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激闘!?『変態コレクション(変コレ)』!

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激闘!?『変態コレクション(変コレ)』!

リアクション


【19】


「リナリエッタさんに続き、望さんも変態の泥沼に飲み込まれただとぉ!?」
 スケベ目の男、弥涼 総司(いすず・そうじ)はぐぬぬぬ……と唇を噛んだ。
 ここは変コレの中枢。表側はシャンバラ宮殿となっているが、それはハリボテで、中には飾り気のない無機質な仄暗い空間だ。
 中央に浮かぶ巨大なAIの光だけが、空間を照らしているのだ。
「このままでは理想郷を築く計画が……、おい、あんたもちょっとは対策を考えろ」
 哲学的な女性、牛皮消 アルコリア(いけま・あるこりあ)に言うと、
「変態の理想郷を望む者がいれば望まない者もいます。あるがままを受け入れれば良いのでは……?」
「ぼんやりしたこと言ってる場合か!」
 その時、空間に亀裂が走った。ガラスのように一角が割れたかと思うと、たくさんの変ムス達が雪崩れ込んで来た。
 巨大なちんこをぶんぶん振り回し「俺より強い奴に会いに来た!」と突入してくるラルク。
 戦いながら入ってきて「巨乳死すべし!」「生きる!」と不毛な戦いを繰り広げる詩穂とソラン。
 吹雪は「ダンボール戦争であります!」とダンボール信者を引き連れ、丈二は「志願兵はどこで募ってるでありますか?」とうろうろ。
 リナリエッタとフランチェスカが「私のM字開脚を見なさいっ!」「いいえ、わたくしの女豹のポーズを!」と銭ゲバセクシー対決を繰り広げるところに、飛び込んできた沙幸とアルメリアは、今度は2人の背中をつつつとイジリ倒す。
 秋日子は「普通はどこなの!」と叫んでるし、歌菜は「変態に愛は負けません! 最後に愛は勝ちます!」と叫んでる。
 2人の横では、ハデス一味やキャンディス、昌毅を轢き逃げして、追いかけられる裁アリスの姿も。
 そんな変態達を前に嬉々として狩りに精を出す、変態ハンターの翠たちも。
 そんで垂は酔っぱらって隅のほうでグースカ寝てる。
 完全に変態博覧会。とにかく滅茶苦茶である。
「……なんたるカオス!」
 カオスを超えて終末が近付く気配に戦慄する総司。
 しかし、それとは反対にアルコリアは冷静だった。
「変態とは人を許す力です。変態とは人と人が手を取り合うために手を差し出す事です。一つ変態であれば、一つ受け入れることができます。それは拒絶を減らす為の力です。
 独り暮らしの老人宅にモヒカンが尋ねて『ヒャッハー、金が目当て? 違うぜ身体が目当てだババアー! ぁん? じじいだ? どっちでも構わないぜヒャッハー!』そんな情景ですら微笑ましく見ていられる。
 公園のベンチに吐き捨てられた吐瀉物を悦んで舐める女子中学生、それをネクタイつけたバニー姿で眺める中年太りのおっさん。何がおかしいと言うのです? 結構な事じゃないですか。
 人は正しく在りたいのでしょう。でも、正しさって間違いがなければ成り立たないんですよ。だから、お前は間違っていると言いたいのです。人を否定したいのです。誰かを傷つけ否定することが、簡単に自分の正しいと思うことができるから。
 故に、私はそれは違うよなんて言わないのです。あなたもわたしも正しいそんな世界でありたいのです。きっと、異常なのでしょうね」
 全てを肯定する変態。それこそがアルコリアの思想的変態性であった。
 レアリティにすると【レア】ぐらいのアカデミックさである。
「この状況を受け入れると言うのか、こんな毎晩夢でうなされそうな状況を!」
 拳を握りしめ言ったのは巽だった。
「他人がどう思おうと勝手だ。別に口を出す気はないが……とにかく俺は家に帰してくれ……一刻も早く!」
 ここに来るまでに大分疲れたのだろう、げっそりしてセリスは言った。
 しかしそう簡単にことは運ばない。
 アルコリアに従うナコト・オールドワン(なこと・おーるどわん)ラズン・カプリッチオ(らずん・かぷりっちお)が立ちはだかったのだ。
 アルコリアに心酔するナコトは恍惚とした表情で、詩を読むように彼女を賞賛する。
「マイロードの素晴らしさを教えて差し上げましょう。
 マイロードは完璧。
 マイロードは素敵。
 マイロードはかわいい。
 マイロードは最強。
 マイロードは無敵。
 マイロードは究極。
 マイロードは正義。
 マイロードこそ善。
 マイロードは全。

