リアクション
10,報告書より抜粋
参加者 342人(援軍含む)
負傷者 172人(捕虜含む)
死者 29人(神官含む)
救助者 17人(正岡すずな 含む)
○砦の現状について
一部城壁に大きな破損。有志者による修復作業中。内部も、同時に補修作業を行う。一部建築物は、一度撤去すべきとの意見もあり、今後の予定については白紙の部分が多い。
○モンスターについて
神官が死亡した時点から、完全に闘争心を失った様子で逃走を図ったため、追わずに撤退させた。大まかな観測ではあるが、全体の4割ほどが逃走している。また、砂中のモンスターについてはまだ残っている可能性があるので、外周で作業を行う者には注意を促すこと。
○地下通路について
城壁爆破の余波にして、通路の一部が埋まったことが確認されている。内部については、のちのち要調査とする。入り口となっている井戸については、調査を待って埋め立てを予定している。
○捕虜について
現在、生死の境をさまよっており尋問については回復を待って行う。民の行方を知る唯一の人物のため、慎重な尋問が必要である。また、神官が何故自殺を行ったかについても、知る必要があると思われる。
○砦の管理・運用について
一時的に、アイアル・ヘシュウァンが管理するものとする。今後、この砦にて民の受け入れを行っていく予定。そのための施設、インフラの確保、そして戦力の補充が急務である。
以上。
※ 捕虜は記録では二百年以上前に死んだとされる人物である可能性がある。この件は極秘とし、もしこの捕虜についての情報が入った場合、アイアル・ヘシュウァンに直接知らせること。
お待たせしました、野田内廻です。
今回は『カナン再生記』に(何故か)参加することになり、大変ありがく思うと同時に恐ろしいプレッシャーを感じております。
私個人のプレッシャーはさておき、今回のリアクションはいかがでしたでしょうか。
結果としては、目的を少ない被害で達成しております。逃げるつもりで居たウーダイオスも見事に捕まえました。
ガイドに登場する唯一の名前付き敵だったというだけあって、みんなに追われる彼は少々不憫に思えたりもしましたが。
尋問目的で殺しにかかってこなかったのが、唯一の救いでしょう。恐らく。
それと、外で戦うアクションを書いていただいた多くの人が、みんな中に行ってしまうのを心配しているのも印象的でした。ある程度予想はしてましたが、そこまで中大人気というわけでは無かったです。
さて、勘の鋭い人や、冴えている人はもうわかっていると思うのですが、アイアルとウーダイオスとすずなのお話はまだ完結しておりません。あと、尋問もまだしておりません。
つまり、続きます。すずなの仲間と他の民の行方や、何故あの人は○○してしまったのか、ウーダイオスは何がしたかったのか、ちゃんと理由があります。
もしよろしければ、もう少しだけ続くこのお話に付き合いください。
ではでは