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テスタ先生の研究成果

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テスタ先生の研究成果

リアクション


1.プラティコの暴走

「だ、誰か、それを止めてくださ――はうっ!」

 いつもは静寂なイルミンスール魔法学校に、アルティ・エスペリの悲鳴が響き渡った。

「テスタ先生・・・・・・とんでもないものを作ってくれましたねー。プラティコが大図書館に行ってしまったら大変! なんとか食い止めないと・・・・・・お願いしますぅ、誰か、装置を止めてくださいぃ!」

 最初にアルティ・エスペリの声を聞きつけたのは御陰 繭螺(みかげ・まゆら)だった。

「キミ、どうかしたの? 大きな声出してさ」

「ああ、御陰さん。聞いてくださいよぉ。テスタ・ヌオーブ先生が作った『プラティコ』が暴走してるんですぅ」

「ぷらてぃこ? なにそれ?」

「プラティコは、取り込んだ本を実体化する装置なんですぅ。といっても、料理のレシピ本を取り込んで、料理を作ってくれるというのが当初の目的だったんですけど・・・・・・なぜかどんな本でも取り込めるようになっちゃったんですよぉ・・・・・・」

「えええ、そ、それは大変なこと!」

「はい、だからプラティコを絶対に図書館に近づけちゃダメなんですぅ。もし、図書館に入ってしまったら、とんでもないことになります」

 そう話し合っている2人の横を、グィーーーーンと大音響を立てたプラティコが、ものすごい勢いで走ってきた。

 ガンッッッッッ!

「キャアアアアァァァァッ」

 プラティコは、御陰 繭螺に激突すると、そのまま廊下を走り去っていった。

「痛ーい。うーん、これはボクの手には負えないわね」

 パートナーのアシャンテ・グルームエッジ(あしゃんて・ぐるーむえっじ)は、心配そうに御陰 繭螺の顔をのぞき込む。

「繭螺、大丈夫?」

「私は大丈夫。それより、プラティコから図書館を守らないと! ねえ、アーちゃん、一緒にプラティコを捕まえてくれない?」

「そうね。私、こういった騒ぎが起こるのは好きじゃないわ。」

 騒ぎを好まないアシャンテ・グルームエッジは、心の中から生じてくる苛立ちを抑えながら、でも、繭螺のためと思い、事態を収束しようと決意した。

「ありがとう、アーちゃん」

 同じく、アシャンテのパートナーであるフェルセティア・フィントハーツ(ふぇるせてぃあ・ふぃんとはーつ)はといえば、こちらはのんびりと柔らかい日差しを受けて、ひなたぼっこを楽しんでいた。

「セティも手伝ってねっ!」

「ふにゃっ!? ビックリしたぁ・・・・・・え、装置を止めろって!? 面倒くさいなぁ・・・・・・シブシブ。でも、なんだかちょっと面白そうだし、うん、あたい手伝うよ」


「なんだか騒々しいけど、どうしたの?」

 騒ぎを聞きつけた水神 樹(みなかみ・いつき)秀真 かなみ(ほつま・かなみ)がアシャンテたちのところにやってきた。

「あ、樹。聞いてよ。実は、カクカクシカジカで・・・・・・」

「え!? それは大変。早く装置を壊さないと! 放っておいたらいろいろ面倒ごとがおきそうね。かなみ、行きましょう!」

 本心では『ちょっと面白そう』とは思ったものの、秩序の回復が優先とばかり、水神 樹は秀真 かなみと一緒に装置を追いかけることにした。

「海猫海賊団の名前を広めるチャンスだもん! あたしがんばる。」

 パラミタ大陸に来てから初めての出来事に遭遇した秀真 かなみは、愛用のアサルトカービンを携え、意気揚々と水神 樹に付いていった。


 知能派の朱宮 満夜(あけみや・まよ)は、水神 樹たちの会話を聞いて、考えていた。

「プラティコは、本が大量にある図書館をめざしているようですね・・・・・・ということは、むやみやたらに追いかけるより、図書館への道筋で待ち伏せしたほうがいいかも」

 これを聞いていたパートナーのミハエル・ローゼンブルグ(みはえる・ろーぜんぶるぐ)は、無茶だな・・・・・・と感じた。

 だが、いつも満夜と同じ行動になることはお約束だったので、満夜と一緒に図書館への経路上で、プラティコを待ち伏せすることにした。


 七瀬 瑠菜(ななせ・るな)は、みんなとは少し違う考えを持っていた。

「へぇー、料理の本から料理を作ってくれる装置なの? すごーい! でも、味の方はどうなのかな?」

 非常事態に呑気なことを言っているパートナーに、リチェル・フィアレット(りちぇる・ふぃあれっと)フィーニ・レウィシア(ふぃーに・れうぃしあ)も少々呆れ顔。

 でも、そこはさすがしっかり者の七瀬 瑠菜。
 困った人を見捨てられないという彼女の本分が、解決へのインスピレーションを刺激した。

「プラティコは暴走してるのよね。それに、かなり素早いみたいだし・・・・・・だったら、無理に捕まえようとしないほうがいいかも。逆に、いろいろな本を取りこませて、機械をオーバーヒートさせちゃった方が早いかもね?」

