リアクション
第十二章 エピローグ＆とある兄弟の一幕
一人の男の妄執から始まった、未曾有のテロ未遂の事件はこうして解決へと至った。
しかし、この事件に関わった者は、これで終わりではないと確信している。
バルジュ兄弟の出現――
彼らの野望――
解決していない問題は、まだ残ったままである。
事件の全貌を聞いたツァンダ家たちは、捜索をさらに強化し、バルジュ兄弟の野望を潰すことを決定したのだった。
「ふふふっ……」
「にいさま、たのしそう。」
パラミタのどこか。そこで、グストとソレントは談笑していた。
「ちょっとね。ソレントもあいつらのこと気になるだろ？」
「うん。あいつら、いっぱいころしたい！」
きらきらと眼を輝かせるソレント。まるでずっと欲しいものをプレゼントしてもらった子供のように。
「ふふっ、もしあいつらが、僕たちを見つけられたら、いっぱい殺していいからね」
「やったー。にいさまだいすき〜」
楽しそうな笑い声は、ずっと響いていた。
皆様、はじめましての方も、もう知ってるよって方も、こんにちは。池羽 十日（いけう とおか）と申します。
さて、今回はバトルジャンルということで、基本バトル成分多めとなっております。前回と比べてボリュームがとんでもなく多くなっています。
そのせいというわけではありませんが、公開日より遅れてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
また、今回の話の舞台は、洞窟ではなく砦です。数名の方に勘違いさせてしまったようなので、ここでお詫びいたします。その方々のアクションは、出来るだけ矛盾無く反映して書かせていただきました。
自分はまだ新人ですが、だからといって下手な説明や、前回のリアクションに参加していなければわからないような内容のシナリオガイドを作って、参加者の皆様に誤解を与えても許されるわけではありません。
今回のような失敗が無いように、今後精進したいと思います。
ですので、機会がありましたらまたご参加くださると嬉しいです。
それでは。またご縁がありましたらお会いいたしましょう。