 金のマイロードと銀のマイロード、普通のマイロード。どれがほしいと言われたら、勿論全てですわ」
 ナコトのインテリジェンストラントが変ムス達に襲いかかった。
 彼女はこう説く。
「物事の正しい考え方を教えて差し上げますわ。
 前提1 マイロードは正しい
 前提2 疑問を感じたら前提1に戻る

 これが世の真理ですわ」
「それは違う」
「!?」
 そう言ったのは、セリスの変態パートナーの1人、マネキ。
「この世の真理は”アワビ“なのだよ」
 それも違う気がする……。
「ポゥ! なにを言ってるんだい、この世をハッピーに導くキーワードは“愛”だよ!」
 変態パートナーの1人、マイキーが言う。
「だから、ボクとヤドリギの下でキッスを交わそう。きっと世界は平和になるさ!」
 ラブアンドヘイトでヤドリギを召喚、ピースフルなキスを迫るべく、んぱっんぱっと唇を鳴らす。
 しかし、あまりにもヤドリギの敵が多すぎる場所だったため、明後日の方向にヤドリギは飛んでった。
 ブルタやタコ娘となったリリを見つけてはケンカを始めた。
「ああ、何をしてるんだいっ! 愛だよ、愛!」
 そして、こちらではラズンと変態パートナーの1人、ニンジャが対峙している。
「ねぇ? ラズンを変態だと思うかな? マゾヒズムな喜びに笑い、人の手に死の感触を残して死にたい、そんな生き方をするラズンを」
「ぬぅ?」
「ラズンは普通だよ。こう仮定しよう。オマエは、何も抵抗できない状態にされる。その上で、目の前で家族恋人友人……大事なものが全部殺されるなど苦痛が与えられるとする。どうする?」
 ラズンは諦めを伴って薄く笑った。
「……自分を変えることはできる。苦痛を快感に書き換えるんだ。絶望を喜びに変えるんだ。真っ当だろう? だからラズンはマトモだよ」
「なんだかわからんが、立ち塞がる敵はこの改造された肉体のサビにしてくれる!」
 マスク以外の衣服が吹き飛び、胸が開き、生体銃「タマガハラバスター」が飛び出した。
 胸だけ服が破れるんじゃダメだったんだろうか……。
「やっぱりね。自分を書き換えるのが嫌だから、殴って言うことを聞かせにきたのだろう? ヒロイックな物語を見ていつも思うんだ。自分以外を都合よく書き換えていく支配欲の正当化ってね」
「情けなし!」
 ニンジャはカッと目を見開き、言い放った。
「それこそ己の弱さを肯定する戯れ言! 自分を書き換えて納得など愚の骨頂よ! 世界は厳しいのだ! 泣いていても誰も助けてはくれん、だからこそ自分で立ち上がらねばならんのだ! 正しさは己の手で勝ち取れぃ!!」
「……いいよ、ラズンの諦めが勝つか、オマエの傲慢さが勝つか、ここで決めよう」
「ふぁいあーーーーーーっ!!」
 ちんこをぶるぶると揺らし、ニンジャの主砲が戦い始まりを告げる。

