リアクション
エピローグ
シャンバラへ帰る為のゲート港に向かう創世学園都市で、トオルがラクシュミに訊ねた。
「ラクシュミは、お米券を何に使ったんだ?」
「うーん、実はまだ使ってないの」
ラクシュミは肩を竦めて笑う。
「もうすぐ期限だし……早く使わないとね。
私、創世学園の校長だから、何か学校の為に使おうかな」
トオルは、それを聞いて、腕を組んで考え込んだ。
「じゃ、それ俺にくれ」
「え? ……うん」
「ちょっと待ってて」
携帯で電話をかけながら、トオルはギフト券を受け取り、待ってて、と言って走って行く。
戻って来たトオルは、大量の荷物を抱えていた。
「学園の校庭に案内してくれ。何処か隅の方」
「何、それ?」
「タイムカプセル。あと苗木」
「苗木?」
「この苗木は、十年後に花が咲くんだって。
校庭の隅にタイムカプセルを埋めて、そこにこの苗木を植えようぜ。
十年後に皆で集まって、花見しながら宴会しよう」
「うん!」
二人は校庭の隅に穴を掘る。
タイムカプセルの中に、お米券で買った沢山の酒を詰め込み、一番上に、トオルは手紙を入れた。
「それは?」
「これは十年後のラクシュミあて」
笑って蓋を閉め、タイムカプセルを埋める。その上に苗木を植えた。
「楽しみ」
ふふ、とラクシュミは笑う。
十年後も、きっと皆で、楽しく過ごせる。
そんな未来であることを、ラクシュミは信じた。
【九道雷】
当シナリオ、そして改めて総選挙へのご参加ありがとうございました。
皆で楽しくやれたらいいなあという企画でしたが、いかがでしたでしょうか。
キロスがモテモテでびっくりしました。
同情票じゃなくて、ちゃんと人気あったんですね!(笑)
皆さん楽しいアクションをありがとうございました!
【大熊誠一郎】
ありがとうございました。大熊誠一郎です。
お祭り的にやっていこうと思ったら、結局いつものダークサイズになった気がします。
本編の方もがんばります。
【川岸満里亜】
合宿にご参加いただきました方も、他のマスターのパートにご参加いただきました方も、ありがとうございました!
ダイソウトウとバアルと優子……同じシナリオで書くのは非常に難しい組み合わせだと思いました(笑)。
ダイソウトウと優子は顔を合せても大丈夫なのだろうかと、小一時間悩み(妄想を楽しみ)ました。
結局今回は、ばらばらのお話でしたが、いつかパラレルな話で、色々なマスターさんのNPCともわーっと楽しむシナリオを行えたら、とても楽しそうです。
それでは今後の、彼女達が出てくるお話も、どうぞよろしくお願いいたします〜!
【寺岡 志乃】
こんにちは、またははじめまして、寺岡です。
このたびはこのような楽しい企画に参加させていただきましてありがとうございました。
滅多にない、こんな貴重な体験をさせていただけたのも皆さんのおかげです。
いただきましたアクションもどれも読んでいるだけで楽しくて、書いている間じゅうわたしもその場にいるような感覚でいることができました。
この企画に参加する機会を与えてくださった、投票してくださった方、3人の先輩マスター、運営さま、そして参加者さま。全員に心から感謝いたします。