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〜 phase 07 〜
 
【三騎士】の二柱が陥落する接戦が繰り広げられている中
当初から行われていた【メカフリューネ】との戦闘は変わらず継続されていた

……逆に状況を述べれば、尚一層激しさを増していたと言ってもいい
当初、彼女(?)達は再生を繰り返し続けるものの、それぞれが指定されたエリアからの移動範囲は守っていた
いわゆる従来のゲームのように【街→街の外】【屋外→屋内】という変化があれば、追撃を避けられたのである

だが、プレイヤー側が裏ルートなどを駆使して戦術を立てる【RPG】とは違う行動を起したのに対応したのか
フィールドを越えても追撃を続行する仕様に変化し、その対応も戦術の一環になっていたのである
【キレフリューネ】【デレフリューネ】などとの戦闘も実際、例外ではなく
攻略組が当初のエネミー設定環境で戦えたのは、塔の外で【メカフリューネ】との戦闘が続けられていたおかげなのである
 
 「……といっても、本来女性には手を挙げたくはないんだけどね……アレはメカだからっ!」
 「大丈夫ですか?エースさん」
 
そう言って、目の前の一体を撃破したエース・ラグランツ(えーす・らぐらんつ)の背後で卜部 泪(うらべ・るい)が声をかける
【詩音・シュヴァーラ】を母親の元に送り出し、再び塔の上を目指す為に先発隊と合流を再会した彼女だが
その途中で通路の壁を突破した【メカフリューネ】が現れ、襲い掛かたところをエースたちが助けに来て今に至る
 
戸惑いの言葉の通り、本来女性に剣を向ける事を信条としない彼(【三騎士】攻略を辞退したのはその為)
容姿は機械のそれであっても、やはり全力で応戦は出来ないようで極力機能停止に努めている
その徹底振りに、彼の性分に応戦していたメシエ・ヒューヴェリアル(めしえ・ひゅーう゛ぇりある)が皮肉の言葉を投げかけた
 
 「信条を貫くのは結構だが、この状況で程ほどにしないと泣きを見るぞ、エース
  何よりただのデータなんだから、何を躊躇する事があるのかね?」
 「そういうお前だって、同じように機能停止で戦ってるじゃないか!」
 「私はSP枯渇しない様に注意してるだけだ、無駄な浪費は出来ないからな……もっとも」
 
会話の途中で、目標を定めて【我は射す光の閃刃】をメシエは放つ
 
 「リリアを怪我させたらただではおかないからね
  相手には相応の報いを受けてもらう……容赦なく破壊するよ、この様にね」
 
無数に貫く光刃に破壊され消滅する【メカフリューネ】の前には仲間のリリア・オーランソート(りりあ・おーらんそーと)がいた
そのまま彼女の方に向かうエース達、そして彼等と入れ替わりで新たな影が泪の前に現れる
桐ヶ谷 煉(きりがや・れん)ヴァイス・フリューゲル(う゛ぁいす・ふりゅーげる)である
再び進路を妨害するべく現れた【メカフリューネ】達を見据え、二人が泪に声をかける
 
 「メカフリューネは任せて早く先へ!道は俺達が切り開く!十分に腕を振って歩ける位に作ってやるぜ」
 「姫月達もこちらに戻ってきてるそうです、彼女達と迅速な合流を」
 「わかりました!お任せします」
 
泪を守るように前衛に立ち、煉は【錬気】を練るべく明鏡止水の境地に入る
 
 「ヴァイス、まずは前衛の壁を突破することが肝心だ!
  一撃必殺、一気に蹴散らして道を切り開く!」
 「サポート、了解しました」
 
相棒の返事に頷くと、【神降ろし】にて倍加、さらに【倍勇拳】で増幅した闘気を一気に放出
拡散したそれが手にした愛刀【ヴァナルガンド】に纏うように収束し巨大な闘気の剣【神薙之太刀】を生み出す
 
 「第一フェーズ開始、そこだぁぁぁ!!」
 
咆哮と共に防御無視の構えから振り下ろされたそれは
【貪狼の腕輪】で強化した腕力により、一直線に道を作り進路上の機兵達を鋭角に一気に殲滅していく
すかさず【パワードスーツ】の高速移動で、開かれた道の入り口に切り込んだヴァイスが全部武装のセーフティを解除する
 
 「目標補足、殲滅します……確認後すぐに第一フェーズに移行」
 
広域にロックされた【六連ミサイルポッド】と【機晶ガトリングレールガン】が一斉に火を噴き、道をさらに広げる中
泪をガードしながら、煉が一気に道の終わりまで突き進んでいく
【流星のアンクレット】による加速で、そのまま目的の通路まで送り届けた後、愛刀を二刀にし再び敵を見据えた
 
