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学園祭に火をつけろ!

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学園祭に火をつけろ!
学園祭に火をつけろ! 学園祭に火をつけろ!

リアクション

 大勢で支度をした為に、予定通りに後夜祭を執り行う事に成功している一同。
随分と大勢の参加者がいるなか、ため息をつくセイニィ。どうやら今日一日が相当疲れたのだろう。と――飲み物の入ったコップを持って武神 牙竜(たけがみ・がりゅう)がやって来た。
「お疲れ、セイニィ。今日は疲れただろう」
「ん、あぁ、牙竜。ありがと」
 差し出されたコップを受け取ったセイニィ、疲れきった笑顔を浮かべる。
「歌に劇、か。それに皆と回ってたんだろ? 聞いたよ」
「でも、楽しかったから良いわ」
「あまり無理するなよ。それが心配だ」
「大丈夫だよ、ありがとうね、ほんと」
 隣に座ったセイニィに笑顔を向ける彼と、セイニィの顔がぼんやりと、校庭の中央で燃え盛るキャンプファイアーの火に照らされていた。
「今度は、一緒に回れれば良いな」
「うん、そうだね。一緒にみんなで、ね」
「ん、あぁ。そうだな」
 と、遠くからセイニィを呼ぶ声が聞こえ、彼女が立ち上がる。
「ごめんね、呼ばれたからさ」
「あぁ、行ってやってくれ」
 手を降り、牙竜の元から去ろうとするセイニィを見て彼は手をとっさに手を握った。
「………?」
「いや、その――なんだ、いや……気にするな」
 「あ、うん」と言ったセイニィは、不思議そうにその場を去っていった。
「来年、一緒に回ったときに――次こそは」
 セイニィを止めた方の手を握りしめ、決意を固める。
「俺の思い、絶対に伝えるぜ。セイニィ、待っててな」
 そう呟くと、彼は暗闇へと消えていくのだ。


担当マスターより

▼担当マスター

藤乃 葉名

▼マスターコメント

 ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。そして公開の期限が大幅にずれてしまい誠に申し訳ありませんでした。
今回の文化祭シナリオ、如何だったでしょうか。個人的には、もっとじっくり、もっと頑張りたいな、と言う感じでした。
何より皆様からいただきましたアクションがどれも素晴らしく、「全部採用させてください!」と、正直言いたかったのですが、どんどん時間がなくなり、本当に申し訳のない形となってしまったんではないか…………と、心配です。
 もっと上手くなりたいなぁ、と、シナリオを書けば書くほど思います。皆様からの素敵なアクションを、更にそれ以上のクオリティを出せるまで頑張って行きますので、応援いただければ幸いかと。
学園もの、難しいなぁと思いつつ、でもちょっと楽しかったなぁ、と。
 またの機会に、皆様とお会いできたら嬉しいな、と思っています。『学園祭に火をつけろ!』ご参加いただきありがとうございます。
そして重々ですが、遅くなってすみませんでした。 それでは、また――近いうちに。