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秋葉原四十八星華討ち入り

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秋葉原四十八星華討ち入り

リアクション

■□■2■□■ そして深まる誤解

そのころ、別の部屋では。
東シャンバラロイヤルガードのソア・ウェンボリス(そあ・うぇんぼりす)と、
雪国 ベア(ゆきぐに・べあ)が、学ラン姿のセレスティアーナの護衛をしていた。
(東シャンバラロイヤルガードとして、
セレスティアーナ様にセクハラなんてゆるしませんよっ!
でも、セレスティアーナ様って本当にブラジャーをつけていないんでしょうか?
ちょ、ちょっと気になりますね……)
「ご主人、セレスティアーナの立ち絵……もとい、セレスティアーナの服を良く見てみろ」
ベアに指摘され、ソアは、そこで、重要なことに思い至る。
「はっ! そういえば、セレスティアーナ様の服って……!」
(肩が出ている!)
「ブラジャーの肩ひもが見えない……ということは、
やっぱりセレスティアーナ様はブラジャーをつけていない!?
い、いや、まだわかりません。肩ひもの無いタイプのブラジャーだってありますからね!」
「代王の胸を守るものが不在と龍騎士に知られたらまずいな……国家存亡の危機だぜ」
ベアはやたらとシリアスに語る。
「そういえば、セレスティアーナ様の服は、背中も出ているのでは!?
厳密には、背中まで見えませんが、
脇のあたりの見え方からして、背中も大きく見えているでしょう。
……でも、そもそも、胸につける下着はブラジャーとは限らないのでは……。
ビスチェとか、ドレス用インナーという物もあるらしいですし」
「それにしても、セレスティアーナも胸小さいなぁ……」
「も?」
ソアはベアの発言を聞きとがめたが、ベアは口笛を吹いている。
「と、ともかく、こうなったら、本人に直接聞いてみます」
ソアは、セレスティアーナにおずおずとたずねる。
「あのー、セレスティアーナ様……服の一番下には、何を着ていらっしゃいますか?」
「服の下か? サラシとかいうやつだぞ」

「晒!?」

予想外の発言に、ソアは固まる。
「そ、そうなんですか。セレスティアーナ様は晒を……でもダメです!
締め付けたらその、身体に悪いですよ!」
「そうなのか?」
そこに、悠久ノ カナタ(とわの・かなた)が、現れて言う。
「こんなこともあろうかと、わらわがブラジャーを各種用意しておいたぞ」
カナタは高級感よりも質感を重視して、サイズをいくつか用意していた。
「最初のブラジャーは、合うか合わないかが大切ゆえに、な」
「カナタさん!」
ソアは感激する。
「これを使うのか?」
セレスティアーナは、こうして、カナタに贈られたブラジャーをつけたのだが。
「それ以前に何着けてたのかは結局わからずじまいだよな……」
ベアはつぶやく。
「セレスティアーナ様は晒を……大丈夫です、私、誰にも言いませんから!」
ソアは、勘違いを深めるのだった。

★☆★

そのころ、ポータラカでは。
「やった、俺もポータラカに来れたんだ!」
緋桜 ケイ(ひおう・けい)が、一面の雪原を見て喜んでいた。
「でも、一人だし……いったいどうやって帰ればいいんだ?」

担当マスターより

▼担当マスター

森水鷲葉

▼マスターコメント

ご参加いただきありがとうございました。

あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

今回、秋葉原四十八星華として、
もしくはそれに準じる形で討ち入りにご参加いただいた方に
「秋葉原四十八星華討ち入り・紅白出場」の称号を発行させていただいております。

雪のヴァイシャリーの町を血で染めたら「紅白」です。

それでは、今後も何卒よろしくお願いいたします。