 「ここの殿は俺達が務める、しっかり抑えておくからあとは頼んだぜ!」
 「ありがとうございます!ご無事で」
 
通路の奥に消える泪を確認した後、進入を試みる敵を撃破しながらヴァイスの傍まで接近する
彼女の方も弾薬の尽きた全武装を解除し【ユル=カタブレード】二丁を装備し、追撃の相手に応戦していた
 
 「【オーバードライブ】起動。塔前の防衛線を死守……近接戦にて迎撃を開始します」
 「了解、こっちも高速で暴れまわってやる、ついて来いよ!」
 
スキルにより二人の体が白銀の光芒に包まれる
それを覆い隠すように周囲から【メカフリューネ】が襲い掛かった瞬間、二人を中心に花火のように爆発が広がっていった
 
 
その光芒を傍らに望みながら、エースたち二人もリリアの傍に辿り着いた
彼女の後方を援護しながらメシエは彼女の様子を確かめる

 「SPの方は大丈夫かい、リリア」
 「大丈夫!あなたを見習って節約を心がけてますから
  ……といっても、誰かさんのせいでこんなに有象無象の相手をするとは思いませんでしたけど?」
 
リリアの言葉の棘にびくっと反応するエース……だが、一度口に出した勢いか、リリアの言葉は終わる事はなかった
 
 「まったく!ここでエースのフェミニスト全開属性が足を引っ張るって思わなかったわよ。どれだけ女性に弱いのよ!
  ここは私が頑張らなきゃ!女の子に悪さをするヤツは放っておけないから、ちゃんと成敗してやらないとね!」
 
そう言って再び【シーリングランス】で特攻をかけるリリア
攻撃は二人を見習って最小限の機能停止の攻撃を繰り出すものの、その攻撃箇所は急所だけでなく頭部も含め容赦ない
もはや仲間の言葉の棘に返す言葉もないエースを見て、流石にメシエが声をかけた
 
 「そう落ち込むな、どのみちこの大群を食い止める戦力だって必要なんだ、元気を出せエース」
 「……メシエ」
 「この状況で落ち込まれると戦力に差し障りが出るからな」
 「………お前ってそういう奴だよな」
 「よくわかってるじゃないか
  メインシステムの方も分析を急いでいるんだ、それまで足を止めてはいられない、行くぞ」

言葉と共に3人は再び、無数の機兵の中に飛び込んでいく
塔内の進入は確実に防がれていた
 

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 「ねぇアキラ、こんなに沢山ダト、レアリティが全然ないんだケド」
 「いや、これはこれで昭和の映画っぽくて好みなんだけどね?東映ま○がまつりみたいで」
 
塔を間近に望んだ街の狭い通路を走る二つの影
その一人アリス・ドロワーズ(ありす・どろわーず)アキラ・セイルーン(あきら・せいるーん)が走りながら会話をしている
度重なる猛攻でHPも少なく、ボロボロの様相でありながらお互い口調は飄々としている
 
 「ぼちぼち、お父さんとノ待ち合わセ場所だよ……1・2・3で跳ぶョ!」
 「はいはい!いち・にの……さんっ!」
 
二人が狭い路地の一角を狙ったように飛び越える
後続で追跡していた【メカフリューネ】がそのまま通過しようとした途端、ガラガラと開いた穴に落ち込んだ
アリスの【トラッパー】による賜物に口笛を吹いて賞賛するアキラ
だが埋まりまくった穴の上を、新たな増援が乗り越えて再び追ってくる姿を見て、再び走る速度を上げる
  
 「まただ〜、どんなにトラップにかけてもすぐ仲間が来るから捕獲できないんだよなぁ」
 「だかラ、もう諦めたラいいんジャナイ?」
 「やだ!あんな面白いもの、データーだけでも手に入れたいじゃん?」
 『そう言って捕獲のタイミングを逃しまくってるのは誰だよ!?
  こっちがメインシステム側に頼んでる物が完成するには、お前等のデーターが必要なんだから働けっての!』
 「うわ〜しづりお姉さんが怖いよ〜」
 『あぁ!?つべこべ言ってっと群れに放り込むぞ!?』
 
耳元の通信アイコンから聞こえる朝霧 垂(あさぎり・しづり)の通信の言葉に鬼〜と文句を言うアキラ達

彼女が現実世界のメインコントロールルームにいるダリル・ガイザック(だりる・がいざっく)に無理矢理提案して考案した策
それには純粋な【メカフリューネ】のデーターが必要という事だった
その一点において『あのメカすっげぇ欲しいちょうだい』と思っていたアキラと利害が一致し、捕獲役を委ねているのだが
残骸でもなく損傷の少ない状態でのそれは、この激戦下では非常に困難なのは明白である
いわばピラニアの群れに手を突っ込んで、一匹だけ活きのいいのを傷一つ無い状態で捕まえろという無茶振りに近く
こちらはダメージどころか手が無くなる危険性が大いにあるわけで、こうしてトラップを仕掛けては逃走してるのである
 
