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第四章 顛末

 「ニュースです。先ほど、高校を占拠したテロリストの要求が発表されましたが、間もなくして学校の生徒達に制圧されたとの情報が入りました。テロリスト達は無抵抗な学生が居なかったなどと訳の分からない事を喋っているようです」
「……なるほど」
 馬場 正子(ばんば・しょうこ)は再生したビデオを止め、前を向いた。眼前には交換留学の面々が並んでいる。
「まあ……イロイロと楽しめただろう」
 誤魔化すように正子は口を開いた。
「次は……普通の交換留学でお願いしますね」
 柚がスッと手を挙げた。
「ぐっ……努力しよう」

 「私はイロイロと楽しめましたよー、ねえ?」
 摩耶はペロリとクリームヒルトを見た。
「ええ、良い時間でした」

 「私は香菜ともっと授業を受けたかったな」
「そうですね」 
 美羽と香菜は勉強したりないといった顔だ。

 「折角私達が料理を作ったのに無駄になってしまいました」
 舞香、忍、沙夢はうんうんと頷いた。

 「まあ、それなりに楽しめたかな。ねっ?」
 キロスの頭をポンポンとルカは叩いた。
「ふん……」

 「俺達は仕事をしただけだしな」
「そうっすね」
 紫月と恭也は業務だった。

 「次は眠くならない、授業を御願いします」
 セレンフィリティに正子は呆れた顔をした。

「ボクは日頃の成果を発揮できたかな!」
 誰も裁に何にとは聞かなかったが。

 「ワシはもっとクラスメイトと居たかったのじゃ」
 エクリィールはさびしそうな顔だった。

 「折角のオリュンポス構成員を増やす作戦が……」
「何か言ったか」
「ふん、何でもない」

 「そういう訳で、交換留学の第2弾をだな――」
 正子が口を開いた時にはブーイングの嵐だった。

 ドールは外に出ようとする恭也を呼び止めた。
「あ、オチラギさん〜。ちょっとお話があるんだけど、良・い・か・な(怒!」


担当マスターより

▼担当マスター

村野憂規

▼マスターコメント

 はじめまして。又はこんにちは。
 村野 憂規と申します。ノーマルシナリオ『妄想ヒーローズ』に参加して頂き、ありがとうございました。

 妄想と同じように、退屈な時間を少しでも減らして頂けたらと思います。
 この人ならまた参加しても良いな、と思って頂けたら幸いです。
 皆様、これからも宜しく御願い致します。
 御参加頂き、ありがとうございました。

▼マスター個別コメント