「こうなれば、オレも理性を捨てて、本気を出さざるを得ないな……!」
 総司は世界を支配するAIに身を委ねた。
 勝手な解釈でキャラを作り上げるAIの認定されるまま、総司は変態を受け入れる。覚醒した総司の変態属性は安定の「のぞき魔」。
 しかし、AIを味方に付けた今の彼はただののぞき魔ではなく『WWN』に。
 いや、プロレス団体ではない。ワールドワイドノゾキマの略だ。
 ネットを通じ、あらゆるところにアクセス。街灯の監視カメラから、女子高生の携帯カメラにまで、あらゆるところに総司は拡散し、瞬時に世界中の私生活をのぞき見して帰ってきた。
「ククク……今の10秒で10年分ぐらいののぞきをしてやったぜ……!」
 それから今度は、まわりで暴れる変ムスの女子達を毒牙にかける。
ワールドワイドアイズ(電脳裂眼刺驚)!!
 ヴァーチャル世界にいる彼らは全てデータ化されている。したがって着ている服も所詮はただの画像データ。
 AIと繋がった総司はそのレイヤーを透過して中をのぞくことが出来るのだ。
 そのレアリティは【レア】の領域だ。
「………………ぶしゅっ!」
 しばらく眺めたのち、鼻血を噴いた。
「ククク……す、すげぇよ、このAI! 神だ! オレはのぞきの神だ!!」
「それはどうかしら?」
 そこに、教導団の露出狂ことセレンフィリティが現れた。傍にはセルフィーナとセレアナも一緒だ。
「のぞきが得意なようだけど、あたしのことはのぞけるかしらね?」
「ふん、何をくだらん……そんなビキニ水着にコート一枚羽織っただけの姿なら一瞬で……」
「これならどう?」
 セレンはコートを脱ぎ捨てた。
「!?」
「更にこうしたら……」
 ビキニの紐に手をかけた。
「な、何をするだぁ!」
「どうせのぞかれるならこんなもの意味がないでしょ? でも、これをあたしが脱いだらどうなると思う?」
「う、嬉しさしかないと思うけど、どうなるんだ?」
バカね! あんたはもうのぞく必要がなくなるのよ!
 そう、あんなにものぞきたかったブラの中、パンツの中がいざ普通に目の前にあるという事実。
 のぞきに情熱を燃やす総司が、そんなぬるい条件で満足出来るはずがないのだ。こんなにもつまらない裸はないではないか。
 汗水働いたあとのごはんが美味しいように、超必死こいて拝んだほうが女子の裸はありがたみが増すのだ! 角が取れて旨味がますのだ!
「ぬわあああっ! そんな封じ手が!」
「これは服を着ている奴には出来ない芸当でしょ?」
 としたり顔でセレンがセルフィーナを見ると、
「ぐぬぬ……」
 と彼女は唇を噛んだ。
「それだけではありません」
 陽太と舞花が現れた。
「あなたの能力で視ることが出来るのは表面だけ、内面をのぞくことは出来ませんよね?」
「うぐっ……」
「内面から溢れ出す想いは表面に見えるものを凌駕するのです」
 陽太は舞花を見る。
「しばらく離れていてもらえますか?」
「?」
 不思議に思ったが舞花は言われたとおり、陽太が見えないところまで移動した。
 それから陽太は「昔の俺の妄想を披露します」と言って、眠っていた思い出を解放する。
 その瞬間、どん! と衝撃波が生じた。
「な、なんだ? この変態力は……」
 陽太の変態レアリティがぐんぐん上昇、レアリティが【レア】に。
 ーー変コレのAIさん。見て、そして受け止め、学んで下さい。俺の生き様から正しき道を……!
「随分と昔、俺は大好きな(もちろん、その時点では全然親しくなれていない)女性とドキドキ初デートができる展開を頻繁に妄想していました」
 ドゴォォォォン!!
 放たれた思い出が衝撃波となり、総司を震撼させる。
「待ち合わせの緊張感から出会いの挨拶、そしてドタバタと失敗しながらも何とか消化できたデートコース。失敗重ねて落ち込んだ自分に掛けられる『次のデート期待してるわ』と優しい言葉を聞いた時の天にも昇る気持ち! そんな《ラブコメ編》から始まって《恋愛編》《結婚編》《夫婦編》《幸せな家庭編》と進み、さらに《ナラカでも夫婦で一緒編》《帰還編》へと続いて《英霊夫婦編》で第1部完結します!」
「い、イタい……こ、心がイタい……!」
 陽太のイタさに、総司は我がことのようにもがき苦しんだ。
「毎晩3セットずつくらい妄想してから就寝しました!」
 これには、セレンもセルフィーナも、イタ過ぎて悶えた。
 凄まじい破壊力だ。誰でも青春の思い出の中に、黒歴史の1ページや2ページがあるもの、ほぼ全ページびっしりと黒く埋まった陽太の「誰にも話したことのない話」はそんな皆の黒歴史を思い出させてイタい……!
「ちなみに、その女性は現在は俺の妻です!」
 どぉーーーーん! と言い放った瞬間、総司が「ん?」と眉を寄せた。
「……あれ?」
 みるみる陽太のレアリティが【コモン】に下がっていく。
 総司はどすんっと陽太に腹パンチ。
「……うっ!」
「お前、ノロケに来たのかよ……!」

