空京

校長室

【蒼空のフロンティア最終回】創空の絆

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【蒼空のフロンティア最終回】創空の絆
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リアクション


シャンバラ儀式場を守れ! 1

シャンバラ大荒野の儀式場周辺にて。
押し寄せるモンスターを倒すべく、契約者たちは、奮戦していた。

「ヒャッハー! 化け物はこの俺の拳で倒してやるぜ!」
パラミタ一大荒野の似合う男の一人、マイト・オーバーウェルム(まいと・おーばーうぇるむ)が、
雄叫びをあげつつ、先陣を切ってモンスターの群れに向かっていく。

そんなパートナーをサポートすべく、
マナ・オーバーウェルム(まな・おーばーうぇるむ)が、マイトの死角の敵に注意をする。
しかし、なぜか、
マナの手にはおにぎりがあった。
「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

「って! なんでおにぎり食べてるんだよ!?」
瑞江 響(みずえ・ひびき)が、
マナにツッコミを入れる。

「腹が減っては戦ができぬというでしょ?」
「だからってなんで戦闘中に!?」
平然として言うマナに、なおも突っ込む響だったが。
「……?
戦闘中だから腹が減る、腹が減るからおにぎりをたべる、なのでは?」
首をかしげるマナに、
響は口をぱくぱくさせる。
「だからって、この状況じゃ、あぶな……」

「後ろだ、響!」
アイザック・スコット(あいざっく・すこっと)が、
接近してきていた、
モンスターを、ファイアストームで燃やし尽くす。
炎をかいくぐった敵を、
響が斬り捨てていく。

「大丈夫だったか?」
「あ、ああ、ありがとう」
パートナーに助けられ、響は礼を言う。

「ほら、油断しないで、敵に集中しなさい」
「え、俺が言われるの!?」
マナの言葉に釈然としない響であった。

一方で、マイトは。
「ヒャッハー! ヒャッハー! ヒャッハー! ヒャッハー! ヒャッハー!
イルミンスール武術部! マイト・オーバーウェルム!
俺が、この世界を守るぜ!」
バーストダッシュで敵に近づいては、勢い任せで敵を殴り倒していた。

「俺達も行こう、アイザック。
たしかに、漫才してる場合じゃなかったよな!」
「ああ。俺様のパワーブレスで、百人力だ。
全力で魔法で支援してやる。
怪我してもすぐ回復するから安心しろよ!」
「ああ。皆がいて、アイザックがいれば、
俺達は絶対負けない!」

「ウオオオオオオオオッ!」
歪んだ獣のようなモンスターが、
5本の足で、響たちに迫ってくる。

「疾風迅雷!」
響が素早くモンスターを引きつけ、アイザックが魔法を飛ばす。


「ここを通すわけにはいかないんでね、ちょいと眠りについてもらうぜ」
久途 侘助(くず・わびすけ)も、
二刀の構えで、獣のモンスターたちを相手取る。
「といっても、怪物に言葉は通じるのかね。
まあ、どっちでもいいや。
さっさと片をつけるぞ!」
侘助の実力行使で、
儀式場に近づくモンスターが斬り捨てられる。

「……あいかわらず、楽しそうに暴れてますね、侘助さんは」
香住 火藍(かすみ・からん)が、
パートナーの様子を見てつぶやく。
しかし、数が多い以上、一人で戦うのには限界がある。
だが、ここに集まっているのは、皆、仲間だ。
儀式場を守るという、目的のため、心をひとつにしている。

(皆さんを、信頼しています。
この気持ちを、全ての人……“滅びを望むもの”にも知ってほしいですね。
そうすれば、怖いことでも、乗り越えられるはずです)
火藍はそう思いながら、
大鎌を振るい、侘助や他の仲間の死角から迫るモンスターを仕留めていく。

