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ハロウィン・コスチューム・パニック!

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ハロウィン・コスチューム・パニック!
ハロウィン・コスチューム・パニック! ハロウィン・コスチューム・パニック!

リアクション

一方、パートナーの詩歌に気をきかせてもらい、
セリティア クリューネル(せりてぃあ・くりゅーねる)は、
空京 たいむちゃん(くうきょう・たいむちゃん)ことラクシュミ・ディーヴァと、
2人っきりになっていた。

薔薇の学舎の制服のような服を着て、男装していたセリティアは、
男性に変身してしまっている。

一方、ラクシュミは、お姫様のような衣装に着替えていた。

セリティアは、そっとラクシュミの前にひざまずいた。
「のう、せっかく、わしは男の身体になったことじゃし……。
もし、おぬしこそよければじゃが……。
今宵限り、このパーティーだけ、
おぬしの王子様になってもよいか?」
「セリティアちゃん……」
ラクシュミは、一瞬、驚いた様子だったが。
すぐに、はにかむような笑みを浮かべた。
「うん。うれしいな。
どうもありがとう。
今夜は、よろしくね」
ラクシュミは、手を差し伸べる。
その手を取り、セリティアは、ラクシュミをエスコートする。
「こちらこそありがとう。
今宵は楽しもう」

かつて、ラクシュミに、自分の想いを伝えた、セリティアであるが、
まだ、ラクシュミに返事はもらえていない。
しかし、今日というこの夜だけは。
一晩だけではあるが、
素適な時間を過ごす、2人であった。