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【2020修学旅行】剣の花嫁頂上決戦

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【2020修学旅行】剣の花嫁頂上決戦

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■□■2■□■ 対決・十二星華

ティセラの前に、封印解凍を使用した白津 竜造(しらつ・りゅうぞう)が、
棍棒を手に突っ込んでくる。
「よぉ武器庫の親玉候補!
ご機嫌いかがよ! いきなりで悪いが、俺と殺し合ってもらうぜ!」
奈落の鉄鎖をビックディッパーにかけて、動きが鈍ったところを一気に攻勢する作戦だったが。
「ティセラに手出しはさせないわよ!」
セイニィが立ちはだかる。
「ハッ、この俺に獅子座もかかってくんのか!
竜と獅子の対決、面白ぇ!」
竜造は笑う。
「セイニィ!」
そこに、緋山 政敏(ひやま・まさとし)がダイナマイトを投擲する。
「うおっ!?」
爆発をなんとかかわした竜造だが。
「なめてもらっては困るわ!」
セイニィのグレートキャッツが、竜造を切り裂く。
「ぐはっ……」
竜造は雪の中に倒れた。

一方、リーン・リリィーシア(りーん・りりぃーしあ)は、木に登ってその様子を見守っていた。
(政敏がおびき出した相手を倒すまで、
信じて待機よ!)
「セイニィ、雪はかからなかったか?」
「大丈夫よ、そんなヘマしないわよ」
政敏にセイニィは答える。
水に弱いグレートキャッツの弱体化を心配したのだった。
「まあ、必要なかったと思うけど、ありがとね」
(やはりツンデレはいい! 胸がなくても!)
政敏がそんなことを考えているとは、知る由もないセイニィであった。

★☆★

一方、パッフェルは。

ジェニファ・モルガン(じぇにふぁ・もるがん)と、
マーク・モルガン(まーく・もるがん)に対峙していた。
「わたくし、ここ半年の間の記憶がないのだけど……。
パッフェルは、イルミンスールで剣の花嫁を水晶に変えたり、
悪の秘密組織の幹部そのままの存在だった。
それが、半年後の世界では悪の首領、ティセラと一緒に王国の味方だなんて!
しかもシャンバラが東西に分裂している!?
いったい、この半年に何があったの?
浦島太郎になっちゃった……はっ、まさか景品の強化光条兵器って実は、玉手箱では?
おばあさんになるなんていやよ!」
「お、落ち着いてよ姉さん……。でも、ポータラカって恐ろしいね。
次は改造手術でも受けさせられるのかな」
「とにかく、何があったかはわからないけど、心の整理をつけるために、
パッフェルを倒させてもらうわよ!」
混乱気味だが、勝負を挑んでくるジェニファとマークに、パッフェルは言う。
「あのころの私は……言い訳はしないわ。
今は西シャンバラのロイヤルガードとして、
アムリアナ様のために全力を尽くすつもりよ」
「じゃあなんで、蒼フロ運営チームのマスターページでは
東ロイヤルガードの制服を着てるの!?」
「そ、それは……」
言葉に詰まったパッフェルは、星銃パワーランチャーを、ジェニファとマークに向けてぶっ放した。
「きゃああああ、やっぱり悪じゃない!」
「ね、姉さん!」
お星様になるジェニファとマークであった。