「さすがは瑠菜! あったまいい!」

 パートナーたちに誉められてニッコリ微笑んだ七瀬 瑠菜は、どこからかいろいろな本を持ってきた。

「さあ、いくわよ」

 そういうと、七瀬 瑠菜、リチェル・フィアレット、フィーニ・レウィシアの3人は、プラティコめざして走り出した。


 この騒ぎを聞いたグレゴリア・フローレンス(ぐれごりあ・ふろーれんす)は、頭に血を上らせていた。

「本を取り込んで実体化させるじゃと!? 本は読むものであって、喰うものではないわっ! まったく・・・・・・知識の扱い方を間違えた外道に目に物見せてくれようぞ!」

 グレゴリア・フローレンスに引っ張られる形でついてきたルイス・マーティン(るいす・まーてぃん)は『グレゴリアの本好きにもほどがある』と半ばあきれていたものの、実際にプラティコの暴走を見ると、事態を重くみてとった。

「プラティコか・・・・・・うーん、確かにイルミンスール図書館の質を考えると危険ですね。放っておいたら、パラミタが邪神の眷属に席巻されてしまうかも。これは、今のうちに抑えておきましょう。サクラ、ついてきてくれますね」

「ええ、もちろんです。闘わねば腕がサビつきますし・・・・・・少し頑張りましょうか! 最近は、主よりも英霊に付き合わされる事の方が多くなってきましたが・・・・・・ハァ・・・・・・ま、可愛いものです」

 サクラ・フォースター(さくら・ふぉーすたー)は、少しため息混じりながらも元気よく答えると、ルイスに従った。


※ ※ ※



 ガートルード・ハーレック(がーとるーど・はーれっく)は、一見すると大人の風貌をそなえているものの、実際の年齢は13歳で、まだまだ子供だ。

 この日もいつものように、キャリアOL風のスーツを着込んで、イルミンスール魔法学校にやってきた。

 ガートルードがこのような格好をするのは、自分が波羅蜜多実業の生徒であることをカムフラージュしつつ、なにか面白い話がないかと情報を集めるためだった。

「あら、なんだか楽しそうなことになりそうですね。本を実体化させるなんて、まるで夢のようだわ♪」

 そういうと、ガートルード・ハーレックは、おもむろにハンドバックから趣味のアニメ本を取り出すと、こっそり微笑んだ。

「このロボットを実体化させて・・・・・・」

 彼女は、漫画に登場するキャラクターをプラティコに取り込ませようと考えていたのだ。

 すると、ガートルードの横でいたずらっぽく声をあげているクロセル・ラインツァート(くろせる・らいんつぁーと)がやってきた。

「やあ、ガートルードさん。あなたも何かの実体化を考えてるんですか?」

「はい、私はロボットを出そうと思ってます。クロセルさんは?」

「え?・・・・・・それはちょっと・・・・・・女性の方に言うのはアレなんで・・・・・・」

 そう恥ずかしがったものの、お茶の間のヒーローを自称するクロセル・ラインツァートとしては「お約束」を守らないわけにはいかない。

 人々の切なる願いを聞き届けるのもお仕事の一つなのです。

 彼は、ガートルードから少し離れると途端に大きな声でこう言い放った。

「本を実体化できるとなれば、やることはひとつ! イルミンスールにおける人気ナンバーワンのグラビア写真集を取り込ませる以外にないっ! 全男子学生の夢を叶えるべく立ち上がろうではないですかッ!」

「え・・・・・・クロセル、なんか言った? なに、取り込んだ本を実体化させる装置だって? うん、ちょっとだけなら私用で使っても大丈夫だろう。私も世界のスイーツたちを実体化させてみたいから。みんなに分けてあげれば他人のために行動することにもなるしね」

