リアクション
第6章 歓喜の宴
「よーし、笑転ジャーに祝ってもらわなきゃ♪」
「いないようですよ?」
「えぇえー!?」
美羽は祝ってもらいたがったが、笑転ジャーの姿はすでになかった。
「何かいい匂いがしますね」
「―・・・向こうに何かありますよ?」
樹が指差す方向を見ると、銀の鍋の中にフカヒレスープが入っている。
「美味しそうー、フカヒレの姿煮もあるよ!これだけ置いて帰ったのかな?」
「食べていいみたいですね」
「せっかっくだから皆で食べようか」
イリーナがお玉でスープをすくい器に注いだ。
「もらっていいのか?」
「あぁ、沢山あるしな」
スープをラルクに手渡してやる。
生徒たちは焚き火を囲んで温かなスープを飲み、互いの戦いぶりを話ながら宴を始めた。
熱き闘志のぶつかり合いの丸太戦争・・・これにて閉幕。
こんばんは、按条境一です。
だいぶ寒い時期になってきましたね。
プールに落ちてしまった方、お風邪などひかないように・・・。
フカヒレ料理は笑転ジャーからのプレゼントです。
さてプールにサメがいないようですが・・・どうなってしまったのやら。
今回の戦いに相応しい称号をお送りさせていただきました。
それでは、また別のシナリオでお会いできる日をお待ちしております。