校長室
創世の絆 第二回 リアクション公開中! |
シナリオガイド巨大ギフト出現! イレイザー・スポーンの群れと凶敵インテグラルから学校を守り切れ!
シナリオ名:創世の絆 第二回 / 担当マスター:
蒼フロ運営チーム
============ ■ 繊月の湖付近。 「……す、すごーい!」 探索を終えて湖付近へ戻って来ていた ルシア・ミュー・アルテミス(るしあ・みゅーあるてみす)は、夜空を多い隠すほど大きな影を見上げながら零しました。 繊月の湖から姿を現し、空に浮かんだのは、巨大なクジラのような姿をした機械生物でした。 そのクジラから放たれた一撃が、黒い月から飛来していた塊を撃ち弾いたのです。 やがて、クジラは、鳴き声らしき深い音を鳴らしてから、 湖にその身体を返して、水の底へと潜っていきました。 「アレもまた、“ギフト”なの……?」 夏來 香菜(なつき・かな)は、楽しそうに騒いでいるルシアの隣で呟きました。 数日の内に、繊月の湖の底でのギフト探索が行われる事となりました。 もともと湖の底に巨大な影を見たという者が居たため、 湖の探索が行えるように水中探査用のスーツが用意されているところだったのです。 ■ 再廻の大地、東。 契約者たちと共に調査を行っていたヘクトルは、 遠くに見つけた「塊」を双眼鏡で覗いていました。 陽の光を受け、チリチリと陽炎の立ち上る大地に突き刺さった黒い楕円形の塊。 「あの一撃で大きく欠けてはいるが、 まるで巨大な種子のようだな……ん?」 黒い塊から何か小さなものがゾロゾロと零れ出しているのが見えました。 黒く蠢く粉が赤茶けた大地にザァっと広がっていく…… それは、無数の「モンスター」のようでした。 ヘクトルはすぐに、仲間たちに告げました。 「戦闘準備を! 急いでくれ!! 奴らの狙いは、学校だ!」 ■ 繊月の湖の西方。 パラ実分校が建設されつつある遺跡にて。 アイリス・ブルーエアリアル(あいりす・ぶるーえありある)は、 微かに震えた顎をグッと噛みこらえてから言いました。 「確かに、とんでもない力を感じるね」 アイリスたちはインテグラルを倒すため、 リファニーが気配を感じるという遺跡を訪れていました。 「これが恐怖というヤツか。初めて感じるよ」 (まさか、これほどとは……) 付き従っていたセリヌンティウスが言います。 首の上に乗っていたアンパンは、ここに辿りつく間に 軟体アリの群れに食べ尽くされてしまっていました。 彼は首の無い身体で、 インテグラル討伐に集まった契約者たちの方へと振り返りました。 (諸君、我は再び戦場へ戻ってきた。 亡き我が師ケクロプスの意思を継ぎ、子供たちの笑顔とパラミタを守るべく、この戦場に全てを賭けるために。 その覚悟がこれだ!!) 言って、セリヌンティウスは己の両腕を取って投げ捨てました。 (我は両腕を捨てた! これは、真なる覚悟である! 武器を持って戦うことへの甘え、依存を捨て去ったのだ! 『真の覚悟』とは、首を捨て、両腕を捨て、全ての甘えを捨てた先にある!!) “どうせすぐに生やせるだろ、お前は” というような色々と思うところを飲み込み、アイリスは微笑みました。 「頼りにしてるよ。皆」 アイリスたちに同行していたダイヤモンドの騎士は、 夥しい数の女性像が不規則に並んでいる遺跡を臨んでいました。 (……いざとなれば、“盾”を“矛”に変えてでも、私は彼女と彼女の夢を――) ――無事に、帰ってきてね―― そう言ったラクシュミを思い返しながら、彼は『真の覚悟』を決めていたのでした。 ◇ 同じく、パラ実分校が建設されつつある遺跡。 ここではブラッディ・ディバインの目撃情報が頻発していました。 「で――私を連れてきたんですね」 アルベリッヒに言われ、長曽禰 広明(ながそね・ひろあき)は頭を掻きました。 「元ブラッディ・ディバインの若きリーダーとして、 連中がここに居る理由を想像できるか?」 「隙あらばパラ実分校に集まる者たちを取り込みたいと考えているか、あるいは―― ここに“ギフト”があるから、といったところでしょうか」 「ここにもギフトがあると何故分かる?」 「私やブラッディ・ディバインといった、 この地に居る筈の無い者たちを、ここへ連れてきた者が居る……。 それは一体何のために?」 「俺たちの邪魔をしたい何かが存在してる、と考えんのが妥当なとこだろうな。 そいつがもしギフトに関する情報を握っていれば、そういった連中に流す……」 「そういうことです。 ブラッディ・ディバインは、この遺跡の中に“ギフト”がある、という情報を得て、それを探している。 その可能性は高い」 アルベリッヒは面白そうに遺跡を眺めやりました。 長曽禰は彼に問いかけました。 「お前は、本当に何も覚えていないのか?」 「なぜ私がニルヴァーナに居るか、についてですか? 残念ながら、本当に記憶はありません。 気づいたら、このパワードスーツを着たまま、この地に居たのです」 アルベリッヒは少しばかり顔をしかめながら、パワードスーツの掌に視線を落としました。 ■ 繊月の湖―― そこでは湖底の探索が行われようとしていました。 と、探査スーツ姿で準備運動をしていたルシアへ、 リファニーが青ざめた顔をして告げました。 「……インテグラルの気配を、感じます」 「え? それって、アイリスさんたちが向かった方の?」 「いえ……もう一つです」 「え――!? そ、それって……インテグラルが、もう一体居るってこと……?」 「ええ。 でも、今は何処に居るかは分からない。 あんなものが何体も居るなんて……」 「大丈夫! あのクジラ型ギフトの砲撃なら、 きっとインテグラルだってイチコロだよ!」 「確かにそうかもしれないけど……」 とリファニーが言いかけた時には、既にルシアは湖へと飛び込んでいました。 「ルシアはいつも楽しそう……凄い」 「ただ、何も考えて無いだけだと思うけど」 香奈が隣で呆れたように言って、自身も湖へ飛び込みました。 ■ 学校の東の大地。 迫るモンスターの群れに向かって、ラクシュミは立っていました。 「皆が帰る場所は、私たちが絶対に守るよ」 そして、彼女は「たいむちゃんスーツ」を着込んだのでした。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
蒼空のフロンティア運営チームです。 ▼サンプルアクション ・【1】ニルヴァーナ校の施設を提案する ・【2】スポーンと戦う! ・【3】クジラ型ギフトを探す! ・【4】遺跡探索! ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2012年04月08日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2012年04月29日 |
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