 パートナーのマナ・ウィンスレット(まな・うぃんすれっと)は、クロセル・ラインツァートが思い描く「男子学生の夢」に全く気づいていない様子だ。

 それどころか、マナは甘味への誘惑に心奪われている。

 こうして、マナはクロセルと思惑をひとつにし、装置を捕獲することに決めたのだ。


 クロセル・ラインツァートと同じく、よろしからぬ考えでプラティコを捕獲しようと考えている、制服姿の男がいた。

 変熊 仮面(へんくま・かめん)だ。

 彼は、アルティにプラティコの逃げ先を聞き出すと、ニヤリと不適な笑いを浮かべた。

『本の中身を実体化できるだって!? ということは・・・・・・己の欲望を満たさんとする男たちよ! この事実を知って、おとなしく捕獲するという手はない!』

「変熊 仮面さん、どうしたんです? ひとりでニヤニヤして・・・・・・もしや、俺と同じようなことを考えて・・・・・・」

「シーッ、クロセル、みなまで言うな。いいか、よく聞け。健全な男子なら、願いはひとつ・・・・・・裸のアレだろ? 橋の下によく落ちてる雑誌の・・・・・・」

 そういうと、変熊 仮面は「超淫乱・・・・・・」と書かれた雑誌を取り出した。

「まずは俺からだ!」

 言うが早いか、変熊 仮面はプラティコを追って駆け出していった。

「うーん、どうも変熊さんは、俺の考えとは似て非なるものみたいですね。雑誌のタイトルはアレですが、表紙の絵にはなんだか筋骨隆々の男性が描かれていたみたいだし・・・・・・」

 走り去る変熊 仮面を見ながら、クロセル・ラインツァートは不思議そうにつぶやいていた。


※ ※ ※



 さて、イルミンスールでこのような騒動が起きていることも知らず、佐々木 弥十郎(ささき・やじゅうろう)は、パートナーの仁科 響(にしな・ひびき)熊谷 直実(くまがや・なおざね)を伴って、魔法学校にやってきた。

 佐々木 弥十郎は彼女に会いたくて、仁科 響は魔法学校の図書館に行くため、そして、熊谷のおっさんは、この地での見聞を広めるためと、それぞれの目的をもっての訪問だった。

 ところが、学校に来てみると、なにやら騒然としている。
 どうやら、彼らも騒動の圏外でのんびり、というわけにはいかないようだ。

「やれやれ、いつも男の子の格好で肩凝りがひどいから、今日くらいは久しぶりに図書館でゆっくり本でも読もうと思っていたのに・・・・・・これじゃあせっかくのオフがパーじゃないか!」

 思惑を外された仁科 響は、かなり腹を立てている様子だ。

 そんな仁科にはお構いなく、熊谷のおっさんはのんびりしたもんだ。

 彼は、どこからか持ってきた武器の本を手に取りながら、物珍しそうにつぶやいている。

「ほほぅ、ここには銃という武器があるのか。俺の時代にはこんなのはなかった。進歩したもんだなぁ」

「なにをぶつぶついってるの? さあ、貴公も装置の捕獲作戦に加わるのだ」

 仁科 響にこういわれた熊谷殿はパートナーに向き直り、3人で捕獲の作戦会議を始めた。


「みんないろいろ考えているんだねぇ」

 こう感心しているのは、小柄で色白の少年、清泉 北都(いずみ・ほくと)だ。

「ねえアキラ、僕思うんだけど・・・・・・このプラティコって装置、上手く使えば役に立つ道具だと思うんだよ。例えば、敵をかく乱させるための幻影を作製するとかさ」

「幻影か、それいいかもな」

 パートナーの白銀 昶(しろがね・あきら)は、北都の提案にピンときたようだ。

「うん、折角作ったものだしね。でも、あそこにいる仮面の人達からは、なにかしら邪まな気配を感じるし・・・・・・プラティコが悪用されるようなら壊すのも止むを得ないかもねぇ、アキラ」

「北都、オレはおまえに協力するぜ。オレは本なんて持ってないから、囮はできないけど、それ以外のことなら任せろよ」

「うん、ありがとう。あ、ちなみに僕自身はよこしまな考えは持ってないからね。そういうの、あんまり興味ないし・・・・・・人体の構造なら本で読んだし、個人差はあっても基本は変わらないでしょ? というか、彼らは寂しい人たちだね。だって彼女とかいれば必要ないし・・・・・・ま、やってみるのは止めないけどねぇ」

