リアクション
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汝、クリストファー・モーガン（くりすとふぁー・もーがん）は、
反・鏖殺寺院の過激派に正体がばれ、リンチを受けて死ぬであろう。
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（縁起でもない夢だった。
でも、今後の潜入活動に注意せよ、ということかもしれないね）
クリストファー・モーガン（くりすとふぁー・もーがん）は、
ザンスカールで鏖殺寺院を名乗る者が活動している噂を聞き、
エクソシストの修行で魔法学校へ行く帰りに、
調査を行うことにした。
鏖殺寺院時代の情報ルートを使ってコンタクトを取り、
所属していた組織を失って休業状態だったが、
ずっと復帰したいという思いはあった、という触れ込みを伝えたのだが。
パートナーをつけていた
クリスティー・モーガン（くりすてぃー・もーがん）は、
不穏な雰囲気に息を飲んだ。
「痴情のもつれ！？
まった！
どうせ相棒がろくでもないことをしたのかもしれないけど、
命を取るのは戴けないよ。
ボクが責任をもって反省させる、頭を丸めて出家させよう。
いや更正のために百合園宦官科に入学させる方が良いか。
それで許してやってくれないか？」
「何を言っている！
我々のことを知られたからには、ただで帰れると思うなよ！」
「どうせ、貴様も仲間なのだろう！」
「え、仲間って、ボクは男の人には興味ないよ！」
「ふざけるな！」
相手がクリスティーの胸倉をつかむと、
その感触に驚いた様子を見せる。
「な、胸が？」
「ああ、面倒なことに……」
実は、クリストファーが潜入した反・鏖殺寺院勢力こそ、
新風 燕馬（にいかぜ・えんま）を殺害した犯罪組織であった。
過激なテロ行為を繰り返すうち、犯罪組織と変わらなくなっていたのだ。
（やはり、砕音先生みたいな人は少数派なんだな）
クリストファーは思う。
戦闘の末、なんとか追手を倒した、
クリストファーとクリスティーは、
燕馬を殺害した事実を官憲に伝えて、
組織を瓦解させることに成功する。
２０２２年８月某日、数日前より行方不明になっていた、
新風 燕馬（にいかぜ・えんま）さんが殺害されているのが発見されました。
燕馬さんの腕には鎖で縛られた跡があり、
警察は、犯罪組織につかまっていた可能性が高いとみて、
調査を進めています……。
