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リアクション
■友情の焼肉パーティー
こうして、セシルのおごりで焼肉パーティーが開催されることになった。
当然、提案をしたグラハムはセシルにボコボコにされている。
「なあ、なんでパラ実に来たんだ?」
椿が、今回のイベントに招待してくれたセシルに問いかける。
「あたしはバカだから他に行ける学校がなかったけど、自由なパラ実が好きだぜ」
裏表のない笑顔で言う椿に。
「ドージェ・カイラスを超えるためです」
セシルはシンプルな回答を返した。
「そうか。おまえ、すげーこと考えてるんだな!」
椿は、セシルの肩を抱く。
「どうせなら、行けるところまで行きたいじゃないですか。
パラ実は……この広いパラミタは自由なんですから」
セシルの青い瞳は、夢想家の……だが、着実に夢を現実にしていく者の光を帯びていた。
マリィや黎明華、和希も駆け寄ってくる。
「一緒に飲もう! まだ酒はたくさんあるからね!」
「肉もたくさん食べるのだ!」
「焼肉うまいぜ!」
「ありがとう。今日はとことんまで騒ぎますよ!」
セシルもそれに応え、皆での楽しい宴は、朝まで続いたのだった。
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