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リアクション
一時間後 レティーシア家 私設ドック
その時は存外に早く訪れた。
警報が鳴り響き、敵襲を知らせる。
「この忙しい時に面倒なことを! 私も迅竜の方に回るわ。みんなは迎撃を。この改修が終われば一気に状況を覆せるから……もう少しだけがんばって!」
整備区画へと駆けつけてくるパイロット達を勇気づけるべく、イーリャは折れぬ強さをことさら見せて言った。
それに応えるように、次々に機体が出撃していく。
質、量ともに敵は圧倒的だ。
だがそれでも、イーリャに悲壮感はなかった。
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