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リアクション
３２）師王 アスカ（しおう・あすか）
師王 アスカ（しおう・あすか）は、
パートナーの
オルベール・ルシフェリア（おるべーる・るしふぇりあ）や
ハーモ二クス・グランド（はーもにくす・ぐらんど）が、
見守る中、出演した。
「あ、どうも〜
今日はトッドさんに会えるということで
記念に絵を描いてきたんですけど、よければどうぞ〜♪」
「まあ、すてき！
わたくしの水彩画ね！」
トッドさんが受け取った絵をカメラに向けてにっこりする。
アスカもにこにこ笑った。
「なかなかやるじゃないの。
これで、アスカの名声も上がるといいわね！」
（オルベール、マスターが出演する事にとても喜んでいますね
二クスはマスターの出演を静観させてもらう
番組の盛り上げは二クスがその補助をしても
視聴率上昇確率は１％にも満たせないと判断
無駄な消費行動をするくらいなら静かに見るのがいいでしょう）
オルベールはテンション高く、
ハーモ二クスは普段通りに見守る。
「アスカさんは、画家としても日々研鑽をつまれてるそうですけれど、
ジェイダスさんのヌードとかやはり興味おありなのかしら。
ぜひ詳しくお話してくださらない？」
「……え？
ジェイダス様のヌ、ヌードですかぁ？」
アスカは顔を赤らめる。
「何でまたジェイダス様なんだろ〜……
とりあえず敬語は無しで答えていいですか〜？」
「……ヌードって
しかも元校長を引き合いに出すってあのトッドって人
どんな情報網持ってるのよ」
アスカを応援しつつ、オルベールがハーモ二クスと顔を見合わせる。
「正直に言うと興味あるかなぁ、
ジェイダス様とは、いつか私が一人前の画家になれたら
肖像画を描かせて下さいと約束してるんだ〜。
だからその際にでもお願いしてみたいと考えてるくらいだもん」
アスカが話を続ける。
「恥ずかしくありません？」
「ううん、全然。
私達芸術家の間では、
間接的にヌードモデルを『アートモデル』って
表現する事があるんだけど、その名の通り
ヌードデッサンは一つのアートなのよぉ
絵の練習の時でもとても勉強になるし、重要な経験だわ〜
昔まだ地球にいた時も、ヌードデッサンは何回も描かせてもらったのぉ
だから……ぶっちゃけちゃうと人の裸体なんて見慣れてるんだ〜」
アスカが苦笑する。
「それに、ジェイダス様は傍目から見ても凄く均整の取れた体をしてるわね〜。
お若くなって体型は変わってしまったけど、
それでも
描きたいと思わせる何かがあるわぁ
勿論、そういったモデルに抵抗があるのなら無理強いはしないわよ〜
ジェイダス様は大切な私の恩人だから……
ただ自分を信頼して全てを曝け出してくれるなら
私はその人の為に絶対美しく描くと断言するかなぁ……
じゃないと失礼だもん」
アスカは、カメラに向かって……その先にいると願う、恩人へ……話しかけた。
「というわけで、ジェイダス様〜
頑張って一人前になってみせますので、暖かく見守って下さいねぇ♪」
