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◆研究者たちの見解◆
――とはいっても、現時点で迂闊に擬似不死鳥(爆弾鳥)には迂闊に手を出せないため、
彼らが調べ、見解を発表したのは件の鳥についてではなく、その鳥を開発した古代の研究グループについて、である。
おそらく、彼らは不死鳥の持つ、生と死を自己だけで繋げて永遠にループさせる独自の「生死のサイクル」というものを、再現することには「辛うじて」成功したのだろう。
そして、それをフィジカルのレベルでなぞり再現するべく、鳥という生命体にそれを遺伝子レベルで組み込むという実験にも。
但し、その『再現』はあまりに……あまりに低レベルで、雑だった。
不死鳥の持つ完全な永久再生システムにはそぐわない、雛の刷り込みだの卵生だのといった本来の鳥の習性を個体から消すことができなかったゆえにこのような鳥が生まれてしまったのだ。
つまり、それは研究チームの力の限界だったのだ。
……限界だったのに、何故か、その「不良品」を大量生産してしまっていたのだ。
◆目次◆
P2〜4 疾風怒濤! 蒼空学園編
P5〜7 気炎万丈! イルミンスール魔法学校編
P8〜10 常在戦場! シャンバラ教導団編
P11 不撓不屈! 葦原明倫館編
P12、13 剛毅果断! 空京大学編
P14 一騎当千! 波羅蜜多実業高等学校編
P15、16 跳梁跋扈! 薔薇の学舎編
P17 エピローグ
(※四字熟語はあまり関係ありません。言うなればノリです)
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