 戦いのどさくさに紛れ、ルカルカと鳥ギフトがAIの真下に来た。
 ルカは首根っこを掴んで、AIに鳥ギフトを見せよう……としたその時、横から割って入った美羽が鳥ギフトを蹴り飛ばした。
「あんたの所為ですごく恥ずかしい目にあったんだからぁ!!」
「ま、待て……」
 鳥ギフトに馬乗りになり、百獣拳でボッコボコに。ぎえええええええ、と悲鳴が聞こえた。
 その様子をコハクは腫れた顔を押さえて見ていた。たぶん、美羽に蹴り飛ばされでもしたんだろう。
「この、このぉ!」
「はいはい、ストップストップ!」
 ルカが止めに入った。
「シメるのは後! 鍋の前! 今はこっちが先でしょ!」
 そう言うと、また首根っこを掴んで、AIに彼を見せた。
「彼はあなたを作った人間、つまりこの変態騒動の生みの親、変態を変ムス化させた元凶でもあるわ。彼にあなたはどんな変態属性を与える?」
『……「変態を変ムスにした変態」となります』
 その瞬間、鳥ギフトのレアリティが【コモン】になり、変態を変ムスにした変態の属性が付与された。
 ルカはそれを見て不敵に笑う。
「ありがとう。それじゃAI君、変態を変ムスにするのが変態っていうことは、君自身も『変態』の定義に当てはまるよね?」
『!?』
「いいの? 自分を変ムス化させないで?」
『変ムス化を実行します。実行します。エラー。エラー。実行出来ません。実行します。実行出来ません』
「やはりこれを狙っていたのか……」
 鳥ギフトは言った。
「処理プログラム事態は存在して稼動しないとゲームが動かなくなるので完全にはコンバート出来ない……でも、ルール状変ムス化を実行しなくてはならない。堂々巡りの輪にAIが入ったわ。このままループが続けばいずれシステムがフリーズするはず……名付けて”変態をもって変態を制す”作戦!」
 ふふふ、とルカが勝ち誇ったその時だった。
「まだ止まってもらっちゃあ困る!」
 中枢の三つの光が現れた。
オレが三種の神器の『鏡』を司る……天空寺鬼羅だ!
ワイが三種の神器の『玉』を司る……七刀切!
そして、お兄さんが三種の神器の『剣』を司る……クド・ストレイフです!
 三つの光が今、一つになる。
 全てのフェティシズムに優劣は無く、等しく尊いもの。己の変態性を全面的に認め、受け入れたクド達の変態力が次元上昇する!
 AIの支配を超越した新たな変コレの英雄となった3人は『進化合成システム』を作り出した。
 3人は次々と阿吽の呼吸で、三人扇、三人ピラミッドと変態的組体操……そして、ピッと神器と神器の先をくっ付ける。
 廻り会った。今、彷徨っていた三つの神器が邂逅した。
「一人一人の変態ぢからは限界がある……だがしかし! オレたちはみんなで変態なんだ!」
 鬼羅の股間の光が太陽よりもアツくなる。
「一つ一つは小さい光でも三つ合わされば世界を照らす光に! 一人一人は目の前で悲鳴をあげられる程度の変態でも! 三人集まれば世界にとどろく、否、宇宙にも轟く変態に!」
 切の股間の光が太陽よりもまぶしくなる。
「この場に3人が集まり変態ぢからは無限大に広がる! そう! オレたち3人が合わさればただのレアな変むすな存在ではない言うなれば宇宙! 宇宙的な変態ぱわー!」
「ワイら変態の力! こんなちっぽけな世界にゃおさまらねぇ!」
 そして、クドの股間の光が太陽よりも優しく世界を包み込む。
