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リアクション
★ ★ ★
「続いては、見習い魔法使いさんからのふつおたです。
こんばんは、シャレードさん。
このハガキが公開録音の日に読まれていたなら、「こんにちは」かもしれませんね。
そうですね、じゃあ、あらためてこんにちはかな。
暑い夏も終わりましたが、シャレードさんは今年の夏はどんな思い出を作れましたか?
私は空京神社のお祭りで行われた喧嘩神輿に参加したのですが、なんと優勝ししちゃいました!
まあ、それはおめでとうございます。
なんでも、激しい戦いだったそうですね。他の仕事がなければ、私も生で見たかったなあ。
昨年の秋に行われた曳き山笠にも参加していたのですが、そちらは惨敗してしまっていたので、嬉しさも一塩でした。
そういえば、曳き山笠ではシャレードさんが実況をされていましたが、喧嘩神輿ではシャレードさんの実況を聞けず、ちょっと残念でした。
イコンお料理大会等、最近も色々なイベントが行われていましたが、シャレードさんのお仕事とタイミングが合わないようで、少し寂しいです。
ですので、今日の公開録音を存分に楽しみたいと思います!
ということは、今日ここに来ているのかな。
喧嘩神輿は、なぜかちょうどそのときに他の仕事が入っちゃうんですよね。なので、毎回録画された動画で楽しんでいるんですが。
今年の優勝というと、あのお釜神輿でしたっけ。本当に、優勝おめでとうございます。
曳き山笠の方は、今年は空京万博とかあったので、メインストリートを確保できなかったようですね。
また機会があったら、お祭りにかかわらず司会に行くと思いますので、そのときはその会場でよろしくお願いしますね。
もう一通、お祭りのお葉書を紹介しましょう。
この間、喧嘩神輿祭りに参加しました。非常に荒っぽいお祭りで、実はあわや病院送りになるような危険な目にも遭いました。ついでに神輿も大破しています。とは言え、終わってみれば何とも言えない達成感があります。皆で協力して準備をして本番で全力を尽くした結果なので、何と言いますか凄く楽しかったです
魔列車の車窓からさんのお便りでした。
こちらは負けちゃったのかな?
でも、来年はきっちりとリベンジしてくださいね。雪だるまと褌とお釜の次は、鉄ちゃん神輿を空京神社に奉納するチャンスですよー」
「はは、喧嘩神輿のときの話かあ」
自分の投稿が読まれて、緋桜ケイがちょっと照れ笑いを浮かべました。さすがに、自分の神輿が優勝したなどと書いたのでは誰の投稿かほとんどバレバレです。
「まあ、わらわたちが優勝したのは当然であるな」
やっと落ち着きを取り戻した悠久ノカナタが自慢げに胸を張ります。
「だーが、なんなんだ、釜神輿ってのは。まだ俺様のプリチーな人形を補填してないのかよ。まったく、これだから特注品は納期が遅くて困るぜ」
ちょっと納得がいかないと、雪国ベアが言いました。
「はれ? 御神体って、誰か発注してましたっけ?」
「さあ、俺は知らないぜ」
ふと疑問に思ったソア・ウェンボリスが聞きましたが、緋桜ケイは肩をすくめるだけでした。
「ああ、ここにアルラウネたちがいたら喜ぶのに。放送されたら、ちゃんと聞かせてあげよう」
喧嘩神輿に参加した多比良幽那は、今日は連れてこなかったアルラウネたちのことを思って言いました。
『でも、本放送でカットされなかったらの話なんだなー』
ひひひっと、キャロル著・不思議の国のアリスが突っ込みます。
「ああ、レコーダー持ってくればよかったあ」
今さらなことに気づく多比良幽那でした。
「くそう、あのときはなあ……」
「天罰だよねっ!」
「股間に変な物つけるからです」
思い出して悔しがる武神牙竜に、リリィ・シャーロックと龍ヶ崎灯が声を揃えて言いました。
★ ★ ★
「シャレードムーンさん、こんばんは。
あ、公開録音ですね。
改めて、シャレードムーンさん、こんにちは。
いつも楽しくラジオを聞かせていただいています。
先日屋台を始めたとお伝えしましたが、リピーターの方もだんだん増えてきました。
赤提灯の文化が珍しいのもあるようですが、屋台で出しているおでんのような料理形態が受け入れられたようです。
あと、ミッドナイトシャンバラで流したCMのおかげですかね。
ありがとうございます。
人気の料理は、シュウマイとロールキャベツですが、何故かシュウマイを頼む人はいなり寿司二個とちくわをセットで頼まれます。
これ、メニューにないんですけどね。
なんでも子宝に恵まれるとか。おかしな話です。
シャレードさんも、タシガンに来た時はぜひ♪
続々タシガンサワーさんからのお便りです。
以前、スポンサーとしてCMを流した方ですね。ありがとうございます。
この番組は、広くスポンサーを募集していますので、またCMがありましたら参加してくださいね。
で、タシガンですか。なかなかあちらへ行くことは少なくて……。一度そのオデン、食べてみたいんですけれどもねえ。出前とかはないんでしょうか。
あっ、でも、子宝はちょっと、さすがにまだ早いですし……。
でも、タシガンって、男の人が多いんでしょう? どうやって子宝を……。あれっ? 何かちょっと話がずれちゃいました?」
「ふふっ、確かに、薔薇の園でそれはおかしいかもね」
佐々木弥十郎(伊勢敦)が、苦笑しました。
「オデン、美味しそう。食べたーい」
おいしそうな話に、ノーン・クリスタリアがじゅるりとよだれを啜りました。
「子宝は困りますけれど、今度、一緒に連れていってもらいましょうか……。って、あの新婚ボケだと、嬉々として行きそうですわ。危険です、危険すぎますわ」
食べに行くつもりになっていたエリシア・ボックでしたが、ふいに気づいてあわてて計画を中止にしました。
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