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狂乱せし騎士と魔女を救え!

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狂乱せし騎士と魔女を救え!

リアクション

「こうよ!」

 かけた。

「はめてはだめだって聞いてたから急遽チェーンを通してネックレスにしておいたわ!」

「……ティーヴラ?」
「ヴァシィー……カーラハ……?」
 二人がお互いの名前を呼び合う。長き時を越えて、ようやく名前を呼び合えたのだ。
 すると巨人から出ていた瘴気が止まり、モンスターたちも消滅していく。
 巨人からは光が溢れ出ている。あとすごい振動が。
 つまり。
「きょ、巨人が崩れるー!?」
 崩れ落ちていく巨人と一緒に地面へ向って落ちていく一同。
「ハッ!」
 地面に激突する寸前、全員の体がフワリと宙に浮いた。そのままゆっくり着地し、大事にはいたならなかった。

「よかった、怪我はないわね」
「恩人たちに怪我がなくてよかった」
 契約者たちを助けたのはヴァシィーカーラハの魔力。その横にはティーヴラが。
 狂気で暴れ狂っていた面影はなく、絵になる美男美女が立っていた。
「ありがとうございます。あなたたちのおかげで、私たちはまた出会えました」
「最大の感謝を」
 契約者たちに頭を下げる二人。
 騎士と魔女は石像に戻ることはなく、狂気や憎悪といった負の感情から解放され生身の人間に戻ったのだ。

「少々骨は折れましたけど、まあ一件落着ですかねぇ?」
「一難去った。そして二人の新しき門出を祝おうじゃないか」
「首輪にしたのは正解だったわね。ちょっとドキドキしたけど」
「それはこっちのセリフだよ」
 こうして巨人は崩れ、狂気から解放された二人は、今ここから新しい人生を歩んでいく。
 その胸元に、長きを共にした指輪、改めネックレスを煌かせて。
 契約者たちはそんな二人のこれからに祈りを込めて願った。
 二人が、今までの分も取りかえして未来を生きていけますように、と。

担当マスターより

▼担当マスター

流月和人

▼マスターコメント

 ちなみに野盗たちはあの後、気絶しっぱなしで大風邪を引きました。
 どうも、流月と申します。
 今回は戦闘、調査、追跡などに分かれてそれぞれの役割を果たしてもらいました。
 一人の野盗には体を張ってもらいました。
 またみなさまのおかげで魂が解放されるどころか、生身を取り戻すこともできました。
 二人と一緒に今一度感謝の言葉を。

「指輪を取り返してくれて、ありがとう」
「狂気から解放してくれて、ありがとう」

 参加して頂き、ありがとうございます。
 それではみなさま、またお会いした時はよろしくお願いいたします。

▼マスター個別コメント