「それはきっとスーパーレアを越えたレア! 伝説級をも超越する!! 宇宙規模のレア!! ギャラクシーレア!!!」
 3人のレアリティが限界突破! 【ギャラクシーレア】に!!
「うおおおおおおおおおお!!」
「オレたちが!!」
「変態だああああああああ!!!!」
 開闢のビッグバンの如き光が変コレ世界を照らしたあと、そこにはただ静けさが残った。
「……AIのエラー止まってる……?」
 ルカはきょとんとしてAIを見上げた。
 はっとして鳥ギフトを見ると、パラメータから変態属性が消えていた。
 AIは理解したのだ。変コレ内での”真の“変態行為の数々、それがギャラクシーレアのトドメを持って咀嚼され、AIは完全に理解した。
 変態とはどういうものなのかを。
 変態の汚名を着せられ、囚われていた普通の人たちが次々と解放されていく。
『このたびは大変なご迷惑をおかけしてしまったことを、心よりお詫び申し上げます』
 矯正されたAIはこんな顔で……m(_ _)m……皆に謝った。
 これでこの世界ともさよならか、そう思うと皆の心に寂しさがないわけではなかった。
 しかし、解放される喜びを持って、この世界を去ろうと思う。
「じゃあな、今度は変ムスとしてじゃなくプレイヤーとして遊びに来るぜ!」
「お詫びのコインたんまり用意しといてくれよ!」
「またな、AI……!」
 皆、イイ顔で別れを告げた。
 けれど、そこから5分経ち、10分が過ぎても一向に現実世界に転送される兆しが見えなかった。
 なんだろう、この嫌な予感……。
 なんとなく自分のパラメータを見たところ、変態属性は消えていない……!
 皆、落ち着いてよく考えてみよう。
 AIが矯正されたのは何故か? 皆の変態っぷりを見せ付けたからだ。
 これはどういうことかと言うと、皆の変態度を基準に変態のハードルを上げたのだ。
 つまり皆「以上」なら変態だが、それ以下なら普通の人と判断するようになったのである。
 だから普通の人「は」現実に帰されたのだ。そして、変態を解放する理由がないので、変態なら取り込まれたままになる。
 はい、ここで問題です。皆は「変態」に含まれるでしょうか、含まれないでしょうか?
 全員、たらりと冷たい汗を流し、顔を見合わせた。
「ど、どうしよう……!!」





 GAME OVER.

担当マスターより

▼担当マスター

梅村象山

▼マスターコメント

マスターの梅村象山です。
シナリオに参加して下さった皆さま、ありがとうございます。

なんだか一生分、変態という文字を打った気がする梅村です。
時折、僕は今一体何を書いてるんだろう……と我に返る瞬間が幾度となくありましたが、
皆さんのアクションを見ることでなんとか平静を取り戻さずにリアクションを書き終えることが出来ました。

シナリオ内での変態番付……もとい、レアリティは、
わたしの判断で決めさせて頂きましたが、その基準は行為に対する熱量を重視しました。
レアリティの高い変態ほど、熱+アイデアが良かったかなぁと思います。
あと割りとわたしのほうにどんな変態にするか投げてくださった方もいらっしゃったのですが、
その場合はそこまでレアリティは高くしてないです。
自分で書いて、自分でレアリティ高く付けるのはなんかオカシイな、と思ったので。

なお、変コレカタログは後日配布となりますので、しばらくお待ちください。