色々試行錯誤を試みながら、鬼のオーダーを繰り返す垂のいる所に向かっているが、追撃も収まらず捕獲の一手が出せない
 
 『しょうがねぇなぁ、とりあえずそっちに助っ人が行くから間引きしてもらったの狙いな
  場所は仲間のでっけぇ壁がいるところにいるそうだ、間もなくだろ?』
 『こっちは準備OKだぜ、悪いが質より量が好みなんだ……手は抜かねぇから勝手に飛び火は避けてくれ』
 
垂の名前の隣に新たに浮かんだ通信アイコンから声が聞こえる助っ人の声
そのアイコンに浮かんだ名前をアリスが確認するのと、合流地点100メートル先の角を曲がったアキラが
不敵に銃口を向ける通信主の姿を確認するのが同時となり……それぞれが相手を認識した刹那
助っ人……狩生 乱世(かりゅう・らんぜ)が【弾幕援護】込みの【クロスファイア】を両手の銃から派手に打ち放った
 
 「乱れ撃つぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 「「ひえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」
 
双方叫び声と共に攻撃と回避が繰り広げられる中、アキラ達二人の上を無数の銃弾が通り過ぎ、追撃の敵を破壊していく
それでも、その猛攻を突破した数体が身を伏せたアリスに襲い掛かろうとした瞬間、巨大な壁が立ちふさがる
堅牢な壁が敵の攻撃を防ぐ中、壁の正体が頼もしい仲間だとわかったアリスが安堵の声を漏らした
 
 「お父さん!」
 「ぬ〜〜〜り〜〜〜か〜〜〜べ〜〜〜」
 
全てを防御につぎ込んで守りを固めながら、アリスの声に壁……ぬりかべ お父さん(ぬりかべ・おとうさん)が答える
頼もしき仲間の姿にアキラも安堵するのも束の間、乱世の激の声が彼に向かって飛ぶ
 
 「オラ今のうちだ!とっとと捕まえちまいな!」
 「わ、わかったのさ!」
 
慌てて【風術】で一体を引き離し、上からのしかかって縄で縛り上げようと格闘を始めるアキラ
しかしロボのゴツゴツした外見が邪魔をして、思った以上に苦戦して地面でバタバタともがいている
 
 「何やってんだおめぇ!?メカとイチャつく変態なら同類扱いで穴あけるぞ!?」
 「いや待って待って!もうこの赤い鋼鉄の羽が邪魔で」
 「おいおい………」
 
ぬりかべお父さんを防護壁代わりに射撃を続けながら、何とも滑稽な格闘に眉を寄せる乱世
だがふとある発想が閃いたのか、攻撃行動はそのままに隣で応援しているアリスに質問を投げかけた
 
 「なぁ、こいつって名前の通りなら、相手を体に取り込んだりできねぇの?」
 「さァ?やった事ないケド……
  強い催眠状態にある人っテ、鉛筆を火の棒と偽っても火傷するみたいダヨ?その気になれバ……」
 「可能かもしれないってか?じゃあ頼んでみてもいいか?そこの変態」
 「変態言うな!ああもうお父さん頼むさ〜!」
 
アキラの言葉に頷くぬりかべお父さん、その体が改めて敵の猛攻に向かおうとした瞬間
乱世の蹴りが彼に炸裂し、大きな壁のシルエットが激しく傾く
その影が自分に向かってる事を知り、慌ててアキラがニヤニヤ笑う乱世に避難の声を上げた
 
 「ちょ!?何コレ何のつもり!?」
 「縄で格闘するよか、よっぽど手っ取り早いだろ?天国に無事に送り届けるんだな」
 「こんなの絶対おかしいよぉぉぉぉぉぉ!?」
 
不条理を嘆く叫びと共に、抱きついていた【メカフリューネ】ごと仲間の下敷きになるアキラ
ついでに数体巻き込んで派手に倒れたぬりかべお父さん
彼と地面の隙間から大量の光芒が漏れ全員まとめて【死亡通知】と共に消滅する
 
あわわわと涙目で始終を見守るアリスに乱世がしれっと口を開いた
 
 「どうせゲームクリアより捕まえる方が目的だったんだろ?さっさとログアウトしてデーターを確認するこった
  グレアム!雑魚のデーターは捕まえた、残骸の解析ごと残存データーも送ってやれ」
 
