リアクション
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翌朝、博季の携帯電話の留守録に、リンネからのメッセージが入っていた。
博季は再生ボタンを押しながら、携帯電話を耳に当てる。
『……わ!? 博季くん、それって……。
も、も〜! いきなりそんなこと言うなんてズルイよ〜!
こういうのって直接会って伝えることなんじゃないの!?
……うん、でも、ありがと!
頼りにさせてもらうね!』
恥ずかしがっているような、彼女の声が博季の耳をくすぐった。
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イーオンは起きるなり、携帯電話を手に取った。
画面には、未読メールがある旨を告げるアイコンが表示されている。
受信ボックスを開くと、そこにはセレスティアーナの名が表示されていた。
『電話ありがとうなのだよ。出られなくて申し訳ない。
言葉は嬉しいが、今はそこまで考えている余裕がないのだよ……。
でも、支えてくれる人がいるというのは良いものだな。
改めて言おう、支えてくれてありがとう』
彼が伝えた言葉が伝わったこと、そして返答があったことを嬉しく思いつつ、イーオンは携帯電話を仕舞って、身支度を整え始めた。
リアクションお届けします、朝緋あきらです。
皆さんの想い、たくさん伝えていただきありがとうございました。
ほのぼのしながら、描かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ではまた、機会がございましたら、お会いいたしましょう。
※10月28日 一部修正を加え、リアクションを再提出しました。