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リアクション
飛ばされた住人・壊された世界
爆弾トカゲの爆発によって通信が途切れたメンバーに声を必死にかけるルカルカとリト。
「みんな、聴こえてるなら返事して!!」
「今の衝撃で映像も消えちゃったね……」
「くそが!」
ルカルカとリトが心配しているとダリルの叫びが聴こえてくる。
「どうしたの、ダリル。まさか!?」
「今の爆発でバックドアが消滅した」
ウイルスを送り込んで来た根源を並行して探って来たダリルであったが、爆弾トカゲの爆破でバックドア関係の場所が抹殺されたことで後追う事は不可能となった……。
『お…い……おーい!』
「!? 聴こえる。みんな大丈夫!?」
『なん……か壁っぽい……にぶつかったけど、みんな……無事だよ』
『でも、なんかあちこちにヒビ……』
「このままあっちにいれば、戻ってこれなくなるぞ」
「そうだな。おい、聴こえるか? 今から順に帰還してもらう。良いな」
◇ ◇ ◇
次々に帰還してくるダイバーたち。
そちらはルカルカとリトに任せて、ダリルとアクリトで被害状況を調べていく。
「……中枢のメインサーバまでウイルスが侵入する事は今回は無かったか」
「だが、今回のログは使えるぞ」
「そうだな」
今回は相手に逃げられてしまったが、またこのようなことがまた起きないとも限らない。
そこで、ダリルとアクリト両名の頭脳を持って、デジタル世界へ入って行ったメンバーのログやダリルの電脳支配で作りあげた網等を元に、空京大学のサーバを中心に他の学校サーバの強化させ、再び侵入者が来たときの為に電子憲兵をプログラミングすることで今回のような事が起きないよう対策を立てた。
「今回はデジタル世界にダイブしてくれてありがとね! 被害も最小限で収まったと思うし」
「破壊されたデータは戻らんがな」
リトとアクリトにそう言われ、明日締め切りの課題の事を思い出したさゆみ。
「あー!! 課題! 明日締め切りなのに……お願いっ手伝って!」
「やっぱりこうなりましたわね……」
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担当マスターより
▼担当マスター
冬神雪羅
▼マスターコメント
この度は『ダイビング! ウイルスハンターズ』に参加下さりありがとうございます。
改めまして、冬神雪羅です。
今回は実際に電子世界に行って貰い、ウイルスを退治してもらう話でしたが、楽しんでいただけたでしょうか?
自由にウイルスの設定とかをしても良いよう、あえてフリーにしてみたのですがやりにくかったですかね……?
これからもみなさまのご想像を活かしたリアクションを書き上げられたらなと思っています。
それでは、またの機会がありましたら参加してくださると嬉しい限りです。
それでは失礼します。
▼マスター個別コメント