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葦原明倫館の休日~丹羽匡壱篇

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葦原明倫館の休日~丹羽匡壱篇

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目次

 第1章  巳の刻〜てぃふぁにーとげいるのてつだいはたいそうなちからしごとでした。
 第2章  牛の刻〜おれたちがでかけていたあいだのことだ。
 第3章  未の刻〜あしはらめいりんかんってこんなにひろかったか。
 第4章  酉の刻〜きょういちばんのふこうなできごとだったよな。
 第5章  戌の刻〜はいなとふさひめのたのみとかことわれるわけがない。
 第6章  亥の刻〜ながかったいちにちもやっとおわるぜ。


 なだらかに流れる雲のように、ゆるゆると安寧のときを過ごしていたかったのに。
 丹羽匡壱(にわ・きょういち)真田佐保(さなだ・さほ)にとって、今日はある意味試練の日。
 舞い込む依頼を善ととるか悪ととるかは、2人の心次第といったところである。