いてきたことになりますオークとの戦いに一旦幕を下ろすことができました。
   皆様お疲れ様でした。
 ・ 騎狼、機晶石、ハーフオーク、NPC達もいますし、この峡谷でのシナリオはまたその内にできればと思っております。

 では、ご参加してくださった方々、それにリアクションを読んでくださった方々、ありがとうございました。(今唯)