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無人島物語

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無人島物語

リアクション

 さて、最後にもう一度島の様子を見てみよう。
 あれからさらに二日ほどたち、みながそろそろ島での生活にも飽きてきた頃。
 上空に佐野 ルーシェリア(さの・るーしぇりあ)のレティ・インジェクターが姿を現した。
「いましたぁ、発見です〜」
 ルーシェリアは、巡視艇でバックアップをしていたアルトリア・セイバー(あるとりあ・せいばー)に通信を入れる。
「救援物資いっぱい積んでいきます」
 アリストアは、無人島の全員が帰れるくらいの救援部隊を連れてきてくれるらしい。
 ルーシェリアは弱っている人から救助して行こうと考えていたが、そんな人はいないようだ。
 遊びつかれて寝ているのがいるくらい。
 みながそれぞれに満足した表情で船に乗り込んだ。
「おかえりなさい、なのですぅ」
「結局なんだったのよ、今回の私は。判定のやり直しを要求するわ」
 バックアップとして静香のフォローに回っていたルカルカ・ルー(るかるか・るー)は、ちょっと納得いかなさそうだった。
 よくわからないが、リナ・グレイの元婚約者から財産巻き上げるのに手伝わされたり、船長や船員を海に叩き落したり、散々だった。もう二度と島なんかに行かない!
 





 この島でのお祭りも、終わりを告げるときが来た。
 いつまでもここで過ごすわけにはいかない。契約者たちには大切な日常があるのだ。
 さあシャンバラへ帰ろう。
 全員が、名残惜しみながら島を後にする。
「また一緒に遊びに来ましょう。この島気に入ったのでパパに買ってもらうことにしますぅ」
 サオリ・ナガオ(さおり・ながお)は微笑む。
「みんな、帰るわよ!」
 新たに海の女王になった小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)は、海モンスターたちに命令して、契約者たちが海で落とした持ち物を回収させていた。
 これにより、海で落としたアイテムは戻ってきたものとする。
「さよなら、無人島。ちょっとだけだったけど楽しかったよ」
 コハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)がいつまでも浜辺を見ていた。
 救援部隊を海モンスターが、無人島を離れる。
 名残惜しそうに皆が、無人島を眺める中……。
「キキキ〜〜〜〜ッッ!」
 突如、密林の奥からサルのような鳴き声の女の子が走り出してくる。
 野生化して密林に潜んでいたレオーナ・ニムラヴス(れおーな・にむらゔす)だった。 
 救援の船は完全に島から離れていた。
「キキーー!」
 レオーナは、助走をつけて全力で跳んだ。
「こっちだ!」
 船のみんなも手を伸ばす。
 ドボ〜ン! 
 結局手は届かず、レオーナが海に落ちたところで、この話は終わる。……たぶん終わる。


担当マスターより

▼担当マスター

車 修理

▼マスターコメント

はじめましての方もお久しぶりの方もこんにちは、車 修理です。いつもお世話になっております。
お待たせいたしました。
“いつもどおり”のクオリティでお送りいたします。
例によってヒドイありさまです。
いただいたアクションもガチばかりで、力入れて書かせてもらいました。

『伝説の美容にいい果実』のオチが、これまでにない最悪なものになっております。
ガイドの時点でこのオチは考えていたのですが、この章はしっかりと封印いたしました。
あなたは何かを見たかもしれませんが、それは気のせいです。何もありませんでした。
よって、キャラクターの評判が落ちたり、ダメージを受けたりすることはありません。
 
いずれにしても、このリアクションがあなたと楽しいひと時を過ごせるよう祈っております。

またの機会がありましたら、よろしくお願いいたします。


*8/10 修正および再アップしました。


なんと三人ものキャラの名前を描写し間違えていたとは!
訂正と共に該当キャラの方々に深くお詫びを申し上げます。

登場キャラと名前を把握し間違えるとか……、もうこれ、GM以前の大問題なんですけど……。
遅延の件も含めて、猛省と共にまたしばらく頭丸めて山にでも篭ってきます……。