 こういうと、清泉 北都は、仮面の方々に、フッと憐れみの視線を送っていた。

 そこへ、プリーストの葉 風恒(しょう・ふうこう)があらわれた。

「やあ、あなたたちも装置を捕獲するんだね。僕も『本の中身を具現化する装置がある』と聞いて飛んできましたよ。本の虫としては、知的好奇心がそそられるしね」

 葉 風恒にとって、プラティコは純粋に知識追求の対象であり、装置を壊したり止めたりするつもりは毛頭ないようだ。

 ただ、私的利用という意味での「捕獲」はアリだと思っているのだ・・・・・・。

 これを聞いていた八神 誠一(やがみ・せいいち)は、葉 風恒に近寄ってきた。

「葉さん、あの装置を捕まえるには、やはり囮の本を使うのが一番だねぇ。プラティコが囮の本を取り込んでいる間に捕まえるのさ」

「なるほど、八神さん、頭いいね!」

「えへへ、ありがとう。じゃあオフィーリアさん、早速囮の本を集めようよ」

 そういうと、八神 誠一はパートナーのオフィーリア・ペトレイアス(おふぃーりあ・ぺとれいあす)と連れ立って、本の確保に向かった。

 2人は「一冊でも多いほうがいい」と、手当たり次第に本を集めているのだが、どうも八神 誠一のほうは、特定の本を選んでいるようだ。

 彼が選んでいるのは、姿隠しのアイテムを実体化させるための書物だった。

『えへへ、これがあれば、昼寝のとき、安心して眠れるからね・・・・・・実体化したら、こっそり失敬しちゃおう』

「誠一、なんか言った?」

「いやいやいや、なんでもないよ。さあ、オフィーリアさん、本も集まったことだし、装置のところへ行こう」


※ ※ ※



 さて、破壊派、捕獲派と続いたら、次に来るのは実験派だろう!?

 取り込んだ本を実体化できると聞いて、自分の実験に使いたいと思う人間は少なくないはずだ。

 そんな思いを持っているのが、チャレンジ精神旺盛な鳥羽 寛太(とば・かんた)だ。

「うわぁ、なんだか楽しそうな装置ですね。危ないからといって壊したり捕まえようとする人たちがいるようだけど、それはもったいないです。カーラ、ここはいろんな本を取り込ませて、実験してみましょう」

 これを聞いた、パートナーのカーラ・シルバ(かーら・しるば)は、銀色の瞳を少しだけ細めて、黙ってうなずいた。
 カーラとしても、実験に異存はないようだ。

 鳥羽 寛太たちと同じく、実験での活用に燃えているのが、赤い髪のメイド娘、朝野 未沙(あさの・みさ)だ。

「うふふ、面白そうな機械ね。うん、元祖マッドサイエンティストは伊達じゃないもん! テスタ先生の作ったこんな役に立つ装置、ぜひ実験に使わせてもらわないと」

「え、テスタ先生だって?」

 朝野 未沙の言葉を聞いて、絹屋 シロ(きぬや・しろ)が反応した。

「そうよ、絹屋さん。テスタ先生は偉大な発明をしたのよ。なんといったって、本の中身を実体化できる装置を作ったんだから!」

「え、それは本当ですか? 私はかねがね高名なテスタ先生にお会いしたいと思い、はるばる列車に揺られてここまでやってきたのです。いつもはメカに囲まれた生活をしていたものでして、魔法というものをこの目で確かめたいと思いましてね・・・・・・それに、このイルミンスールで、友達を作りたいとも考えてましたので、こうやってお話できてうれしいですよ。朝野さん、今後ともよろしくお願いしますね」

「ええ、こちらこそ」

 仲良くなった朝野 未沙と絹屋 シロのところに、もうひとり、夜薙 綾香(やなぎ・あやか)があらわれた。

「私も、その装置で実験したいと思っているのだよ。なんだか面白そうなのでね・・・・・・私は、ここに本を借りに来ただけなんだが、面白い騒動に出くわしたものだ。これは、いろいろ試してみたいものだな」

 夜薙 綾のパートナー、メーガス・オブ・ナイトメア(めーがす・ないとめあ)も、赤い瞳を輝かせて同調していた。

「おお、確かにこれは面白いな。我は自由帳に書いたものでも実体化できるかどうかを試してみたいぞ。それができるなら・・・・・・ふふふ・・・・・・」

 楽しそうに実験結果を思い描く夜薙 綾とメーガス・オブ・ナイトメアを見ていたマシュ・ペトリファイア(ましゅ・ぺとりふぁいあ)は、自分も! とばかり、話に加わった。

「おふたりとも、ずいぶんと嬉しそうですねぇ。自由帳には何が書いてあるんでしょう? 気になります・・・・・・え? 君は何を実体化させたいのかって? うーん、石化効果にこだわる俺としては、やはりコカトリスを召喚したいものですね。そして、俺自身の使い魔獣にしようかな」

 実験派も、それぞれの思惑があるようだ。


※ ※ ※



 一方、破壊にも捕獲にも、そして実験にも興味のない「男」がいた。

 外見は妖艶な美女ながら、その実態は男性という、ローグのヴェルチェ・クライウォルフ(う゛ぇるちぇ・くらいうぉるふ)だ。

 「彼」は、さすが波羅蜜多実業の生徒。プラティコの使い道も「お金儲け」と割り切っている。

 そもそも、出稼ぎという名のカツアゲと詐欺が目的で、イルミンスール魔法学校を訪れていたヴェルチェとしては、本当に本の内容が実体化するのなら・・・・・・と脳内で夢を広げていたところだ。

「プラティコ! これは、持ち帰って金儲けに利用するわよ。ヒャッハー!」

と、パラ実の決め台詞を吐いて、意気込んでいた。