天御柱学院へ

なし

校長室

蒼空学園へ

【戦国マホロバ】四の巻 マホロバ幕府開府 決戦、冬の陣!

リアクション公開中!

【戦国マホロバ】四の巻 マホロバ幕府開府 決戦、冬の陣!

リアクション


第7章 愛しき故郷3

【西暦2023年3月27日】
 マホロバ城(現代)――


 マホロバ城では迎えの人々が彼らを待っていた。
 鬼城 貞継(きじょう・さだつぐ)鬼城 慶吉(きじょう・よしき)、そして瑞穂 睦姫(みずほの・ちかひめ)――他にもたくさんの人が迎えでていた。
 過去から帰ってきた人にとっては、新たな時空の月の出現は不思議のほかなかった。

「ああ……あの月か」
 すっかり姿を取り戻した貞継が、後ろを振り返っていう。
「目覚めたのだ。あの眠りし娘が。そうしたらあのが出た」
 そこには、一人の少女が立っていた。
 少女は、瑞穂の乱の後に桜の樹の下から掘り起こされたまま長いこと死んだように眠っていたが、この数日前に急に目覚めたという。
 さらに奇妙なことに、少女は黒髪で発見されたはずなのに、一夜にしてなぜか白い髪に変わってしまったのだ。
「不思議なこともあるのだな……どうした? 皆、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
 樹龍院 白姫(きりゅうりん・しろひめ)が恐る恐る尋ねた。
「貞継様はずっと寝てらしたからご存じないかもしれませんが……その方は……」
 その少女は葦原 祈姫(あしはらの・おりひめ)にそっくりな容貌をしていた。
 少女は開口一番こう言った。




        「おかえりなさい。未来でまた、お会いできましたね」












   【桜の花びらは今日もまた、人の記憶を巡る。
   つづられる歴史は、必ずしもすべてではない。
   そのつづられなかった多くに、
   名ものこさなかった多くの人々の働きと、
   真実が隠されているのである。】

       (出典『まほろば史記』「新紀」 著者不明)
 

戦国マホロバ ー 



担当マスターより

▼担当マスター

かの

▼マスターコメント

 こんにちは、ゲームマスターのかのです。
 公開が遅れて申し訳ございませんでした。

 PCの皆さんは現代へ戻ることができました。
 過去のマホロバに残ったのはNPCで日数谷 現示(ひかずや・げんじ)のみです。


 【戦国マホロバ】シリーズこれにて終了です。
 ここまで来れましたのも皆様のおかげです。
 感謝申し上げます。
 今後につきましてはマスターページにてご報告いたします。

 ご参加いただき誠にありがとうございました。



【戦国マホロバ】第壱巻 マホロバ暦1185年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第弐巻 マホロバ暦1187年と1188年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第参巻 マホロバ暦1190年頃のシナリオ
【戦国マホロバ】第四巻 マホロバ暦1192年頃のシナリオ


【NPC一覧】

(マホロバ暦1192年)
鬼城貞康(きじょう・さだやす)……鬼城家当主。鬼の血脈を受け継ぐもの。正史ではマホロバ幕府の初代将軍となる。

葦原の戦神子(あしはらの・いくさみこ)……本名:葦原祈姫(あしはらの・おりひめ) 西暦2022年のマホロバに突如現れた少女

葦原総勝(あしはら・そうかつ)……葦原国国主。祈姫の祖父。※転生した?
葦原鉄生(あしはら・てっしょう)……からくりオタク。祈姫の父


瑞穂魁正(みずほ・かいせい)……別称:瑞穂の軍神。瑞穂国国主
日数谷現示(ひかずや・げんじ)……瑞穂藩士。瑞穂藩の侍大将。過去に残る。


鬼子母帝(きしもてい)……鬼城家の母。扶桑と同化した。

朱天童子(しゅてんどうじ)……金品を奪うなどして都を荒らしている鬼一族の棟梁。鬼鎧となる。


織由上総丞信那(おだ・かずさのすけ・のぶなが)……於張国の豪傑。※転生した?
日輪秀古(ひのわ・ひでこ)……天下人。マホロバの土に還る。


伊建正宗(だて・まさむね)……奥東地方に勢力をもつ若き大名。後に天下の副将軍と呼ばれる。
馳倉常永(はせくら・つねなが)……正宗の家臣。異国の地で生涯を終える。


雪うさ……貞康が合戦場で助けた童女。扶桑のもう一つの化身。


(西暦2022年ー2023年)
鬼城貞継(きじょう・さだつぐ)……マホロバ前将軍

鬼城白継(きじょう・しろつぐ)……マホロバ将軍。貞継と(SFM0033439) 樹龍院 白姫の子。無事発見された。

葦原房姫(あしはらの・ふさひめ)……葦原藩姫。『御筆先』が復活
ハイナ・ウィルソン……葦原明倫館総奉行(=校長)。房姫のパートナー


■戦国時代の主なマホロバ勢力

【鬼州国(きしゅうのくに)】(鬼城家)
マホロバの東地方を勢力にもつ

【葦原国(あしはらのくに)】
マホロバの北東地方を勢力にもつ

【瑞穂国(みずほのくに)】
マホロバの西地方を勢力に持つ

【於張国(おわりのくに)】
扶桑の都近郊に勢力にもつ

【奥集国(おうしゅうのくに)】
奥東地方に勢力をもつ