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ミッドナイト・シャンバラ4

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ミッドナイト・シャンバラ4

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お悩み相談コーナー

 
 
「ミッドナイト・シャンバラ。なんちゃって〜 アニメの世界では、常識は通用しないのです!
 
    ★    ★    ★
 
「お悩み相談コーナー!
 このコーナーでは、皆さんのお悩みに、私が答えてしまおうというコーナーです。いいアドバイスができればいいんですけれども。そこは、少し大目に見てくださいね。
 最初のお悩みは、ペンネーム、下着に悩む年頃の乙女さんからです。
 
こんにちは、アイドルユニット目からビーム!『秋葉原四十八星華』のリーダーの一番カワイイ子です☆
私の悩みを聞いて下さい

 
 なんか、今、変なピー音入りませんでした?
 気をとりなおして続けます。
 
きっかけは更衣室でおぱんちゅをパラ実生から守っていたことから『苺おぱんちゅディフェンダー』と通り名がつきました
 
おぱんちゅを利用して隙を作る技をモヒカンに仕掛けたこともあります

 
 なんだか、恐ろしい必殺技ですねえ。
 
そういえばティーカップパンダを探していて電波を受信し始めました
なぜか初めて紹介すると、ペットの2匹のティーカップパンダの名前の由来を聞かれます
 
極めつけはこの前の鑑定団でした
今まで私はおぱんちゅの守護者だと思っていたのです
2人しかいないのにパンツ四天王、それがおかしいと気付いた時、ようやく昇り始めたばかりなのでしょうか?
既に自分がおぱんちゅの守護者という果てしなく遠いパンツ四天王を

 
 頑張って登り詰めてください、その果てしないおぱんちゅ坂を……。
 だいたい、パラ実は四天王が何人もいるところですから、パンツ四天王が四人とは限らないんですよね。人数が足りないのは珍しいですが、そんな四天王がたくさんいても困りますけど。
 ティーカップパンダちゃんたちによろしくー。ところで、どういう名前でしたっけ?
 
 さて、次のお便りです。
 ペンネーム、迷える超乙女さんから。
 
リスナーの皆様は、パートナー間の恋愛に関してどう思われますか?
 
というのも、こんな事があったんです。
今年の1月に地球に旅行に行ってから、ウチのバカ英霊とい…違った、
地球人の2人の関係が少し変わったようなんです。
その後、バレンタインに英霊が大けが負って帰ってきて、
6月に2人でバイトをしたときに何かあったようなんですよね。

 
 何かって、いったい何があったんでしょう。わくわく。
 
…ええ、別に否定はしませんよ。関係が深まることはいいことですし。
いつ…じゃない、彼女はとても可愛らしくなりましたし。
 
でも、進展具合を内緒にしているのが気になるんですったら気になるんです!!

 
 それは、私も気になります!
 
ヘタに一緒に住んでいるので、そのうちウチの中で
イチャコラし出したらと思うと気が気でならないんですっ!

 
 一緒に住んでるんですか!? わあっ!
 
こんな場合、ワタシはどうしたらいいんでしょう?
 
 うーん、パートナー間で結婚する人もいますからねえ。
 やっぱり、みんな手の届く範囲で済ませてしまうのでしょうか。
 迷える超乙女さんは、手の届く範囲にいい男の人はいないのですか?
 ステキな彼氏見つけたら、ここで報告してくださいねー」
 
    ★    ★    ★
 
「幸せそう……な寝顔かな」
 自分のベッドですやすや寝ている林田 樹(はやしだ・いつき)の頭をなでながら、緒方 章(おがた・あきら)はのんびりとコーヒーを飲んでいた。
 すぐ横では、子守歌代わりにラジオが小さく鳴っている。
 しばらく前までは、林田樹はそのままソファーで寝てたりしたけれども、最近はちゃんとこのベッドで寝ている。これは、安心しているということなのか……。
『一緒に住んでるんですか!? わあっ!』
「ぶっ!!」
 突然ラジオから聞こえてきた叫び声に、緒方章はコーヒーを吹き出しそうになった。間一髪、手で飛沫を受けとめ、林田樹にかからないようにする。
 
『ステキな彼氏見つけたら、ここで報告してくださいねー』
「うーん、いい男なんていないのです」
「ゴルァ、バカラクリ娘っ! 何を投稿しとるんじゃお前は!!」
 突然居間に駆け込んできた緒方章が、のんびりとラジオを聞いて相づちを打っていたジーナ・フロイライン(じいな・ふろいらいん)にむかって怒鳴った。
「あらまバカ餅、何を息せき切って来やがっているんですか?」
 レース編みをしている手を止めて、ジーナ・フロイラインが聞き返した。
「来やがってるんじゃないだろう!」
「あら、いいじゃないですか。同居人として心配しているだけなのですよ! 変に目の前でイチャコラされても困りますので、その対策をDJさんにお訊ねしたのでございます!」
「しませんって!!」
 あっけらかんと言う、ジーナ・フロイラインにむかって、緒方章が思いきり叫んだ。
「しっ、樹が起きてしまいますわ。それに、ラジオがよく聞こえなかったではありませんか。ほんとに、このバカ餅は……」
 寝ている林田樹のことを持ち出されて、緒方章は静かにするしかなかった。