彼女の言葉に、消滅寸前の残骸に【サイコメトリ】をかけていたグレアム・ギャラガー(ぐれあむ・ぎゃらがー)が頷く
そんな二人めがけて再び押し寄せる【メカフリューネ】を見ながら、乱世は不敵に銃口を向けるのだった


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 「プレイヤー数人のログアウトを確認!
  あら……ちゃっかり個人サーバーにデーターを取り込んだんだ、待望のデーターが手に入ったから今から送るね!」

後方に座る茅野 菫(ちの・すみれ)の言葉と共に手元のパネルに新しいデーターが転送される
それを確認し、自作の解析ルーチンに送りながら、ダリル・ガイザック(だりる・がいざっく)は隣の席に声をかけた
 
 「目的の完成まで8割切った!クラッキングの方はどうなった?シャーロット」
 「相変わらず妨害が続いてます
  空京のコンピューターを経由してるのに嗅ぎ付けるとは、相手も中々やりますね
  後は、この外部からの謎の介入らしきものが無くなればいいのですが……」
 「……聞いての通りだルカ。やはりそっちをクリアしないと一手には及ばない……至急排除を」
 『りょ〜かい!間もなく最下層コンピュータールームに到達するわ!』
 
ルカルカ・ルー(るかるか・るー)からの通信を切り、今一度現状をダリルは確認する
朝野 未沙(あさの・みさ) から預かった装備データーをベースに【例のモノ】を構築しているが
それをゲームシステムに介入させるのは、やはりサーバーへのハッキング及びクラッキングが必要になる
シャーロット・モリアーティ(しゃーろっと・もりあーてぃ)が専任してそれを行っていたのだが、案の定システムからの妨害を受けている
それがシステムによる者なのか、それとも【首謀者】という者が依然存在しその者の手によって行われているのか
攻めの一手に踏み込むべく、同時に探りを入れていたのだが、途中から別の介入が入り遮断されてしまっていたのである
 
【現実世界】に残り、彼等のサポートをしていたローグ・キャスト(ろーぐ・きゃすと)のバックアップにより新手に探りをいれ
とうとう介入元まて探知に成功していたのだが、あろう事が判明した場所は学園の奥にあるコンピューターからだった
そこから直接コンピューターに介入して電脳戦に割り込んでいる相手を探る為、現在ルカとローグ達が向かっている
 
メインモニターに表示される状況、そして激しく変動するプレイヤーのパラメーターを見ながら
ダリルは再びパートナーに通信を入れた
 
 「……この異常なエネミーの再生ルーチンに対抗するにはカウンターが必要なんだ
  無理は要求しない、でも迅速な処理で頼む」
 
 
 
 「……そういう無茶振り、信頼の成せるわざとして理解しておくわ、じゃ」
 
ダリルからの通信を切り、アクセスルームの窓からルカルカはコンピューターを覗き込む
電脳戦を念頭にしたため、戦闘武装は持っていない事実が悔やまれるが
そちらはローグとナターリア・フルエアーズ(なたーりあ・ふるえあーず)が担当してくれる……その為のサポートだ

とにかく、ここからアクセスしている第三者を見つけ出し捕獲
そのまま介入に使った経路を奪還し、修復しつつシャーロットのクラッキングの手助けをして妨害を排除する
一連の速やかな対応が要求されるミッション
……それを開始するべくルカルカはアクセスルームのPCのスタンバイを解除した
 
同時にローグとナターリアも扉をそっと開け、電算機器ひしめくコンピュータールームへと進入する
部屋内のネットワークを表示して使用具合を確認すると、スーパーコンピューターユニットの一角が点滅している
そこの計測用のアクセスコネクタからの進入を突き止め、手信号でローグにそっとそれを伝達
場所を理解した二人が、音と気配を忍ばせながら目標のユニットまで進んでいく
 
それが人なら、迅速に外部の電算機を傷つけないよう仕留めないといけないので、自然と額に汗が伝った

 (目標まで5メートル……確かに何かが存在する……いくぞ)
 
タイミングを確認し、ルカがネットワーク越しに警告を送るタイミングでローグ達が踊り出る

 「そこまで……なっ!?」

……しかしそこに人影は無く、代わりにあった物を見て驚愕と共に立ち止まった
そこにあったのは……子供が遊んでいる無線操縦型の玩具ロボットだったのである
自分の体から端末コードを引っ張り出し、コネクタでコンピューターに繋げているそれが、ローグを見つけて首を動かす
 
 『やぁ……思ったより早く見つけたね?でも驚いてるあたり、この姿は予想外だったってとこかな?』
 
目の点滅と共に、玩具ロボットに内蔵された質の良くないスピーカーから声が聞こえる
その声は、VR内のAIの子供達に負けない無邪気さを持つ……少年の声だった