「ありがとうな!
……っと、先には行かせないと言っただろう?」
侘助は火藍に短く礼を言い、
その直後、氷術を、モンスターの足元に放った。

「グオオオオオッ!」
足と地面が凍りつき、モンスターは足止めされる。

「おーい、怪物そっち行ったぞー!
こっちは食い止めてるから、
そいつらを倒してくれ!」
侘助の呼びかけに、
レキ・フォートアウフ(れき・ふぉーとあうふ)たちがこたえる。

「うん、こっちは任せといて!」
レキが、イナンナの加護を身にまとい、
水龍の手裏剣で、足元を凍りつかせられているモンスターにとどめを刺す。

「空からだって、行かせないよ!」
レキが上空の敵に向かって、
さらに、水龍の手裏剣を投げつける。

「ギャッ!」
「グアッ!」
コウモリや鳥などの姿のモンスターたちが、
翼や目にダメージを負い、
地面に激突して、倒されていく。

「むむっ。亡者の群れか……。
しかし、ここは通さぬ。
儀式場には近寄らせぬよ」
ミア・マハ(みあ・まは)が、
悪霊退散で、亡者の群れを消滅させていく。

「儀式場には、今、祈っている者たちだけでなく、
これから行こうとしている者もいるのじゃ。
その途中で襲われぬようにしなければのう」
「うん、街道には、
絶対に、モンスターを近づかせないようにしないとね!」
ミアに、レキがうなずく。

「……と!
噂をすればという奴じゃな!」
「ミア!」

近くを通りかかった一般人らしき人々の集団を前に、
ミアは飛び出し、その身を挺してかばう。

並木 浪堵(なみき・ろうど)も、
ディフェンスシフトで防御を固めつつ、
味方の取りこぼしをチェインスマイトで攻撃する。

「儀式場には、祈りを捧げたり、
祈りを広げるために、いろんな努力をしようとしてる人たちがいるんだ。
そんな人のためにも、
それに加わろうとしてる人のためにも、
ここは通すわけにいかないんだよ!」

「大丈夫ですか、怪我はありませんか!」
かわいいホワイトタイガーのゆる族、メグ・コリンズ(めぐ・こりんず)は、
ミアの視線の合図にうなずくと、
一般人の怪我の対応を優先させる。
幸いにも、数名が転んで擦り傷を負った程度だったようだった。

「わらわの事は気にするでない。
早う中へ入って祈りを捧げるのじゃ」
「でも……」
「ほら、もう、傷は癒え始めておる。
わらわは魔女。
その誇りにかけて、誰も死なせぬ。
もちろん、わらわ自身もな」
「……ありがとう、魔女のおねーさん!」
人々はミアに頭を下げ、
子どもがお礼を言って走っていく。

「おねーさんか、ふふ」
「大丈夫、ミア!?」
近づく敵を倒したレキがパートナーを気づかう。
「うむ。ちょっとかっこつけてしまったが、
傷が癒えてきているのは本当じゃ。
レキも油断するでないぞ」
「うん!」
(世界生みには生みの苦しみがある。
皆が頑張ってるんだもん、ボクだって……!)
レキは、顔をあげ、戦いへと再び走っていった。

「ボクは遠距離から攻撃する。
近接戦や、空から落ちてきた敵をお願いね!」
「ああ。
銃型HCを持ってるから、何かあったらすぐ知らせてくれ。
万一の時は、小型飛空艇で救援を呼んでくるからな」
レキに、浪堵がうなずく。
1人乗りだが速度の速い小型飛空艇ヘリファルテを浪堵は用意している。

「さっきみたいに、一般の人たちに近づけないよう、
僕たちで陽動をするのを意識していこう」
「そうだね!」
浪堵の提案にレキがうなずいた。

「何か必要な物がありましたら連絡してくださいね。
支援を頑張らせていただきます」
メグも言う。
至れり尽くせりで、味方のサポートをするつもりである。

一行は、こうして、連携を行いながら、
人々を守るべく、戦い続けるのだった。